投稿日:2014-01-25 Sat
「あの日、僕は旅に出た」蔵前 仁一 著
著書は日本のバックパッカーの元祖的な存在の人。
これまでに著者が訪れた国の様子やトラブルなどもかかれているが、
何よりも著者の人生を振り返っているところが読みどころ。
![]() | あの日、僕は旅に出た (2013/07/12) 蔵前 仁一 商品詳細を見る |
著者が旅にハマるようになったいきさつ、
特にインドの魅力にとりつかれた様子も書かれている。
フリーのイラストレーターとして雑誌などの仕事をしていた著者。
連日徹夜な多忙な日々から、
各国を放浪するような旅に出かけて、
何ヶ月も外国ですごし、日本に帰国する生活。
再び旅に出るために旅行資金をためて、
目標の金額に到達すると再び旅にでる。
著者がハマッたインドの魅力(?)は納得できるようなできないような。
犯罪やトラブル、病気にも罹りながら、
それでも旅の魅力、特にアジアの国に魅了される著者。
そのうち自身の体験をもとに旅行記を出版することを考え、
インドの旅行記を出版する。
そして、さらに個人旅行者のための雑誌やガイドを出版しようと
出版社まで作ってしまう。
あまりメジャーではない国や地域を取り上げて、
出版業界でもそこそこ評判になる。
数々の失敗や苦労を重ねながら、
雑誌を編集し、ガイドブックを出版する出版社の代表としての日々。
やがて本や雑誌が売れないようになり、
出版社を縮小していく。
そして雑誌も休刊する決断をする。
ネットが発達して雑誌としての役割を
終えたと感じていたからだ。
手軽に海外に行けるようになった今では、
絶対体験できないような体験をしていた著者が、
すごくうらやましく思った。
また、出版社までつくってしまう著者の活力に
あこがれてしまった。
今でも著者と同じように世界を放浪する日本人はいるのか。
そんな生活にあこがれてしまう。
実際にはいろいろと苦労が多いとは思うが・・・。
読後にタイトル「あの日、僕は旅に出た」を噛みしめると、
何ともいえない気持ちになる。
人生を振り返りながらしみじみと思い出に浸る。
あの日・・・。
著者の文章に惹かれて、すぐに著者の旅行記を読み始めてしまった。
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投稿日:2014-01-15 Wed
「日本建築集中講義」藤森照信 山口晃 著
建築家と画家の二人が日本の有名な建物を訪れて、その建物について語り合う。
![]() | 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義 (2013/07/24) 藤森 照信、山口 晃 他 商品詳細を見る |
法隆寺や松本城などの有名な建物から
それほど有名でないものまで13の建物が登場します。
タイトルからするとこむずかしい感じがしますが、
対談形式でしかもいい感じに山口画伯のマンガが挿入されるので、
建築初心者にも楽しめると思います。
藤森先生と山口画伯のキャラクターが対照的で面白い。
建物の見物でも自分のリズムでずんずん進んでいく藤森先生と、
じっくりと見物する山口画伯の違いが際立っていた。
藤森先生の何者をも恐れぬ感じとそれを静かに見守る山口画伯。
二人の人となりがだんだんに出てきて、
回を重ねるごとに二人の親密度も増しているのが
読んでいてもわかって、終盤は思わず和んでしまった。
日本の建築についてわかるのはもちろんだが、
山口画伯の専門の美術についても語られていて、
それも興味深かった。
日本の建築の特異性について、
ところどころで語られている。
建築に現れている日本人の精神性や美徳、センス。
日本の建築が竪穴式住居から
発展していった様子がわかる建物(箱木千年家)も登場する。
機会があればこの本で取り上げられている建物を訪れてみたいです。
特に投入堂は行ってみたくなりました。
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