■プロフィール

タウム1

Author:タウム1
FC2ブログへようこそ!

「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

■広  告


■最近の記事
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリー
■ポチっとお願いします。
■あし@

■ブロとも申請フォーム
■ポチッとな・・・

にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 本ブログへ

■ブロとも一覧
■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■FC2カウンター

■広   告

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
北海道の駐在さんの事件簿 佐々木譲著「制服捜査」
このミステリーがすごい」って知ってる?

年末に、その年に発売された娯楽系の小説を読書通が投票して、1位から10位の(それ以下も・・)ランキングを決めるというもの。

毎年年末になると、「このミステリーがすごい」を買って、国内、海外の両方の1位の作品を読むことにしている。

今年の1位は

国内が

平山夢明著

「独白するユニバーサル横メルカトル」


海外が

ローリー・リン・ドラモンド著

「あなたに不利な証拠として」


国内の1位は未読ですが、(近いうちに読む予定です)海外の1位作品は、このブログですでに感想を書いていますので、ぜひ、参考にしてください。(そのブログはこちら

今日の作品は、最新版 「このミステリーがすごい ’07」で、国内の小説ランキングで堂々の2位にランクイン。
この著者の作品はまったく初めてで、少し緊張しながら読み始めました。

佐々木譲

「制服捜査」

の感想です。



制服捜査 制服捜査
佐々木 譲 (2006/03/23)
新潮社
この商品の詳細を見る


北海道警察は身内の警官の不祥事が発覚し、その再発防止策として、警官や刑事がひとつの職場に長くいることを一切禁止し、有無を言わさずに転勤させる方針を打ち出す。
その結果、長年刑事として捜査をしていた人間が、運転免許の更新事務をするという、何ともバランスを欠いた人事になってしまう。

この本の主人公の川久保も、長年、刑事課の捜査員として実績をつんで来たが、突如、人口6000人の町の志茂別駐在所勤務を命じられる。

何よりも、この“駐在さん”という微妙な存在を主人公にした警察小説っていうのが、良かった。
警察署勤務の警官や刑事とは、かなり、仕事の内容が違うんだよなぁ・・。

駐在だから、そこに住み込んで仕事するって事。
だから、地元住民や消防団やいろいろな団体とうまく付き合い、良好な関係を築かなければならない。
時には、違法なことにも目を瞑らなければならない。

ほんと駐在さんって独特な仕事だよなぁ・・・。
でも、地元密着して長年一箇所に勤務した駐在さんが都内にいて、そこでは犯罪発生率が低いらしいから、いいことだとは思うけど。

主人公、川久保巡査長。
札幌に、妻と二人の娘を残しての単身赴任。

理不尽な移動だが、元刑事課捜査員は駐在の職務でもその能力をいかんなく発揮する。

北海道の独特の雰囲気・・・牧場、閑散とした廃線後の駅、往来の少ない道路・・をうまく描きながら事件綴っている。
北の人のどこかさめている感じも伝わり、独特の空気や温度、雰囲気が漂う。

事件としては華々しい事は起きないが、発生から本署への連絡や地元住民への聞き込みと、実際の駐在の動きを見ているかのようだ。

事件とその後の事の成り行きも、実際の事件を見ているようで鮮やかな解決とはいかない。
読者には、何となく犯人をにおわせるが、証拠や証言が引き出せずに結末に近づくのだが、ラストで、しっかりとオチをつけて、もやもやしていた心をはらしてくれる。

中編が5編収められているが、冒頭の「逸脱」は何とも切ない。

赴任してきたばかりの川久保は町の雰囲気なんかをまだ飲み込めていないから、ぎこちない捜査となる。

発端は高校生の息子が帰って来ないと、母親から通報だった。
交友関係なんかをあたる川久保だったが、これといった手がかりは得られない。
何となく、あやしいと特定の人物にめぼしはつけるのだが・・・。
数日後、農道の脇で行方不明の高校生が遺体となって見つかる。
盗難届けが出されていたバイクとともに・・・。

本署からきた素人同然の経験の浅い捜査員は、単純に交通事故として処理する。
盗んだバイクで、スピードを出しすぎたのだろうと・・。

様々な状況から、ただの交通事故ではない、これは事件だと川久保が訴えても取り合おうとせず、職務からの逸脱だといわれる。
それでも、長年の経験と知識から川久保は納得しようとせずに・・・。

狭い町、ほとんどの人が顔見知り、権力者の理不尽な力がまかり通る。

ほんと切ないね。

読んでいて、ピンときたんだけど、この小説の元になった事件があって、それは未解決のまま、事件性なしって事で処理されている。
著者は、事件性なしという警察のくだした判断に余程の憤りを覚えたのだろう。だから、その小説を書こうと思ったのかも・・。

うん、わかるよ。その気持ち。

ちなみに、著者のプロフィールを見ると、北海道生まれ。
人より思い入れを強く、実際の道警の不祥事や怪事件の行方をニュースなんかで見守っていたんだろうな。

(著者が元にしたであろう、実際の事件は、木村悟君の疑惑の死事件です。詳しくは、以下のサイトを参照してください。

木村事件

不起訴不当の議決を求める署名

柳原三佳blog

木村君の遺族は今でも、息子さんの死に疑問をもって活動しています)

そのほか、町にいる住民の人間関係や力関係、思惑なんかに翻弄されて発生した事件はすっきり解決しない。
そこがまた、現実的で切ない。

駐在さんの苦労を痛感する一冊です。

ランキング参加中。クリックお願いします
↓↓↓↓↓↓↓


読まなくなった本・漫画。そのほか不用なCD・DVDはここに売りましょう
本・CD・ゲーム・DVD「お売りください」イーブックオフ

本・CD・DVDを売ってみませんか?高価買取なら livedoor?リサイクル


レンタルなんて面倒くさいという方。家に居ながら好きな映画が観られます。
<★ 映画もアニメも、格闘技も ★>見たい作品は、見たい時に見る!

【PCがあればそこが映画館♪】
レンタルビデオに行くよりお得っ!映画を月2本525円で視聴!シネマナウへGo! 



格安DVDならここ!
CD/DVD 買うならタワーレコード
スポンサーサイト


テーマ:オススメ本 - ジャンル:小説・文学

エンタテイメント | 23:52:29 | Trackback(9) | Comments(5)
コメント
初めまして
初めまして、TBコメントありがとうございました。

こちらからもTBさせていただきます。この作品「うたう警官」からの道警シリーズ
の3冊目にあたりますよ、川久保が強行犯からとばされる原因になった事件
が「うたう警官」の事件になります。
一昨日読了したんですがその続きが「警察庁から来た男」になてこの作品に当たるわけで
この作品は外伝的な連作短編集になるとおもいます。
川久保が駐在勤務になった原因の事件に興味があれば「うたう警官」を
読んでみるのも良いと思いますよ、ちなみに第四回このミステリーがすごい!
の国内編で10位になりました。
2007-01-21 日 11:02:26 | URL | せつら [編集]
TBありがとうございました
はじめまして。
TBありがとうございました。

私はこの『制服捜査』もおもしろかったんですが、
今野敏さんの『隠蔽捜査』もかなりのめり込みました。
昨年の吉川英治文学新人賞を獲りました。
こちらもオススメです。
2007-01-21 日 13:00:25 | URL | こばけん [編集]
コメント ありがとうございます
> せつら さん

ご教示、ありがとうございます。
シリーズものなんですね。
このミスは毎年買ったいるんですけど・・・、まったく知りませんでした。
ぜひ、前2作も読んでみようと思います。

>こばけんさん

「隠蔽捜査」
読みましたよ。おっしゃるとおり、面白かったです。
このブログで感想を書いていますので、良かったら読んでください。

http://ko5842.blog64.fc2.com/blog-entry-5.html

2007-01-21 日 21:53:42 | URL | タウム [編集]
TBありがとうございました。
TBとコメント、ありがとうございました。
「木村事件」、私は知りませんでした。
この事件を参考にしていたんですね・・・・。

今野敏、「隠蔽捜査」もよかったですが、「ベイエリア分署」シリーズ(安積警部補シリーズ)が大好きです。
こちらも機会がありましたら、ぜひ。
2007-01-24 水 22:51:40 | URL | びー玉 [編集]
コメント、ありがとうございます
>びー玉さん

「ベイエリア分署」シリーズ・・。
ご教示、ありがとうございます。
近いうちに読んでみるようにします。
2007-01-24 水 23:10:15 | URL | タウム [編集]
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

『制服捜査』 佐々木譲
『このミステリーがすごい! 2007年版』、国内第2位。 それだけの面白さがありました。 刑事ものというと、捜査権のある警察官が、犯人との攻防を繰り広げたり、警察内部の軋轢と戦ったり。 ところが今回の主人公は、小さな農村の駐在さんでしかありません。 本人に捜査権は 2007-01-18 Thu 22:10:49 | KOROPPYの本棚
『制服捜査』 佐々木譲
『このミステリーがすごい! 2007年版』、国内第2位。 それだけの面白さがありました 2007-01-18 Thu 22:57:34 | KOROPPYの本棚
「制服捜査」(佐々木譲著)
 今回は 「制服捜査」 佐々木 譲著 です。この本は5編の短編を収録した短編集ですね。 2007-01-20 Sat 20:32:54 | たりぃの読書三昧な日々
『制服捜査』
 著者:佐々木 譲 出版社:新潮社 初版:2006年 作品発表年:2004年~2005年 「小説新潮」にて掲載     「2006年このミステリーがすごい!」第二位警察官人生二十五年。不祥事をめぐる玉突き人事のあおりで強行犯係の捜査員から一転、単身赴任の駐在勤務となった 2007-01-21 Sun 10:56:53 | 眠り猫の憂鬱
【読んだ本】制服捜査/佐々木譲
カイシャの女の子に「今なに読んでるんですか?」と訊かれたので、「これだよ」とカバンから背表紙だけ出してタイトルを見せたら、「こばけんサン、大丈夫ですか?」と言われた。そういう本じゃないっての!(怒&笑) 2007-01-21 Sun 12:55:21 | こばけんdays
「制服捜査」 佐々木譲
制服捜査佐々木 譲ワタシ的評価:★★★☆☆北海道警は不祥事発覚以降、数年で異動を繰り返す玉突き人事を行っている。結果、現場を知らない上司、地域を知らない駐在、そんな組織となってしまった。川久保も、札幌で刑事をしていたのが一転、地方の駐在となった。赴任先は 2007-01-24 Wed 22:49:21 | その傍で本を読むのは
佐々木譲について
佐々木譲佐々木 譲(ささき じょう、本名は漢字は同じで、ささき ゆずると読む、1950年3月16日 - )は、日本の作家。東京農業大学客員教授。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Article- History L 2007-02-10 Sat 03:32:23 | ミステリー館へようこそ
制服捜査/佐々木譲
元強行犯係の刑事から一転、駐在さんとなった北海道警巡査部長の川久保が主人公の連作短編集。「このミス」2006年度版では国内2位に入っています。なんの予備知識もないまま、いきなりカバーを外して読み始めたので、途中で長編 2007-02-11 Sun 11:12:06 | 黒猫の隠れ処
『制服捜査』 佐々木譲
『このミステリーがすごい! 2007年版』、国内第2位。 それだけの面白さがありました。 刑事ものというと、捜査権のある警察官が、犯人との攻防を繰り広げたり、警察内部の軋轢と戦ったり。 ところが今回の主人公は、小さな農村の駐在さんでしかありません。 本人に捜査権... 2007-10-24 Wed 11:37:22 | KOROPPYの本棚

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。