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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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自殺は痛そうだし、失敗したらいやだから・・・。 読売新聞水戸支局取材班 著  「死刑のための殺人: 土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録」
「死刑のための殺人: 土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録」
読売新聞水戸支局取材班 著


運命は決まっている。未来はすべてわかったからもう死にたい。
自殺は痛いし、失敗したらいやだから、人をたくさん殺して死刑になろう。
そんな身勝手な理由で二人を殺した男を追ったノンフィクションです。




犯人は24歳の無職の男、金川真大で、
事件を起こした動機は、
人をたくさん殺せば死刑になって死ねるからというもの。
そんなに死にたいなら勝手に死ねばいいのにと思うのだが、
自殺は痛いし、失敗するかもしれないから、
死刑になって死ぬのが確実だ・・・・。
と、身勝手な主張をする。

そんな理由で殺された2人の人は、
本当に理不尽でどうしようもないだろう。

この身勝手な金川の主張は本当なのか、
もし本当ならなぜそういう考えを持つようになったのかを
調べるべく、新聞記者の著者は拘置所に面会にいく。
事件と犯人の金川、そしてその家族と遺族について本書は書かれている。

前半の事件発生の様子を描いた箇所は、
緊迫感があり、ハラハラしながら読んだ。
同時に、自転車で人を殺しに行き、
たまたま目星をつけた家から出てきた人の首を切りつけ、
乗ってきた自転車をそのまま放置して逃げるなど、
にわかには信じられない殺人の様子に驚いた。

そして駅での通り魔事件までの軌跡。
たまたまその日その場所にいただけで、
命を奪われた人に言葉も出てこない。
遺族はその日以来時間が止まったままだ。

しかし、金川は遺族への謝罪も事件への後悔も口にしない。
むしろ遺族の感情を逆なでるような発言を繰り返す。
殺人を何とも思っていない。
被害者のことも何とも思っていない。
虫を殺すのと何も変わらない。

著者は同僚の記者とともに、
37回面会に行っている。
あまりにも突飛な考えが嘘であってほしい。
どこかで改心して遺族に謝罪してほしい。
そんな著者の気持ちが理解できるが、
金川はまったく変わらずに同じ言葉を繰り返す。

てっとり早く、楽に死ねる。
それが死刑に対する金川のイメージだが、
実際は裁判が行われ、死刑の判決がでても、
執行されるまで時間がかかるのだ。
法律では6か月以内での執行を謳っているらしいが、
実際の執行までの時間は平均で6年くらいかかるそうだ。

想像よりも早く死ねないことに、
拘置所でいらだちを見せる。
遅々として進まない裁判でも反抗的な言動を繰り返す。


裁判では被告の刑事責任能力を問われると同時に、
死刑を望む被告に果たして死刑を科していいものか
ということが議論される。

結果としては死刑判決が出され、
異例の速さで死刑執行されるのだが・・・。


金川がなぜ独特の考えを持つようになったのか。
それは家庭環境が大きかったのではないかと推測している。
金川は4人兄弟の一番上の兄だが、
兄弟姉妹は、中が悪かったようだ。
声優を目指しているという2番目の長女は、
母親が嫌いとの理由からある時から筆談でやりとりしている。
普通(?)の親ならそんなことを許すとは思わないだろうが、
両親は理由を聞くこともせず、注意することもしない。
父親は外務省に勤務するノンキャリアで、
子育てはほぼ母親に任せていた。
母親は子供をあまり注意せず、
子供を委縮させないように育てていたそうだ。

姉と妹は数年間口をきいておらず、
家族は互いの携帯電話の番号も知らなかったそうだ。
放任主義。
子供の人格形成にこの両親の方針が大きく影響したのは間違いないと思う。
それでも、世の中に破たんしている家族は
結構多いと思うが、その家族の子供が全員おかしくなるとは思えない。

金川は高校時代に父親に勧められた一冊の哲学入門書を
曲解して自分の論理を組み立てている。
この世はつまらないから、理想の世界、
ゲームやファンタジーの世界に行くために死ぬという。

反抗期がなかったという金川。
だれからもこの身勝手な論理を批判されることなく、
殺人を犯してしまう。

個人的には死刑制度は維持した方がいいと思うが、
死刑を望む人間に死刑を科しても何の苦にもならない。
できれば可能な限り金川を生かし、
人生がそろそろ終わる頃に、
あるいは改心して死ではなく生を望むころに、
死刑を執行してほしかった。
それまでは言葉が悪いが、
特殊な人間としてモルモットのごとく観察や分析(や実験)をしてほしかった。


死刑について、
犯罪について、
家族とか人間とか、
深く考えずにいられなかった。






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テーマ:ノンフィクション - ジャンル:本・雑誌

ノンフィクション | 13:17:05 | Trackback(0) | Comments(0)
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