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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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ハードボイルド×ミステリーの名作  マーガレット・ミラー著 黒原敏行 訳 「まるで天使のような」 
「まるで天使のような」

マーガレット・ミラー 著
黒原敏行 訳


ハードボイルドの味わいがありながら、ミステリーの醍醐味も味わえる名作。






冒頭から一気に物語にひきこまれる。

カジノで有り金全部をすったクイン。
知り合った男に、友人のいる町まで乗せてもらうはずが、
目的地の途中の、それも誰もいない山奥で車を下ろされる。
仕方なく近くにあるという「塔」に助けを求める。
そこは文明を嫌い、人里離れて共同生活を送る新興宗教の施設だった。
水と食べ物を与えられ、「祝福の修道女」に親切にされるクイン。
「祝福の修道女」はクインにとある人について調べてほしいと依頼する。
その男の名は「パトリック・オゴーマン」
早速、クインはオゴーマンについて調べ始めると、
数年前に交通事故に遭い、失踪していることがわかる。

このあらすじだけでも、結構興味をそそられると思うが、
実際読むとそれ以上に没頭してしまった。

展開が早いし、文章も読みやすいし、心地いい。
会話の受け答えもしゃれている。
前半は、オゴーマンについて調べるクインのまわりで、
いろいろと起きて目が離せなくなる。
深い闇の中を探検調査するときのような、
不安でありながらも何かを期待しているような、
そんな感じ。

後半は、調査で会った人やわかった事実から、
クインがいろいろと推察している様子が描かれる。

クインがオゴーマンについて調べる小さな町、チコーテ。
油田での労働者が大半で、さびれている田舎町。
できることならば別の町に行きたいが、
仕方なくここで生活を送っている人々。
田舎ならではの閉鎖的で、陰鬱な感じがよくわかる。
どうにもならない人生から抜け出そうと考えるが、
日々の生活でそのことを直視せずにいる。

読了後、振り返ると、
日常からどうにか抜け出そうとしたオゴーマンの心情が
じんわりと伝わってくるように思った。


元々探偵をしていたというクインだが、
鋭い嗅覚で事件と事件、人と人を結びつける様子をみると、
カジノで金を全部なくし、
人里離れた山奥に放置されるような荒んだ生活をしていたとは思えない。

印象に残ったのは、
クインがオゴーマンの妻のマーサを探してキャンプ場に行き、
事件についてだけだなく、いろいろと話すところ。
会話をしながら、互いに探り合い、
二人の関係が徐々に変化する様子が、
生々しく描かれていると思った。

ラストの数行にはもちろん驚いたが、
それを加味しなくても十分に楽しませてくれる一冊だと思った。











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テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

翻訳本 | 21:23:11 | Trackback(0) | Comments(0)
社長の新車のオープンカーで気ままにドライブに出かけると・・・。   セバスチアン・ジャプリゾ 著 「新車の中の女」
「新車の中の女」
セバスチアン・ジャプリゾ 著

上司の車を無断で乗り回したら、不思議なことが起こり始めて・・・。
傑作ミステリーの新訳。






著者はミステリーファンの間では結構有名な作家とのこと。
失礼ながら今回初めて知りました。
とはいえ、さすがに傑作と言われるだけあって、
読み応えのある作品でした。

本書は60年代に翻訳されたフランスの作品の新訳です。
まったく時代を感じさせない内容で十分に堪能しました。

冒頭、著者のインタビューの簡単な内容が載っています。
読み終わるとわかりますが、話をじっくりと作りこみ、
読者を楽しませようとする作家の企みがすでに始まっていたと感じました。


広告代理店で働く若い女ダニー。
ガソリンスタンドのトイレで気が付くところから物語は始まります。
そこから、ダニーの語りで、これまでの経緯が語られます。
ここが結構長く感じて、ちょっとうんざりするんですが、
あとから考えると、何ともうまいと感じてしまいました。
語り手のダニーの人となりがよくわかるし、
現在の状況が徐々に明らかになる。

物語はこんな感じ。
広告代理店に勤めているダニー。
ある日、社長から徹夜のタイプの仕事をたのまれ、
その後、空港まで社長の自家用のオープンカーで送ってくれと言われる。
空港まで社長一家を送り届けたあと、
ダニーの中の悪魔がささやく。
このまま車を借りて海までドライブしても社長は気づかないだろう・・・と。
かくしてダニーは、真っ白なスーツでセレブを気取り、
自由気ままなドライブに出発する。

しかし行く先々で不思議なことが起こる。
立ち寄ったガソリンスタンドのトイレで誰かに襲われ、
左手を痛めてしまう。
そしてそこにいた男たちに昨日もここに来ただろうといわれる。
服も同じ、車も同じ。間違いなくダニーだったと。
仕事のあとで徹夜をしていたダニーだからそんなはずはないと否定するが、
その後にも警官やホテルでも昨日も来たと言われて、
わけがわからなくなるダニー。

これはだれかの企みなのか、
それともダニー本人がなにか問題を抱えているのか。
読者はダニーと一緒に疑心暗鬼の渦の中に巻き込まれる。

ダニーの心も大きくゆれるが、
さらにダニーを混乱に陥れることが起きる。
車のトランクから見知らぬ男の死体が出てくるのだ。

あらすじだけ読むとちょっと荒唐無稽って思ってしまうが、
孤児院で世話してくれた今はもういない、
ママン・シュップ院長先生と会話ややりとりをしたりする、
ちょっと変わっているダニーの語りだから、
ぐいぐいと惹きこまれて読み進んでしまう。

ラストは読者の期待どおり(?)の結末で、
すべての謎がとける。
(若干、説明しすぎているような気もするが・・・)

セレブや少し上級の生活にあこがれている女の気持ちが、
すごくよくわかるので、ダニーに共感できるところが多々あった。
それは現代の女にも通ずるものだと思う。
だからまったく古さを感じさせない。

さまざまなフランスの町が出てくる
フランスの土地勘があればもっと楽しめるのではないかと感じたが
最初から最後まで著者の企み楽しませてもらいました。
ぜひ、他の作品も読みたいです。










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翻訳本 | 21:39:45 | Trackback(0) | Comments(0)
ドイツの小村の森で発見されて死体。腹が切り裂かれ、胎児が消えていた。 「漆黒の森」 ペトラ・ブッシュ 著  酒寄進一 訳
「漆黒の森」
ペトラ・ブッシュ 著
酒寄 進一 訳


ドイツの小村の森で見つかる若い女の死体。
遺体の腹は切り裂かれ、妊娠中だった胎児が抜き取られていた・・・・。
暗くて悲しい、ドイツミステリー。

漆黒の森 (創元推理文庫)漆黒の森 (創元推理文庫)
(2015/02/13)
ペトラ・ブッシュ

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物語は、若い女の死体の発見から始まる。
発見したのは、トレッキングのガイドブック執筆のために、
森に分け入っていた編集者のハンナ。

その後、通報を受けてやってくる捜査責任者で、
主任警部のモーリッツ。

モーリッツの捜査の様子を基本に、
話が進むが、ハンナが所々で登場して、
捜査を妨害されたと感じたモーリッツをいらだたせる。

モーリッツとハンナのそれぞれの人生が、
少しづつ語られて、
捜査の進展とともに
二人が抱える事情が分かってくる。
そして二人の関係や距離が、
徐々に変化していく。

できればこの二人の関係をもっと描いてほしかった。
ハンナがもっと捜査に絡んで来たらおもろくなったかな・・・、
と少し物足りなかった。

死体を発見した後にも、
村に滞在していたのだから、
勝手に真相を探ろうと動き回ってもよかった。

家族の秘密とか村の伝説とか、
隠されていた暗い過去が明らかになる感じが、
横溝正史の作品をイメージさせた。

殺された女、エリーザベトの両親、兄、弟、義理の姉、
幼馴じみの男、その妻、親友の女。
限られた人間関係の中で話は進んでいくが、
それぞれの人物の形があまり浮き上がってこなかったのが残念。
支配的で弟ばかりを溺愛する母と、
その母に従順な父。
その関係はなかなかよかったと思うが、
そのほかの親子関係や幼馴染の関係、
親友の関係があまり書ききれていないように思った。

真相が明らかになっても、
あまりしっくりくる感じはしなかった。

特別な埋葬法とか、知らなかったことが書かれているところは
興味深かったが、
自閉症とか、サヴァン症候群とか、
どこかで見たような印象。

真相が明らかになるまでの記述が長すぎるし、
事件の発端となった時代の回想とか記述が
もう少しあってもよかった。
全体的にバランスが悪く感じた。

小村の閉鎖的で排他的な共同体の中で、
事件の真相を追い求めるモーリッツの姿には、
惹きこまれるものがあった。

飲み屋のマスターや老婦人など、
もっと物語に絡ませると魅力が出ていたんじゃないかと
想像しながら読み終えた。


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翻訳本 | 12:50:16 | Trackback(0) | Comments(0)
老女の殺人の疑いをかけられる看護婦  「偽証裁判」 アン・ペリー著
「偽証裁判」
アン・ペリー 著

看護婦が巻き込まれる名家の殺人事件。


偽証裁判〈上〉 (創元推理文庫)偽証裁判〈上〉 (創元推理文庫)
(2015/01/29)
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期待が過ぎたためか、あまり面白いとは思えなかった。
物語は、興味をそそられる展開なのだが。

娘の結婚式のためにロンドン行きを計画する名家の老婦人。
持病があるため、付添として短期に雇われた看護婦のへスター。
当日、指示通りに、夜、婦人に投薬を済ませ、
夜行列車で向い合せで眠りにつくへスター。
翌日、起きると、老婦人は冷たくなっていた。
単純に病死に思えたが、へスターのカバンには、
前日、老婦人が持参しなかったと言っていた、
お気に入りの高価な宝石が紛れ込んでいた。

この後、へスターの友人の弁護士と私立探偵が、
ヘスターの無実を証明しようと奮闘する。

実に面白そうな話なのだが、
あまりにも展開が遅くて、少し読むのに疲れてしまった。

良く言えば丁寧に書かれている。
悪く言えばテンポが悪く、展開が遅い。

率直な感想は、後者。
老婦人の死ぬまでが長いし、
構成も時間軸もまっすぐなので、間延びして感じた。

後々重要になるだろうことはわかるのだが、
ヘスターが初めて家に行った時のことがやたらじっくりと描かれている。

とは言いつつ、惹きこまれてしまうところもある。
家族のそれぞれ人の謎の部分が判明するところは、
とても興味深く読んだ。

また当時の時代のイギリスの生活や、
近代化や文明化の社会の雰囲気と
そのしわ寄せを受ける底辺の人たちが
ちらっと登場するところなんかはとても面白かった。

後半、法廷の場面が登場するが、
想像以上には盛り上がりがなかった。
てっきり白熱のやりとりがあって、
意外な真実がわかるのかと思いきや・・・。
裁判の結末もなんと言うか・・・・。


結末に名家の家業の秘密が明らかになるところは、
読みどころで興奮した。


構成や展開はもっと工夫があってもいいかなと思うが、
情景や心情の描写はすばらしいところがあり、
単純に惹きこまれた。



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(2015/01/29)
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翻訳本 | 23:18:26 | Trackback(0) | Comments(0)
キャサリン・ダンス シリーズ、第3弾。 ジェフリー・ディーヴァー著「シャドウ・ストーカー」
「シャドウ・ストーカー」
ジェフリー・ディーヴァー著
池田真紀子訳


キネクシスの捜査官、キャサリン・ダンスが活躍するシリーズ第3弾。
若手人気歌手に近づいてくるストーカーの事件を解決します。



シャドウ・ストーカーシャドウ・ストーカー
(2013/10/15)
ジェフリー ディーヴァー

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しぐさや視線など微妙な人の動きに注目して嘘を見破る、キネクシスの達人、
キャサリン・ダンス捜査官。

今作は、休暇中のダンスが友人で、
人気カントリー歌手のケイリー・タウンの周りで起こる事件を捜査する。

休暇を利用して趣味の音楽のために、
フレズノという街を訪れているダンス。
そのフレズノでコンサートを予定していたケイリー・タウンの信頼するスタッフの一人が
コンサート会場で死体で発見される。

以前からケイリーをつけまわし、
一方的な感情を書いたメールを送りつけていたストーカーの男が
前日にケイリーたちが立ち寄ったレストランに現れ、
激やせした姿でケイリーに親しげに話しかけて、
スタッフに追い返されていた。
当局はその男を署に同行して事情聴取し、
強引に逮捕する。
事情聴取の様子を見ていたダンスの反対を押し切って・・・。

その後もケイリーの周りで事件がつづく。
犯人はストーカーなのか。
それとも別の誰かなのか。
後半までなかなか判断がつかず、
読んでいる方も一緒にドキドキさせられる。

ケイリー・タウンは、2世スターで、
父親のビショップ・タウンもかつて人気のカントリー歌手という設定。
勝手に実際のカントリー歌手、マイリー・マイラスをイメージに、
物語を読んだ。

日曜日から金曜日の6日間の物語。
一日一日が濃密で、ものすごい緊迫感。
しかもこのストーカーの男がとても賢くて、
捜査陣を逆に不当逮捕で訴えてくるので、
翻弄されるもどかしさも加わり、
どんどん先が読みたくなりページが進む。

責任者が捜査から外れることになり、
ダンスが事件を引き継ぐことになるが、
捜査は難航する。

そんな中、意外な形で捜査が進展するが・・・。

いわゆるアウェイの状態で捜査に奮闘するダンスが
何とも新鮮で応援しながら呼んだ。

ところどころにはさまれるカントリー音楽や、
音楽の発展の歴史も読みどころで興味深かった。

心のうちを読み取れないストーカーにキネクシスの技術が
あまり通用しないので、ダンスの事件は犯人側の思うとおりに経過する。

ジェフリー・ディーヴァーのもうひとつのシリーズのキャラクター、
リンカーン・ライムも登場して、
ダンスを手助けするので、
ディーヴァーファンはたまらない。

相変わらず、結末は一筋縄ではいかない。
ドンデン返しがまっているのそこでも楽しませてくれる。

残りのページ数を考えるとまだ何かあると身構えてしまうが、
それでも十分楽しませてもらった。
とことん読者を楽しませようという著者の心意気がわかる。

さらに今作に登場するケイリー・タウンの架空の曲の詩が巻末に載っていて、
曲がネット上で聴けるというサービスぶり。

極上のエンタテイメントに大満足でした。



シャドウ・ストーカーシャドウ・ストーカー
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翻訳本 | 23:52:50 | Trackback(0) | Comments(0)
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