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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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■広   告

突然、殺人犯にされる恐怖! スマイリーキクチ 著 「突然、僕は殺人犯にされた」
スマイリーキクチ 著

突然、僕は殺人犯にされた


お笑い芸人のスマイリーキクチさん。
最近、テレビで姿を見ないと思っていたら、
こんなにひどい体験をされていたんですね。

今話題のこの本。
タイトルにある、事の経緯を知りたくて、
むさぼるように読みました。



突然、僕は殺人犯にされた  ~ネット中傷被害を受けた10年間突然、僕は殺人犯にされた  ~ネット中傷被害を受けた10年間
(2011/03/22)
スマイリーキクチ

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スマイリーキクチさんといえば、
「ボキャブラ天国」やヨン様のものマネで活躍していた芸人。

そんな彼が、ある日突然、
足立区の少年たちが引き起こした卑劣な犯罪の犯人だと
ネット上に実名で書き込まれる。

まったく身に覚えのない彼は、
自分が犯人ではないので、
いい加減なデマはそのうちやむだろうと放置する。


いったん下火になったように思えたこのデマは、
とある本が原因で再び、
ネット上に氾濫することになる。
その本には、名前こそ載っていないものの、
スマイリーキクチさんが犯人であるかのような記述があった。


とにかく本当にスマイリーキクチさん、気の毒、
としかいいようがない。
まったく無関係なことで、
10年間の芸人生活を暗くすごさなければならなかったのだ。
本にも書いているが、
いくら無関係と本人が否定しても、
仕事先はイメージが悪かったり、
疑惑がある芸人には仕事を依頼しない。


問題のとある本とは、ウィキペディアによると、
以下の本らしい。


治安崩壊──凶悪犯罪社会を生き抜くために知るべきこと治安崩壊──凶悪犯罪社会を生き抜くために知るべきこと
(2005/01/21)
北芝 健

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ウィキペディア「スマイリーキクチ」>>>


この本の著者、一時期、コメンテーターとして
テレビに出まくっていたのに、
最近ほとんど見なくなったと思ったら、
こんなやましいことがあったのか。

元警視庁の刑事という経歴も
自称ということらしい。


*スマイリーさんは本の中では、
書名や著者名は書いていないです・・・。




ネット上に書き込んだ輩と
本を書いた人物に重大な責任があると思う。
そして、相当の罰も必要だと思う。


どれだけもがいても、どれだけあがいても、
最後は厳しい現実を突きつけられる。
そして、人生は人との出会いで結構変わるもんだと
改めて実感させられる。良くも悪くも・・・。
くわしくはぜひ本を読んでください。

せめて、スマイリーさんがこれを機に、
大きく活躍できればと願うしかない。


自力でこの誹謗中傷を終わらせようと
孤軍奮闘する(ともに闘ってくれる彼女がいるが)スマイリーさんの
姿には本当に感動してしまう。
もし自分が同じ立場だったらと想像すると
とても同じようには耐えられないと思う。

メディアリテラシー・・・とは少し前に流行った言葉。
でもこの頃にはそんな言葉はなかった。
ネットに書かれていることは、
事実なんだと信じて疑わなかった人が多かったと思う。

ネットのすばらしさばかりが強調されていて、
実際はこのあと、いじめや殺人など負の部分も見え始める。

この本は単なる体験気や顛末ではない。
お笑い芸人に身をもっと現代のネット社会の危うさを警告している。

誰もが加害者になり、
誰もが被害所になるうる時代だということを。





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(2011/03/22)
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| 17:45:13 | Trackback(1) | Comments(0)
天才的頭脳のヨウムと女性研究者  アイリーン・M・ペパーバーグ著  「アレックスと私」
アレックスと私

アイリーン・M・ペパーバーグ 著

佐柳 信男 訳


ヨウムとは鳥のオウムの一種で、
古代ギリシャやローマでも飼われていたという記録が残っているそうだ。

この本はこのヨウムの知能を30年わたって研究した女性科学者・アイリーンと
その相棒・アレックスの記録。




アレックスと私アレックスと私
(2010/12/16)
アイリーン・M・ペパーバーグ

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オウム返しという言葉があるように、
オウムの仲間は、人間の言葉はすぐにまねてしまう。

中でもヨウムは、オウムよりも明瞭に人間の言葉を発声できるそうだ。

オウムが人間の言葉を話すのは、
テレビなんかでも放送されていて、
それほど驚かないが、その言葉の意味を理解し、
コミュニケ―ンできると言われると驚いてしまう。

著者のアイリーンは動物の知能を研究しようとヨウムの可能性にかけ、
天才のアレックスと出会い、その能力に魅せられる。

想像以上に人間の言葉を操るアレックス。
自分の感情や意志を人間の言葉で表現し始める。

アイリーンは人生をかけて研究に没頭する。
やがて結婚生活も破たんしてしまうほどに・・・。

研究者というのは、
これだけの熱意がなければなれないんだろうな、
と感心してしまう。

あまり、うらやましいとは思わなかったけれど。

でもアイリーンの研究に対する一途な想いには、
感動してしまう。
いくら鳥が好きでも、いくら研究が好きでも、
一生をヨウムの研究に捧げる人生を送れるか
といったら、とても無理だと思う。


著者はアレックスへの深い愛情と優しいまなざしで、
アレックスの実験の様子を書いているのだけれど、
正直、ヨウムが人間の言葉を理解し、
コミュニケーションができると言われても、
簡単には信じられなかった。
それは、読み終わった今でもあまり変わらない。

ヨウムが人間の言葉を話すとか理解するといった部分より、
一人の女性が動物に魅せられ、その研究に没頭し、
研究者としての成長や苦悩の物語として読んでもいいと思う。

著者は、自分の研究を続けるために、
さまざまな大学や研究機関を渡り歩き、
また研究費を工面するために、
あらゆる努力をする。

研究にヨウムを数羽を飼育していた著者。
その中で、アレックスはどちらかと言うと気分屋で、
気難しい性格。
読んでいてとても好きにはなれなかった。

どちらかというと、後から仲間に加わった
「グリフィン」のほうが親しみやくすて、
好感をもったのだが、著者のお気に入りはアレックスのようだった。

日本ではあまりオウムを飼っている人を見かけないのだが、
西洋ではオウムを飼うのは日本よりも一般的なことなのか
という印象を受けた。
あるいは、オウムを飼うことがステイタスなのかも・・・。




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翻訳本 | 22:35:29 | Trackback(0) | Comments(0)
戦後を生きた豪傑に驚愕! 樋口毅宏 著 「民宿雪国」
民宿雪国 

樋口毅宏 著



各方面で話題のこの本。
とてつもない面白さだという評判は聞いていましたが、
実際読んでみて・・・驚愕でした。


民宿雪国民宿雪国
(2010/12/01)
樋口毅宏

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前半の短編は、「民宿雪国」という民宿にまつわる物語。
この短編ひとつひとつがまぁ、なんと面白いことか。
この話はいったいどういうところにたどり着くのか。
まったく予想がつかない。
それだけに、興奮が高まります。

短編に驚かされながら読み、
「ああ、こんな感じで『民宿雪国』に関わった人達の短編集」かと
読み続けると、後半は全くちがった形になる。

女性ライターが書いた「民宿雪国」の主人で、著名な画家の丹生雄武郎の半生に迫った
ノンフィクションが載っている。(もちろんフィクション)

前半で語られた丹生雄武郎の経歴を部分的に裏付けるとともに、
その謎に包まれた虚飾に満ちた人生を暴いている。

これがまた、一種の昭和史を読んでいるようで、
わくわくさせられて、面白かった。

実際に起こった事件や事故を思わせる内容もあるから、
隠された裏の世界を覗いたようで
何とも言えず、ぞくぞくする。

暴力描写、性描写、
人間の汚い部分や人に見せたくない部分を
すべて描いている。


丹生雄武郎という人物が一体どういう人間なのか。
どこまでが真実で、何が嘘なのか。

不気味な読後感に大満足の一冊。
オススメです。







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(2010/12/01)
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小説 | 16:59:01 | Trackback(2) | Comments(0)