投稿日:2006-04-26 Wed
猿岩石を覚えていますか。もうお忘れですか?
テレビ番組、「電波少年」の企画でユーラシア大陸横断をヒッチハイクで達成したお笑い2人組みで、番組が放送されていたときは本は売れるわ、CDは売れるわ、映画に主演するわで社会現象になったように思います。
![]() | 物乞う仏陀 石井 光太 (2005/10/13) 文藝春秋 この商品の詳細を見る |
著者の石井さんは、まさにこの猿岩石に触発されて、アジアを訪れます。
そこで目にしたのは、日本では考えられないような貧困や障害に喘ぐ人々の姿でした。
それ以来、著者の乞食や障害者と出会う旅が始まります。
カンボジア・ラオス・タイ・ベトナム・ミャンマー・スリランカ・ネパール・インド
貧困でやむにやまれず物乞いになる者。地雷や戦争の被害で手足を失う者。
それぞれの国で、社会の底辺の人々がどう暮らし、どう扱われているか。その様子が、静かに描かれます。
日本人として何かできることはないのか。手を差し伸べてあげたい。ずっとそう思って読みました。しかし、どうすることもできない。
著者は、よそ者という自分の立場をわきまえて、筆を走らせています。
あとがきで著者は書いています。
「この本の中で、私は一つの論をでっち上げるよりも多くの人々の生き様をそのまま描写しようとつとめた。正義と理屈を述べるよりも個人の心情を書き綴った。それは彼らの姿がそれを求めているように思えてならなかったからである。」
だからこそ、この本は読者に訴えかけます。
アジアの真の姿を。
読者は、どう感じ、どう反応すべきなのか。試されているように感じました。
最終章のインドは、あまりに悲惨な状況に胸が締め付けられます。しかしながら、どんな場所でも笑顔があり、周囲の人々は何事もなかったように生活します。
ちょっとほっとするのは、行く先々で現地の人に、日本の援助やボランティアの活躍を著者が感謝されるということ。
真っ当な日本人に感心しました。
この本で、アジアのもう一つの姿に出会ってください。
石井さんのHPはここをクリック
ランキング参加中。クリックお願いします
↓↓↓↓↓↓↓

読まなくなった本・漫画。そのほか不用なCD・DVDはここに売りましょう
本・CD・ゲーム・DVD「お売りください」イーブックオフ
格安DVDならここ!
CD/DVD 買うならタワーレコード
△ PAGE UP



