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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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本という歓び、本という奇跡。 小川洋子著 「博士の本棚」
小川洋子著 「博士の本棚

著者がこれまでに、本や雑誌なんかに発表してきた書評やエッセイをまとめた本です。
テーマや内容が統一されていなくて、バラエティー豊か。
ひとつひとつの分量もちょうどいいから、寝る前とか、トイレの中でとかでちょっとずつ読むのにちょうどよかった。


博士の本棚博士の本棚
(2007/07)
小川 洋子

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何とも心穏やかになる本です。
この本を読んで、著者の文章とその背景にある哲学とか価値観みたいなものを、いかに自分が大好きかを再確認しました。
(30過ぎのいいオッサンなのに、お恥ずかしい)

読んでいて、一編一編が本当に心地よかったです。
書かれている内容は本当にさまざま。
書評や映評、それから日々での出来事、数学の事。
少女時代、大学時代の思い出・・・などなど。

書評で取り上げられている作家や作品で、著者の小説の好みや小説観がわかるし、小説の味わい方なんかも勉強になる。

村上春樹、ポール・オースター、田辺聖子・・・・。

以前から、著者が「アンネの日記」に影響をうけたことは知っていたが、そのことについても語られている。
人がなせ物語を必要とするのか。
少女時代の著者が、迫害と死に直面した少女の日記に受けた衝撃とはいかほどのものだったのか。想像もつかない。
しかし、生涯を通じて何度も読み返すようなこの名作に対する著者の熱意は、すごく感じられた。(恥ずかしながら、「アンネの日記」・・・未読です。)

読書は読書を呼ぶ・・・・・・とは自分で勝手に作ったことわざだが、たくさん出てくる本や作家の話で、知らない本やまだ読んでない本なんかで、ますます本が読みたくなった。

特に、2,3回出てくる武田百合子著「富士日記」なるものは絶対読みたくなった。
日々の生活をつづっただけの本らしいが、著者はそこに宇宙の摂理があると絶賛している。
これはもう読まなきゃって感じ。

エッセイ全部いいんだけど、中でも犬のことを書いたエッセイはすばらしかった。
著者はホントに犬好きなんだなと改めて知ったし、犬のことをよく観察している。
それからまた、その犬のことを書く文章や表現がうまいね、やっぱり。
著者の本はまだ全部読んでないんでわかんないけど、もしないなら犬の小説を書いてほしいと思った。もう、これはぜひって感じ・・・。


著者は決して、好き嫌いや考えを声高には主張はしていない。
しかし、しっかりと考えの軸となるものは表現されているように感じた。
それはやはり、精神の豊かさってことかな。
ささやかな、庶民の暮らしの中でも大切なことがあるんだ。
何気なくみすごしてしまうような瑣末な出来事。何もかもが満ちたりた世界で、今一番必要なものはやはり、人間の精神的な充実ってこと。

本を読んで、さまざまなことに思いを馳せるのは正にそういうことなんだと思った。

テレビっ子の自分は毎日、何時間もテレビを見るけど、テレビや雑誌なんかでやっていることといえば、馬鹿騒ぎとか、食べ物の特集、物の特集ばっかり。
どこそこに新しい店ができたとか、この店の限定メニューは絶品だとか・・・。
そういうのもあってもいいけど、そればっかりだからね・・。

こんな時代でも、この本の帯にある「本という歓び、本という奇跡。」というような、物じゃないことについて、しかも新刊で出版されたことに、まだまだ本の世界は未来があるとちょっと感心しました。

ひとつだけ気に入らないのは、タイトルがちょっと安易すぎるかな・・・・。
でも、本当に充実した時間をすごしました。
これからも手元において、何度も読み返したい一冊です。



博士の本棚
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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

エッセイ | 22:38:01 | Trackback(13) | Comments(11)
コメント
タウムさん☆こんばんは
小川さんの本に対する愛がいっぱい詰まった本でしたね。
本を読むということは、その本を書いた人の考えを読むことであり、それを読んだことによって影響される自分を知るということだと思うのです。
本を読めば読むほど、自分が見えてくるのだということを、小川さんの文章からも感じました。
小川さんオススメの本もたくさんあって、どれから読みましょうか?
2007-11-19 月 23:55:55 | URL | Roko [編集]
まだ3合目くらいで停滞中...
色付きの文字
TBありがとうございます。
本当に、本の魅力、読書の魅力、創作の魅力に溢れる本でしたね。

私もこの本を読了後、気になって「富士日記」を読み始めたんですが、3合目くらいでずっと停滞中です☆(上巻の半分くらい。)
途中中断のつもりだったので、これをきっかけにまた読み始めたくなりました。
文庫で500p弱の本が上中下とあるので、小川洋子さんのように、時々好きな部分を開くような読み方ができるのが理想だと思います。(一応私も付箋を貼りつつ読んでます。)
ボリュームはありますが、1つ1つの日常を切り取る目線はどれも素晴らしい作品だと思うので、読み始められた際は、登頂までお互いがんばりましょう!
2007-11-20 火 10:37:07 | URL | Bongo [編集]
私もこの本読みました。
心が穏やかになれる、素敵なエッセイ集、
まさに、心地好い余白に、何処までも果てしなく馳せる想い・・・

コメントありがとうございました。TBさせていただきます。
2007-11-20 火 11:16:24 | URL | Gori [編集]
TBありがとうございました。
小川さんの文章の心地良さを堪能した一冊でした。
少しずつ味わいながら読む、そんな読み方をしたのは久しぶりです。
紹介されていた本は、やっぱり読んでみたくなってしまいますね。
2007-11-20 火 21:14:02 | URL | エビノート [編集]
はじめまして
はじめまして。TBありがとうございます。うれしかったです。
わたしのは、犬ブログなので、なかなか本のことは書けないのですが、
私自身は、本が大好きで常になにかしら本を読んでいる状態です。
タウムさんのブログ、他のところも見せていただきました。
好きな本や映画のことがいっぱいで、うれしくなりました。
時々遊びに来させてもらいます。
2007-11-20 火 21:35:16 | URL | らずむっち [編集]
タウムさんのこの本から感じたことを読ませてもらって、自分には至れない感覚に感心しました。
この本の豊かさは著者自身の豊かさに繋がるという印象はそのとおりですね。
本のタイトルは自分もそう感じましたが、編集者の意向が影響したんでしょうか。
アンネの日記ですが、自分も小川洋子作品をきっかけにして最近恥ずかしながら読んでみましたが、読む価値ありました。
小川洋子さんの書く動機がより鮮明になりました。
2007-11-20 火 22:30:58 | URL | 雪になあれ [編集]
茨木さんの記事が載った雑誌を買えば...
TB&コメントありがとうございます。小川洋子さんも好きですが、タウムさんのプロフィールにある茨木のり子さんも大好きです。今出ている「暮らしの手帖」に茨木さんの家が載っているのはご存知ですか?実はたまたま今日買ったばかりなんです。そしてタウムさんのTBをたどってここに来たら...。小さな偶然にちょっとびっくりです。本を読むって本当に楽しいですよね。
2007-11-20 火 22:55:22 | URL | tao1007 [編集]
TBありがとうございました。
等身大の小川さんが
浮き彫りになってくるみたいでした。
2007-11-21 水 01:06:51 | URL | 藍色 [編集]
タウムさん、初めまして♪
コメントありがとうございました。
「読書は読書を呼ぶ」って、本当に分かる!
活字中毒になっちゃったみたいになりますよね?

私はこの本を読んで、次は万葉集なんて読もうかしらって思っています。
2007-11-21 水 11:42:57 | URL | tamanabu [編集]
TBとコメントありがとうございました。
タウムさんとおなじく、この本を読んで
武田百合子さんの「富士日記」を
読もう!と思いました。
今のところ上巻のみ読了しました。
素敵な世界です。
2007-11-21 水 22:05:41 | URL | まみみ [編集]
こんにちは。
TB&コメント、ありがとうございます。
私もこの本を読んでいる間、充実した時間を持てたように思います。
普段の小川さんの様子がわかるのもおもしろかったです。
小川さんが取り上げていたオースターの作品は読んだことがないので読んでみようかと思いながらまだ読めないでいます。
2007-11-24 土 10:50:09 | URL | mint [編集]
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