投稿日:2007-03-29 Thu
このブログで感想を書いた「K2 非情の頂」この本を読んであまりにも山に魅せられたので、今度は登山に関する映画をみようと思っていたところに、うってつけの作品がビデオ屋の棚にありましたよ。
それが今日、紹介する、
「運命を分けたザイル」
です。
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この作品は、1985年にペルーで実際に起きた遭難事故を元にした作品です。
イギリス人登山家のジョーとサイモンは、アンデス山脈にあるシウラ・グランデという山の西壁登頂に成功する。
しかし、下山中、ジョーが滑落し足を骨折してしまう。
サイモンはジョーを、ザイル(登山用のロープ)でくくって、徐々に下へと下ろして救出しようとする。
最初は順調に下へとジョーを下ろす事に成功する。
しかし、途中、断崖絶壁から宙吊りになったジョーは、サイモンへの合図を送れなくなる。
懸命に踏ん張り、ザイルをつたってがけの上に戻ろうとするが、寒さと疲労で指が動かず、結局そのままでいるしかなかった。
一時間以上待ったが、ザイルがピンと張ったまま、下にいるジョーからは合図がない。サイモンは、このままでは自分も危険になると判断し、苦肉の策としてジョーを支えていたザイルをナイフで切り、トンネルを掘って、風雪から身を守る。
その後、サイモンはジョーの姿を探すが見つからず、おそらくは遭難したのだろと判断して一人で下山するのだが・・・。
まず何より、この映画は映画館で観たかった。
数々の映画賞に輝いている通り、その映像には眼を奪われてします。
その雪、その風、その寒さ。
どうやって撮影したんだろうって感じで雄大な自然の眺めはホントに素晴らしいよ。
何もわざわざ、そんなところに行かなくてもって思ってしまうんだけど・・。
(それは、「K2 非情の頂」のブログにも書きましたで、時間があればどうぞ)
だけども、ちょっと気になるのは、俳優が演じているドラマの部分と実際の登山家が登場してインタビュー答えている部分が交互に描かれていて、それがなんかすんなりと作品にのめりこむには、障害になっていた。
だって、これって、テレビのバラエティーとか「アンビリーバボー」なんかの手法と同じなんだもん。
演技だけで見せてくれていればもっと良かったと思った。
最後に実際の人が出てくれば、うまくおさまった感が出ると思ったけど・・・。
遭難してからのジョーは本当に過酷な運命をたどる。
足が折れた状態で、希望を捨てず、決してあきらめずに奇跡を起こす。
だって、歩けないから、ハイハイというか、匍匐前進というか、そんな恰好で氷河を渡るんだよ。
すごいよ。
その姿に、感動せずはいられなかったね。
登山のいろいろな知識なんかも分かるし、山の魅力も存分に描かれていました。
ザイルを切った、サイモンの行動は、後に山岳会や登山家たちから厳しく批判されたらしい。
それでも、ザイルを切られたジョーは、一貫してサイモンを弁護しているそうだ。
自分が同じ立場だったら、まったく同じ行動をしていただろうと言って・・・。
自然の素晴らしさと恐ろしさを実感する一作です。
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