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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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老人介護施設を自前で建てようと奮闘する人たちの勇気をもらえるノンフィクション。  鹿子裕文 著 「へろへろ  雑誌『ヨレヨレ』と『宅老所よりあい』の人々」  
「へろへろ  雑誌『ヨレヨレ』と『宅老所よりあい』の人々」  
鹿子 裕文 著


おしっこまみれ、ごみまみれのお年寄りのための居場所を作ろうと奮起した女性と、
その企みに巻き込まれた人々の勇気の出るノンフィクション。








宅老所 よりあい」は福岡にある老人介護施設。
当初はデイサービスとしてスタートするがやがて、
本格的な介護施設へ変わって行く。

本当の介護ができる施設、
老人たちが気兼ねなくすごせる場所をつくろうと奮闘した人たちの物語がこの本だ。

著者は、フリーの編集者で「よりあい」の代表の一人、村瀬孝生さんの本の出版のため、
出版社から依頼を受け、「よりあい」に足しげく通うようになる。
そして、それがきっかけでもう一人の代表である下村恵美子さんと親しくなり、
「よりあい」の世話人のひとりとして様々な活動の手伝うことになる。


「よりあい」の発端は下村さんが大場ノブヲさんという
明治生まれの老婦人の話を聞いたことからだった。
大場さんは夫をなくしてから一人暮らしで、
何から何まで自分でやって来たのだが、ぼけてからは、
風呂に入らなくなり、下は垂れ流し状態で、体は異臭を放つようになっていた。
下村さんがその部屋を訪ねるとおしっこまみれ、ごみまみれ。
本人は「誰だ! 何しに来た!」と威勢はいいのだが、
部屋中ものすごいにおいで、どこか施設に入れてもらえないかと
知り合いの介護関係者に連絡するも、
そんな老婆を預かると他の利用者に迷惑だと言われ、
簡単に断られてしまう。

「けっ! ばあさま一人の面倒もみきらんで、なんが福祉か! 
がんが介護か! なんが専門職か! 馬鹿にしくさって!」


怒った下村さんは、それならば、自分たちで大場さんの居場所を作ろう
とデイサービスを始める。
義憤にかられた下村さんの姿に感動せずにはいられなかった。

ところどころに挿入される下村さんのエピソードがホッとさせるし、
面白かった。
谷川俊太郎さんとのイベントでのやりとりとか最高。

下村さんの強烈なキャラクターが親しみやすくて、
過酷な介護の話でも軽く読める。


当初は借家や間借りで運営していたが、
様々な事情で自前の建物が必要と考え、
方々にあたり、頭をさげ、協力をお願いして資金を調達する。
土地を購入し、補助金を申請し、
建築にようやくこぎつけることができる。

困難の末、2015年4月、自分たちの居場所である建物が完成し、
開所することとなる。

常に赤字続きの「よりあい」は資金調達のため介護以外の活動も多い。
ジャムを手作りして売っていたり、Tシャツ、トートバッグも売っている。
近くでイベントがあれば焼きそばの屋台を出したり、
募金箱を商店街や公民館なんかに置かせてもらったり。

そして著者が責任者を務める雑誌「ヨレヨレ」も資金調達の一環でスタートする。
(介護現場の現実を伝える「ヨレヨレ」は好評だそうだ)


キレイごとではすまない介護の現場と日常を描いているが、
著者の語りが軽いので楽しく読んだ。
それでも、介護の過酷な労働環境で人手不足が解消されない状況はひしひしと伝わってくる。

人間を相手にしているのだから、
数字や効率を優先しているように感じる今の介護の状況も伝わってくる。


現実として「よりあい」から離れて行く人たちのところも興味深い。
「よりあい」に共感し、世話人になって熱く介護を語っていた人が、
資金調達の地道な活動に参加せず、やがて来なくなる人たち。

登場人物がどの人もゆるい感じで魅力的だった。
著者の描き方もいいのだろうが。

この本全体を包んでいる何とも言えないやさしさ。

過酷な介護現場を笑い飛ばして、
毎日生きていこうとする下村さんの姿に、
少なからず勇気をもらった。







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テーマ:ノンフィクション - ジャンル:本・雑誌

ノンフィクション | 14:53:17 | Trackback(0) | Comments(0)
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