投稿日:2007-06-22 Fri
この映画、まったく注目していませんでした。このところアクション映画ばかりなので、たまには濃密な人間ドラマが見たくなって、おすぎのすすめにのって、シャンテ・シネで鑑賞してまいりました。
映画
「あるスキャンダルの覚え書き」
の感想です。

ロンドンの中学で長年、厳格な教師として働いているオールドミスのバーバラ。
ある日、その中学に若くてきれいなシーバが美術教師としてやってくる。
自分ひとりの世界で生活するバーバラとは対照的にシーバは職場の同僚たちとすぐにうちとけ、楽しく過ごしている。
バーバラは、その様子を事細かに日記に記入していた。
その後、バーバラが生徒同志の喧嘩に困ったいたシーバを助けたことから二人の距離は縮まり、親しくなっていく。
そして、偶然バーバラがシーバの秘密を目撃してしまったことからその関係が微妙に変化していく。
冒頭から気持ちよく物語りにのめり込めるようなつくりがよかった。
シーバの孤独で単調な生活をうまく絡めながら、シーバを登場させて
そしてある事件が起こるんだよなぁ・・・。

そして、なによりジュディー・デンチの演技。
もう、見ものですよ、皆さん。この歳でセミヌード(?)まで披露してるし・・・。正に正真正銘の女優だよ。
地味な映画なんだけど、嘘くささがほとんどないから、見ていてものめりこめるんだよな。
細かな部分でのセンスもいいよ。
まずは服装。いかにもって感じの服装。
オールドミスとちょっとおおらかな女教師がそれぞれキャラクターを表現するような服装でした。
そして、あの髪型。
バーバラのちりちりでぬれてるような、あまり人目を気にしてないようなヘアースタイル。もう、いるいるこんな人って感じでしびれましたよ。
それが、はじめてシーバの家にお呼ばれしておめかししていくんだけど、その時へアースタイルをバッと変えて、とってつけたような感じにするんだけど、それがまた可笑しいというかけなげというか、何とも良かった。
後半は、サスペンス色が強くなって目が離せないくなるんだよ。
オールドミスの過去なんかもさらっと出てきて、回りの人が彼女に距離をおいて、変人扱いしていたのがわかる。
ラストはバーバラが深く傷つくような展開なんだけど、でも、図太いねさすがオールドミスは・・・。
個人的には、ケイト・ブランシェットが大好きなんで中学生が羨ましくて仕方なかったです。
いやー、007とかにもでている同じ人だとは思えないくらい、いいよジュディー・デンチ。
素晴らしい名演で、怖いくらいです。
孤独なオールドミスの狂気に背筋が凍りつく一作です。
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