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Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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■広   告

芥川賞作家の新作小説 絲山 秋子著 「エスケイプ/アブセント」
著者の本は、確か二冊目。

何を読んだかあまり覚えていないんですが、確か「袋小路の男」だっとと思います。
次々と文学賞を受賞していて、通にはかなり受けがいい作家です。
ちょっと曲者で、簡単には入り込めないというイメージがありますが・・・。

絲山 秋子

エスケイプ/アブセント

の感想です。

エスケイプ/アブセント エスケイプ/アブセント
絲山 秋子 (2006/12)
新潮社
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学生時代からずっと左翼の学生運動をしてきた男。
仕事という仕事を生まれてこの方、経験したことはないが、妹がやっている託児所の手伝いをするために東京から大阪に向かう旅の途中、出会う人々と頭に浮かぶ自らの人生。

20年も世間から遠ざかって生きていただけあって、かなりずれてるよこの人。

大阪にまで、新幹線じゃなく在来線を選んで、おまけに思いつくまま、京都で降りちゃうし・・・。
語りが男っぽいきっぱりした口調なのに、どうも男色家らしく、飲み屋で知り合った酒屋の息子と「ハッテン」しちゃうし・・。
後で、わかるんだけど、いきなり自問自答みたいなところもあって、なんか独特の空気に包まれちゃいます。

さすが、長年、自らの理想のために体制と戦ってきただけあります。

読んでいて、イメージしたのは町田康さんの作品。
どうでもいいことをああでもないこうでもないと考える感じ。
それを連想しました。

世の中からずれてしまった男。
あるいは、世の中がずれてしまったのか。
とり残された者の孤独感、集団から外れてしまった疎外感。
それが、しみったれた感じがなくあっさりと感じられました。
でも、孤独であろうと疎外されていようと、あきらめもせず、居直りもせず、もがきもせず、普通にいようとする男の覚悟もあるように思った。
かっこよくないよ、まったくかっこよくないし、無様でなさけない40男だよ。
でも、こういう自由奔放の人がいてもいいよ。

読んでいてもまったくいやみがなかった。ところどころ、笑いもあるし。

もうひとつの「アブセント」のほうは、このエスケイプの文字通りの兄弟作。
二つの作品で、響きあっている。
若い時代から、人生のまとめの時代へと向かう中途半端な年代。
人生をかたるには若すぎて、死を考えるには早すぎる。

ある程度の経験と知識がある人たちが人生を振り返る。

どう考えようと、何をしようとしまいと、「人生はまだ、たっぷりと残っている」のだ。


独特の40男の胸のうちが味わえる一冊です。

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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

小説 | 22:58:33 | Trackback(8) | Comments(5)
コメント
こんばんは。
どういう流れになっていくのか、とんと検討がつきませんでした。
何をいいたいのかも半分もつかめていないのが現状なんですが、この男の存在感には圧倒されました。
見事な筆致ですよね。
2007-05-30 水 21:26:29 | URL | ゆう [編集]
こんばんは。
TBコメントありがとうございました。

あの悶々とひとり考えてるところは確かに町田康的かもしれませんね。

>独特の40男の胸のうちが味わえる一冊
著者は女性なのにすごい!
2007-05-30 水 21:44:47 | URL | ちきちき [編集]
男の覚悟と自由奔放さに、不思議な魅力がありましたね。
「アブセント」のラストシーンが「エスケイプ」と対になってることで、
タイトルに納得でした。
2007-05-31 木 02:17:45 | URL | 藍色 [編集]
こんばんは。
TBありがとうございました。

かっこよくないけれど、こんな人がいてもいい。
そう思える内容でしたね。
妹がやっている託児所の手伝いをはじめたら、
彼はどんな風に変わっていくんだろうかと、
ちょっと興味あります。
2007-06-02 土 19:37:15 | URL | エビノート [編集]
コメント ありがとうございます
> ゆう さん

確かに行き先のわからなく、不安定で、場当たり的な感じでした。
存在感ありましたね。

>ちきちきさん

女性なのにホントにすごいです。
男の情けないところを良くみているんでしょうね。

> 藍色さん

つかみどころのない、本当に不思議な魅力があると思います。

>エビノートさん

ちゃんとしてなくていいんだ・・・となんとなくほっとしてしまいます。
でも実際にこんな人が近くにいると困るかも知れませんが・・・。
2007-06-03 日 21:48:11 | URL | タウム [編集]
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