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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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医療事故、どう解決すべきか。 鈴木敦秋著 「明香ちゃんの心臓  〈検証〉東京女子医大病院事件」
鈴木敦秋著  

明香ちゃんの心臓

         〈検証〉東京女子医大病院事件



明香ちゃんの心臓―〈検証〉東京女子医大病院事件明香ちゃんの心臓―〈検証〉東京女子医大病院事件
(2007/04)
鈴木 敦秋

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久々に重厚なノンフィクションの感想です。

読んでいてなんとも切なくなります。
タイトルにもなっている平柳明香ちゃんは、生まれつき心臓に不具合があり、中学に入学する前にその心臓の不安を解消しようと手術を決意する。
そして、その分野の日本の権威といわれる東京女子医大病院で手術をするのだが、数日後に死亡してしまう。

読んでいて、何よりも、名門といわれる東京女子医大の病院の患者を単なるものとしか思ってないような冷たい対応に驚かされる。
実際、両親の利明さんとむつ美さんはそれにもおどろき、手術を躊躇するのだが、それ程むずかしい手術じゃないと担当医師にいわれ、不信感を抱きながら手術の覚悟を決める。

この辺は、ほんとに緊迫する。
自分の身内を想像しながらよんでいたから、本当に胸がしめつけられる。

そして、予定を大きくオーバーして終わった術後、集中治療室で対面した娘の姿に二人は驚愕する。
顔は晴れ上がり、鼻と耳から出血していた。
明らかに状態が思わしくないのがわかる。

歯科医の利明は医療事故をすぐに思い浮かべ、やがて、病院側と明香ちゃんの手術の真相をめぐって争う。

心臓を手術するということで、血液を循環させるポンプ役を機械にさせなくてはならない。
事故はその機械が原因となって発生する。

実際の手術を担当する医師と機械を操作する医師。
その責任の所在が争われる。

このあたりはとても専門的で、ちょっとわかりにくかった。
それだけに現在の医療は本当に専門的になっているんだと実感しました。

娘の死の真相を求めて病院側と交渉する父。
精神的にも相当な負担があったと思う。
しかし、同じ医療に携る人間として、娘の死を受け入れ病院側の誠意ある態度に納得するのだが、その後、手術を担当した医師が逮捕されたことで、再び、医療の問題点を指摘する立場になる。

そして、医療の問題は法廷ではなく、医療の現場で解決しようと他の医療事故の被害者と一緒に活動すること。

単純に、被害者側から病院や医師を糾弾するというだけでなく、現在の医療現場や大学病院のシステムの矛盾などをとりあげ、問題提起している著者は姿勢は、すごく共感できる。

病院はまずは患者を第一に考えるべきとする基本に立ち返って、いちから医療を考え直す時期が来ているのだ。
日ごろから病院を利用している身からいうと、ほとんどの医師や看護婦さんが立派に働いていると思いますが・・・・。

読みどころは他にもある。

東京女子医大の発展と名医師の存在。

医療事故の遺族の複雑な思いと被害者感情だけをあおるように単純な報道をするメディアとの葛藤。


読後はなんとも空しい気持ちになる。
新しい試みとしてはじまった、患者と医師がともに医療事故を語りあうというシステムも必ずしも成功してはいないようだった。

しかし、未来の日本の医療のために、活動した平柳夫妻は本当に立派だったと思った。
そして、心からのお悔やみを言いたい。

誰もがお世話になる医療。
他人ごととは思わずに一緒に考えて見ましょうよ。


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テーマ:ノンフィクション - ジャンル:本・雑誌

ノンフィクション | 18:21:17 | Trackback(0) | Comments(0)
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