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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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ブッカー賞受賞作家の新たな傑作  カズオ・イシグロ著「わたしを離さないで」
ブッカー賞、といえばイギリスでもっとも権威のある文学賞。

日の名残り」でその賞を受賞したのが、日系のイギリス人作家、カズオ・イシグロです。

各国で、新たな傑作の誕生と話題になっているイシグロの新作を今日はご紹介。

カズオ・イシグロ
わたしを離さないでです。

わたしを離さないで わたしを離さないで
カズオ イシグロ (2006/04/22)
早川書房
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物語は、31歳の介護人、キャシーの回想で語られています。
幼い頃、施設「ヘールシャム」で暮らしていたキャシー。
その頃の思い出と、友人のルースやトミー、そして、保護官の先生たちとの出来事が繊細なタッチで綴られていきます。

この、施設が一体どういうものなのか。
読者は、なんとなくはつかめるが、そこにある、独特の雰囲気、物悲しい空気に何か違和感を感じながら、物語に引き込まれていきます。

キャシー達は、どういう境遇の子供たちなのか。
読みすすめるうちに、驚愕の事実が次第に明らかになっていく。

この設定が、書評では、まず話題の中心になっている。
(SFチックだという感じ・・・・・)

でも、俺は、その設定よりも、著者の表現の的確さや緻密さに感動しました。

誰にでもある、友達との感情の縺れや勘違い。
それらの出来事を丹念に描き、その心の襞の一つ一つを丁寧に描いている。
そして、その、比喩のセンスの良さ。
ほんとに読んでいて、キャシーの心の揺れをどんなに些細なことでも、
しっかりと表現している所に、この作家の偉大さを実感した。

それから、そのテーマの奥深いこと。

もし、はじめから終わりがわかっていたとしたら、その人生は生きるべき価値があるのか。

そして、
どういう風に生きていけばいいのか。
つかの間の希望や目の前の目標を頼りに、生活できるだろうか。

将来に、まったく向上する可能性がないと分かっていながら・・・。

それから、翻って、一般の人生を考えてしまう。どう生きるべきかを。
可能性が残されているのだから・・・。

文学の奥深さをまざまざと見せつける、とても重厚な一冊。絶賛される理由に納得。

オススメです。

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テーマ:オススメ本 - ジャンル:小説・文学

翻訳本 | 21:26:33 | Trackback(4) | Comments(9)
コメント
はじめまして♪
TBいらっしゃいませでした~。
こちらからも返させて頂きました。

やられたと思うと同時に,深く考えさせられる本でした。
"Never Let Me Go"はお聴きになられましたか?
わたしはこの曲を知って,ますますこの本にのめり込みました。

作家への興味も尽きないのですが、まだ,この本の魔法にかかっています。
ほかの作品はもう少したたないと開けそうにありません。
2006-08-09 水 21:51:41 | URL | ヤヤー [編集]
TB&コメント ありがとうございます
>ヤヤーさん

曲はまだ、聴いていないです。ぜひ聞きたいですね。
この作家のほかの作品も読んでみたいと思います。
2006-08-09 水 22:13:01 | URL | タウム [編集]
TBありがとうございました。この人は「日の名残利」を読んだだけですがなかなかの人ですね。
2006-08-09 水 22:51:09 | URL | saheizi-inokori [編集]
TBありがとうございます。
ブッカー賞といえばちょうど今、2005年度の受賞作、John Banvilleの“The Sea”を読んでいます。
「わたしを離さないで」も、受賞した「日の名残り」に勝るとも劣らない傑作、どちらも好きです。
2006-08-11 金 21:52:11 | URL | nlwf [編集]
コメント ありがとうございます
>John Banvilleの“The Sea”

もしかして原文で読んでいるんですか、すごい・・・。
この本のあまりの素晴らしさに、感動が日に日に増していきます。
「日の名残り」、必ず読みたいと思います。
2006-08-12 土 20:36:36 | URL | タウム [編集]
カズオ・イシグロの世界
「日の名残り」でカズオ・イシグロの作品に魅せられました。
この作品も、なかなかよさそうですね。
ぜひ読んでみようと思います。
2006-08-18 金 22:42:10 | URL | honyomi-world [編集]
コメント ありがとうございます
>honyomi-worldさん

ぜひオススメです。
俺も「日の名残り」は未読なので、ぜひとも読みますよ。
2006-08-23 水 10:17:04 | URL | タウム [編集]
はじめまして
はじめまして、じっちゃんです。

私も本の紹介を中心としたブログ「じっちゃんの誤読日記」をやってまして、その中で『私を離さないで』も紹介してます。ご一読いただけるとうれしです。

※先ほどTBを試みたのですが、うまく行きませんでした。
2006-10-01 日 09:48:37 | URL | じっちゃん [編集]
コメント ありがとうございます
>じっちゃん

訪問ありがとうございます。
ブログ、参考にさせていただきます。
2006-10-04 水 00:31:23 | URL | タウム [編集]
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