投稿日:2011-03-29 Tue
『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』加藤 陽子 著
昨年評判になっていた本です。
いろんな媒体で紹介せれていたので読んでみました。
![]() | それでも、日本人は「戦争」を選んだ (2009/07/29) 加藤 陽子 商品詳細を見る |
東京大学の教授の著者が、中高生に日本の近現代史を講義したものをまとめたもの。
中高生に講義・・・というのでもっとお手軽な読み物かた思いましたが、
結構本格的な内容の本でした。
講義を受けているのが、言って見れば歴史オタクの中高生なので生徒もレベルが高い。
日清戦争・日露戦争・日中戦争・大東亜戦争。
タイトルのとおり、近現代史のなかの戦争を中心に、
当時の政治家や日本軍の責任者の意思決定がどのように行われたか。
意思決定の際に何がそれに与えたかなどを解説して、
当時の日本の首脳の心の裡をえさせる。
日本の首脳陣の中での葛藤や軋轢。
また西洋諸外国からの並々ならぬプレッシャーと戦いながら、
何とか日本を生きながらえさせようとういう責任者たちの
体温や息遣いを感じずにはいられなかった。
読めば読むほど、当時の日本人を誇りにおもってしまう。
しかしながら著者は、当時の日本人を心の底から
嫌悪しているように感じられた。
当時の日本のやり方を何から何まで肯定しようとは思わないが、
戦争はやっぱり相手との交渉の結果始まるわけだから・・・。
たしかに強引な手法もあったと思うが、
それをいくら悪く言ったって何かが変わるわけではないし。
いろいろな新たな事実がわかったのでそれはすごく興味深かった。
特に印象に残っているのは、真珠湾攻撃の事実。
なぜ、アメリカ軍があれだけ甚大な被害を出した攻撃を防げなかったのか。
それが、真珠湾の浅さとそれを克服するべく日本軍が行った特殊な訓練、
そして西洋人の人種差別と偏見があったというのは、
読んでいてわくわくした。
日本軍が意外と合理的な戦術をとっていたんだと感激。
本格的な歴史の内容なので手軽に読める本ではないですが、
その主張になっとくできるかは別として、
読み応えのある一冊です。
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