投稿日:2009-06-07 Sun
前作の面白さにまだ印象にのこっています。ミステリとしては古典の部類に入る名作の続編です。
今回も存分に楽しませていただきました。
パーシヴァル・ワイルド 著
「検死審問 ふたたび」
![]() | 検死審問ふたたび (創元推理文庫) (2009/03/20) パーシヴァル ワイルド 商品詳細を見る |
日本にはこの検死審問という制度はないので、ふつうに裁判の別版というふうにイメージして読みました。
演劇を見ているように、物語は法廷を舞台にして進行していきます。
検死審問員のキャラクターがあまりはっきりしないので、イメージがわきづらかったけど、読んでいくとそれなりに人格が露わになってきます。
検死審問に呼ばれた証人の独白と、検死官とのやりとり。
独特のスタイルなんだけど、慣れると結構はまります。
半分を過ぎたあたりからは、どっぷりはまりました。
展開としては古典的なものなんだけど、検死陪審長のイングリスのところは、ニヤニヤわらいながらよみました。しつこいくらいの註は、証人への絶妙の突っ込みやくだらない揚げ足取りで・・。
この本ののどかで愛らしい世界観、そして、心地いい読後感にだれもが満足すると思いますよ。
一級のエンタテイメント。
オススメです。

検死審問ふたたび
- Percival Wild/越前敏弥 訳
- 東京創元社
- 987円
書評/ミステリ・サスペンス

ランキング参加中。クリックお願いします
↓↓↓↓↓↓↓





読まなくなった本・漫画。そのほか不用なCD・DVDはここに売りましょう
本・CD・ゲーム・DVD「お売りください」イーブックオフ
格安DVDならここ!
CD/DVD 買うならタワーレコード

スポンサーサイト
△ PAGE UP