投稿日:2007-05-08 Tue
何となく気になり、手に取った本。今日の本は、正にそんな本です。
たまにはこんな本もいいかなって思って・・・。
立古和智編
「駆け出しデザイナー奮闘記」
の感想です。
![]() | 駆け出しデザイナー奮闘記 立古 和智 (2007/01/23) 誠文堂新光社 この商品の詳細を見る |
商品や企業のイメージなんかのデザインやコンセプトを考えて、意匠する人たち。
この本では、そんな一線で活躍しているデザイナーのもとで働く若手の助手の日常を取り上げています。
冒頭にはこう書かれている。
「カッコよくて、華やかで、汗の匂いなんて微塵も感じられない、いまどきのデザイン雑誌が伝えてきたこととは異なるリアルな一面、縁の下の力持ちの目線からみたデザイン業界を感じとってもらえたら幸いだ。」
まぁ、簡単にいうと・・・、
あんたらド素人に言っとくけど、デザイナーってそんな甘いもんじゃないからな。
忙しいし、家に帰れないことだってあるし・・・。
結構、大変な仕事だから・・・。
ていう事を若手の人たちの仕事ぶりを追っかけて言っている。
7つのデザイン事務所の13人の若手。
有名な人たちの助手だから、やってる仕事も目にしたことのあるものばかり・・。
本の装丁とか、携帯の音楽配信サービスとか、イベントのポスター、
CDのジャケット・・などなど。
一週間のスケジュールをざっくりと書いているけど、確かに大変な仕事だわ。
上司であるデザイナーになかなかOKをもらえないとか、イメージを表現できないとか・・・。
残業や休日出勤なんかも当たり前。
好きじゃないとできないね。
クリエイティブとはいえ、地道な作業も必要だったりするし・・・。
ひとつ驚いたのは、ほとんどの事務所が、整理整頓を心がけていて、仕事場が整然としていること。
まるで雑誌のインテリア特集の部屋のような感じのところが多いってこと。
いい仕事をするには、整理されてなくちゃってことらしい。
まぁ、いいことだとは思うけど、生活の匂いがしないし、人間的じゃなくて逆に居心地悪そうって感じもするけど。
もちろん、資料がうずたかく積まれていたりして、汚すぎるのはまずいだろう・・・。
この本全体から感じたのはなんかデザイナーの傲慢な印象。
見てよ。俺達こんなすごいことをデザインしてるんだぜ。
時代の最先端を突っ走ってるんだ。
だから、感性のない一般人とは比べものにならないくらい忙しいの。
わかる?
そんな声が聞こえてくるような感じがした。
デザインは、生活を豊かにするっていっているデザイナーもいるんだけど、この本に出てきたデザインはなんか受けそうなデザイン、最先端を意識した流行のデザインばかりであまり感心しなかった。
まぁ、商業デザインだから顧客(クライアント)が満足すればいいのかもしれないが・・・。
物売りのための意匠。大変なのはわかったから、そんなに威張るなよって言いたくもなる。
デザイナー達がもし、自分達のことをクリエイティブな人間だと思っているなら何とも傲慢だとおもうね。
よっぽど、大工とか、庭師とか、調理師のほうがクリエイティブな職業だと思うもん。
職業に貴賎なし。
あんたらも大変だけど、ほかの職業の人だって大変なんだよ。
(なんか僻みっぽいブログになったことをお許しください)
商業デザイナーの日常がよくわかる一冊です。
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