映画 「アメリカンギャングスター」
出演
デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ、キューバ・グッティングJr
監督
リドリー・スコット
公開前から、観ようと決めた映画は久しぶりですね。
主演の二人の共演が何よりも楽しみだし、監督がリドリー・スコット。
だから、それほど期待を裏切らないだろうと思いました。
デンゼル・ワシントンがブラックマフィアで、麻薬を東南アジアから直接買い付け、米軍の飛行機で輸送して売る。純度の高いブツを安い価格で・・。商売の鉄則ですよ。いいものを、よりやすく。
ラッセル・クロウは、刑事の仲間が不正や汚職に手を染めているにもかかわらず、まじめに犯罪を取り締まる。夜学に通って、司法試験にも合格する。同僚にも疎まれるんだけど・・・。
時代は、ベトナム戦争が勃発していて、麻薬が社会問題になっている頃。
まじめさを買われて、麻薬捜査のトップに抜擢されます。
自分の相棒も死んだときにもっていた“ブルーマジック”というヘロイン。
誰がこの純度の高い麻薬をしかも安く売っているのか。“ブルーマジック”を手がけている組織を捜し始める捜査グループ。
麻薬といえば、イタリアンマフィア。しかし、やがて浮かびあがってくる、ブラックマフィアの存在。
正に出会うべくして二人は対峙するのだ。
立場はまったく違うんだけど、世の中をよくしたいという志は、すごく奥の奥でつながっているんだ。
貧困、犯罪が蔓延する社会。それを克服しようした手段が、麻薬の販売。
映画としては、長いほうだと思います。
でも、この二人の数年間の人生を、実に丁寧に描きます。
モハメド・アリの試合、電子レンジの登場。
まったく違う二人の人生を見せるんだから、そりゃ長いわ。
後半この二人の人生が交わっていく。盛り上がりましたね。
懸命な捜査でやがて、麻薬を小分けしているアジトをあばかれ、逮捕されるブラックマフィアのボス。
よくも悪くも、一時代を築いた二人の男の物語には、しびれましたね。
どちらの男も決して単純に正義漢として描かないし、極悪人としても描かない。
家庭崩壊して親権を元女房に譲った刑事。ファミリーで麻薬取引するブラックマフィア。
ブルーマジックが社会に及ぼした、影響も描いているし、いろいろな見方ができるように思いましたえね。
スピード感、躍動感にはややかけますがじっくりと見せる、一級のドラマですね。
個人的には「アンタッチャブル」のような興奮できる映画を期待していたんだけど、
それでも十分楽しめましたよ。
重厚な男の物語、ぜひ、堪能してください。
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テーマ:アメリカン・ギャングスター - ジャンル:映画




