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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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それでも小泉支持するの? 小林よしのり著「新ゴーマニズム宣言15 中流絶滅」
小林よしのり(よしりん)の「ゴーマニズム宣言」(ゴー宣)。
出会ったのはもう10年くらい前。
世の中がオウム真理教の事件で騒がしい時だった。

それ以来、あらゆることで、俺の思想の基礎になったきたこの名作シリーズ。
あまりにも、愛着が深すぎて取り上げるのにちょっとためらったが・・・。

というわけで、今日は満を持して取り上げる、
新 ゴーマニズム宣言 15
    中流絶滅」
です。

新・ゴーマニズム宣言〈15〉中流絶滅 新・ゴーマニズム宣言〈15〉中流絶滅
小林 よしのり (2006/06)
小学館
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漫画だからって、物事を分かりやすく噛み砕くだけのよくあるような本じゃないよ。
だって、この本を読むとどっと疲れる。
考えながら読まないといけないから・・・・・。
それだけに、文字だけの本より内容はギッシリ詰まっている。
 
日ごろ感じたことをダラダラと漫画にしているわけではない。
著者のよしりんの感情や考えをもとにそれをちゃんと思想といえるレベルまで練り上げている。

俺は、数多いる評論家やコメンテーターよりもよしりんのことを誰よりも信じている。
妄信はいけないけど、それにはちゃんと理由がある。
だって、10年の蓄積があるから・・・・・。

まず、オウム真理教
弁護士一家が忽然と姿を消した事件。
家には、オウム信者がつけるバッジが落ちていた。
よしりんはそのとき、臆せず、「まず、オウム真理教を疑うべき」と漫画で描いた。

何か怪しいとしかみんな思っていなかったときに、はっきりそこまで言った人は他にはいなかったよ。
(それが、原因でオウムから命を狙われることになるんだけど・・・)

それから、薬害エイズ問題
これは、マスコミが騒ぎ出す一年前から被害の惨状を漫画で描き、最終的には当時の厚生省にテロでも起こす勢いだった。
その後、被害者支援団体との軋轢やその支援運動を描いたりして、物事が単純にいかないことを学んだ。
(支援団体が左翼的な思想を持ち、本来の薬害エイズ支援の運動からかけ離れ、日本の戦争責任を追及する運動をはじめたり・・・)

その後に、「従軍慰安婦」問題を描く。
さすがにこのときは、俺もやばいと思った。
「ゴー宣」ファンをやめようと思ったね。
だって、日本人があんなひどいことをしたのに、日本に責任はあるのかって問題提起してたから・・・。

「いくらなんでも、よしりんひどいよ」

でも、ひどいのは俺のほうだった。
「従軍慰安婦」って聞いただけで、漠然と日本人が悪いことをしたと考え、何も真実を知らなかったのだ。当時のマスコミの報道を見て、戦時中の日本人を悪者扱いしていたのだ。
知れば知るほど、いかに本当のことが語られていないか、テレビがいい加減なのか、信用できないかを思い知った。
「従軍慰安婦」って言葉も存在してないし・・。
悲しい思いをした人は、日本にも朝鮮にもいただろうけど、日本に国として責任があるかと聞かれたら、やっぱ、責任はないと、今は言える。
これも、当時は、一部の保守論壇で語られているだけで、一般的ではなかった。
各方面からの反発は相当だったよ。

深夜テレビで、福岡の市民団体と討論していたのを今でも鮮明に覚えているよ。
いかにも、心の優しそうな市民団体の人、3人に極悪人みたいに扱われている画面の中のよしりんを心から応援したね。

それから、日本中に波紋を広げた名著新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論 / 小林 よしのりへと続いていく。


いやー、長くなりましたが、ココからが本の感想です。

テーマは、小泉政権がいかに間違っているか。
靖国神社に参拝して、いかにも日本の伝統を守っているというイメージを抱かせつつ、「改革」というキーワードで世の中をもっと良くしてくれると思わせる。

大事なのはイメージなんですよ、皆さん。(←誰だよ)
このイメージ戦略、昨年の選挙のときにPR会社を使ってしっかり利用しています。有権者を誘導する、その詳しい自民党の手法も描かれています。
この辺はほんと、テレビばかり見ている人や小泉に関心がある人をピンポイントに狙って、PRしていて驚くと同時に腹立つよ。

実際、イメージばかりでこの人、大して成果は上げてないからね。
郵政民営化。
何年か後に、民営化したのをみんな後悔するね。絶対。

そのほか、実施する政策のほとんどがアメリカに脅されてやっている。
地域も、社会も、経済も、アメリカが要求しているように改造しているだけなんだから・・・。

読んでみてよ。
ほんと、腹立つから。

アメリカにかぶれきった大学教授を引っ張って大臣にしたけど、あの人も同罪だね。

この5年くらいで、多くの日本的がモノが小泉・竹中によって壊された。
前より世の中が良くなったと思う人、いる?
いないでしょ。

「改革」はいいことのように扱われているが、実際は、しっかりと物事を改革するのは至難の業だよ。ほとんどの改革は、間違っているか、失敗に終わる。
逆に、何を変えないか、何を残すかを考えるほうが重要なのに。

でも、どれだけ不満を言ってもしょうがないよ。
どれだけ税金を上げられようが、アメリカの汚れた牛肉を輸入再開されようが、イラクに自衛隊を派遣されようが・・・・。

だって、この総理大臣を支持したのは国民なんだから・・。
忘れてるかも知れないけど、多くの人は自民党に投票したんだよ・・・。
(俺は違うところに投票したけど・・・・)

立場が違う人も、未だよしりんの世界を体験してない人もぜひ読んでみてください。
何かしら、発見があるはず・・・・。

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小林よしのり | 00:38:02 | Trackback(0) | Comments(4)
コメント
TBありがとうございます。今「靖国論」を読み終わりましたが、感想は微妙です。さかのぼって「戦争論」をきちんと読まなければ、諸手をあげて賛成!とはいえない状態です。ちょっと日本よりすぎるかな。でも発行当時の自虐思考一本槍の状況に反撃するにはちょうど良い内容だったのかな。

>大事なのはイメージなんですよ
同感です。マスコミを通じて僕たちはわかり易く感情に訴えてくる事だけを鮮烈にイメージとして植えつけられてしまう。その事実に関してのいろんな側面を考えをもせずに。
無知は重罪ですよね。この本読んでほんとに勉強不足の自分が恥ずかしくなりました。

今回の天皇のメモについてのニュースもタイミング良過ぎますよね。
靖国参拝にタイミングを合わせた世論の扇動ですか?
ほんと何が正しいのやら。自分で見極めるしかないですね。

2006-07-23 日 20:17:53 | URL | minyoru [編集]
>minyoruさん

コメントありがとうございます。

マンションの強度偽装も、JR西日本の脱線も、ホリエモンや村上の逮捕も、小泉・竹中の規制緩和、改革路線が間違っている証だと思うのですが・・・。
プレスリーの家で、モノマネして回りから失笑されるようなパフォーマンスだけの総理大臣。
とても支持する気になれないですけど、いまだ人気ですよね。

国民が熱狂するリーダーは、やっぱり危険なんですね。
2006-07-24 月 01:09:38 | URL | タウム [編集]
すばらしい
「本読め」
かなりいかすタイトルですな。
素晴らしいです。
2006-07-24 月 11:22:44 | URL | へなしゅん [編集]
>へなしゅんさん

コメントありがとうございます

自分に向けての言葉のつもりでつけました。
2006-07-24 月 19:27:42 | URL | タウム [編集]
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