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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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女三代の人生 桜庭一樹著 「赤朽葉家の伝説」
最近、王様のブランチの“松ッチョイ”本を取り上げることが多いように思います。

まぁ、単純に影響を受けやすいたちなだけですが・・・。

そういいながら、今日もその松ッチョイ本です。

桜庭一樹

赤朽葉家の伝説


の感想ですよ。

赤朽葉家の伝説 赤朽葉家の伝説
桜庭 一樹 (2006/12/28)
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松田さん以外でも結構推している人がいて、読んでみようかなとおもったわけです。

上下二段で、結構な分量。

どんなもんかと読み始めると意外とすらすらと読めました。
この著者、結構、キャリアが長いんだね。
まったく知りませんでした。
それだけに、ほとんど描写や表現に違和感なく読めました。

現在から、祖母と母の人生を振り返り最後に自分の時代を語る、三部構成となっている。

それそれの時代で、主人公となる祖母の赤朽葉万葉、母の毛毬、そして語り手の瞳子の生い立ちとその後の人生を行きつ、戻りつして書いている。

まず、その人物が個性豊かなのだが、名前が変なんだよ。
それは、万葉の姑にあたるタツが自分の孫につける名前がぶっとんでいる。

初孫の男に「泪」、次の女に「毛毬」、三番目の女に「鞄」、末っ子の男に「孤独」・・・。

それぞれの世代の世間のと日本の状況を描きつつ、一人の女の人生を綴っている。
まぁ、こんな家族とか家庭なんかその辺にはないだろうなと思うだけど、所々に共感できるところがあってなんか不思議だった。

各世代でこれだけ人生観というか、生き方というか、価値観みたいなものが違うのかとわかるのも興味深い。

青春時代、職業、結婚・・。
それぞれが時代の状況で人生をおくる。

そういいながらもやはり、変わっているよ。

舞台となる家は、製鉄業で大企業となる社長の家で、主人の妾とその娘が物語りに絡んで、毛毬はヤンキーから人気漫画家となって、つぎつぎと編集者が変わって、元編集者が家に居候して、孤独は引きこもりになって、登場人物のそれぞれの死に方も変。

なんせ、三代におよぶ家や家族の物語だから、天の上から人の人生を早送りで見ている感じ。
まとまっているようで、ばらばらなようで、それでも時はながれて、その後の家族の人生は続いていく。

波乱万丈、栄枯盛衰・・・。

読み終わったあとのこの充実感はたまらないものがありますね。
 
一体何が言いたいの・・・とかそういうことは言いっこなし。

まぁ、良くを言えば、描かれているそれぞれの時代が、ステレオタイプぽくてもっと意外なことがあってもいいかなと思ったけど・・・。
サンカとか、自然的な力とかがあとあと絡んでくるのかと思いきや、そうでもなかったり、行き先が不安定な感じは居心地が悪かったけど・・。
これは、意図したものかも知れないけど・・・。

かなり変な女の人生を味わえる一冊です。

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テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

小説 | 00:04:03 | Trackback(3) | Comments(3)