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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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冒険は青春 冒険は衝動 角幡唯介 著 「空白の五マイル 世界最大のツアンボー峡谷に挑む」
空白の五マイル
ー世界最大のツアンボー峡谷に挑むー

角幡唯介 著


書評でも好評が多いこの本。
著者は、早くも2作目の著作(雪男は向こうからやって来た)を発表して、
これもまた話題になっている。
すこし遅まきながら、読みました。



空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む
(2010/11/17)
角幡 唯介

商品詳細を見る



大学時代に、冒険の魅力とりつかれた著者。
まだ誰も制覇していない世界の僻地、
残された未開の地であるチベットのツアンボー峡谷を目指す。

世界の冒険家たちが何度か訪れているチベットの奥地。
幻の滝や、楽園の伝説など興味がそそられる噂を確かめようと
何人もが冒険をして、ほぼ未開の地はなくなったが、
最後の最後、だれも訪れていない「空白の五マイル」という地域があり、
そこを著者は世界で始めて征服しようと冒険にでる。

著者は、大学時代と卒業後の2回にわたって、
現地を訪れているが、
その両方のエピソードが描かれている。

ざっくり言うとその冒険譚が中心なのだが、
単純にそれだけで終わらずに、
ツアンボー峡谷に挑んだ先人達の人生や
チベットの歴史なんかも挿入されていて、
最後までひきこまれる。

新聞記者を経験した著者の力量なのか
編集者の腕なのか、
著者の冒険の一部始終だけで終わっていないのは
すごくよかった。

このツアンボー峡谷で、
日本の探検隊から犠牲者がでていた、
その人物と著者が
少なからずつながっていて
そこからその探検隊の冒険の様子と
遭難へと至る過程は
時間を忘れて読みふけった。

峡谷の激流をカヌーで下るという冒険を担った
隊員は大学を出たばかりの若者で、
遺族や大学の同級生、隊の隊長などの話は、
とても切なく、印象に残る。

改めて冒険は命を危険にさらすことであり、
死と隣あわせだということに気づかされる。


一度は冒険の道からはずれ、
朝日新聞に入社して記者として働く著者。
しかし、どうしてもツアンボー峡谷のことがあきらめきれず、
退社して再び冒険のたびにでる。

著者の活力というかエネルギーには
本当に感心する。

後半は、2度目のツアンボー峡谷への冒険の様子が中心に描かれている
しかしそれは静かで地味で、
中国の当局からの監視の目をかいくぐるために、
少し後ろめたくもある。

現地人とのガイドやポーターなどの交渉や駆け引きなど
単純に自然と向き合うだけでなく、
現地の人々やりとりもこなさなければならないというのも
冒険には不可欠などだろう。

予想外の展開や、瀕死の状態での脱出など、
まさに生きてることをガンガン実感することがわかる。
普通に毎日快適に生活していて
感じられないような感覚を、
単純に読書しているだけで感じられた。
ちょっと言いすぎかもしれないが、
著者と一緒にチベットを冒険していた。


著者は、早稲田大学の政経学部出身で、
しかも朝日新聞に入社しているということもあるのか、
文章の端々に、
学歴主義や権威的なものへのこだわりが見えたのが
印象に残った。
不必要なまで事細かに
登場人物の経歴、大学や現職の団体を記しているのは、
違和感を感じた。


チベットの峡谷に実際に行く事はできないが、
この本で疑似体験は手軽にできる。





空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む
(2010/11/17)
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翻訳本 | 17:54:01 | Trackback(0) | Comments(0)
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