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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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現代のアメリカの父と息子 映画「トランスアメリカ」
主演のフェリシティー・ホフマン

この映画の演技で、昨年のアカデミー賞、主演女優(!)賞にノミネートされました。

公開時に観たいと思いながら観れなかった作品。
DVDでやっと鑑賞しました。

映画

トランスアメリカ

の感想です。
トランスアメリカ トランスアメリカ
フェリシティ・ハフマン (2007/01/27)
松竹
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主演のフェリシティー・ホフマンが演じた役が特殊なんです。

長年、男の体と女のこころの性別のズレに悩んでいる性同一性障害のブリー。
念願の性転換手術を数日後に控えたある日、自分の息子という若者の保釈保証人になってほしいと留置所から連絡がある。
自分とは関係ないとやり過ごそうとするのだが、カウンセラーの担当医に、過去の自分を乗り越えない限り性転換手術の同意書のサインはできないといわれ、仕方なく若者を留置所に迎えに行く。
出てきた若者、トビーは、薄汚れ、見るからに不遇な人生を送って来たと分かる。
ブリーは、トビーの話を聞き、学生時代に一度だけ女性と関係を持ったときにできたと、思い当たる。

それから、トビーをロス・アンゼルスまで送り届ける旅に父と子は出るのだが・・・。

女になろうとしている男・・の役を本物の女が演じている。

この映画、公開された時にホフマンの演技がなんてうまい俳優なんだと
絶賛され、実際のホフマンが女だと知ってびっくりした人も居たんだそうです。

それだけに、女っぽい男(?)、男っぽい女(?)がハマッテました。

まず、その化粧。
うまいね。

なんというか、あの厚塗り感。
いかにも化粧してますって感じのおばさんが気張ったときのメイクが普通の女じゃない雰囲気をかもし出していました。

それから、時折見せる男としてのしぐさ。

息子の部屋に行って、自分の学生時代のまだ男だったときの写真を見せられてがっくりして、股を広げるところはいかにも男って感じだった。

決して、エンターテイメントとして楽しめる作品ではないけど、いろいろな想いが浮かんでくる。

人間の個性って一体なんなのかって事とか。

性別が違ったら自分は違う人間で何か変わるのか。
性別がその人の価値や存在意義を決めるのか。

キリスト教文化のアメリカでは、性転換に対する考えも厳しいのだろうな。
実際、何でもありの自由の国としてのイメージがあるけど、同性愛なんかに対する社会的圧力強くて、結構、保守的らしいし・・・。

ゲイが街中をパレードして、差別をなくそうって訴えているけど、あれだけパフォーマンスをしなければならないほど社会では拒絶されているんだと思う。
(有名なメジャーリーガーも明らかに同性愛者なのに、社会からの批判にさらされて、自分は同性愛者じゃないといわせられていたのを思い出す)

日本をはじめ、東洋は比較的同性愛者に対しては寛容だといわれている。
いまじゃ、テレビで同性愛者のことを見ない日はないしね・・・。
バラエティー番組だと、一カマ・一デブ・一ハーフって定番になりつつあるし・・・。

現代のアメリカの問題点を他にもいろいろ描いている。

息子が義父から受けていた性的虐待。
貧困、ドラッグ、ネイティブアメリカンなんかのマイノリティー、
宗教、家族・・・・・。

一握りの大富豪がいる一方で、様々な問題がひしめいているんだな。
アメリカ。

息子を演じている、ケビン・ゼガーズ。
リバー・フェニックスの再来といわれているらしいです。
たしかに、ちょっととんがっていて、だけど、心の奥底に優しさを秘めている少年って感じがよくでていたと思う。

ジャニーズファンの人には、人気がでそうな顔だな。
日本で公開される次回作はどんなもんかによるけど・・。

ラストは、アメリカ映画っぽくないフェイド・アウトって感じの終わり方。無理やりオチとかハッピーエンドにしなかったのは良かったとおもう。・・・だけど、ちょっと物足りなさを感じてしまった。

ちなみにフェリシティー・ホフマンの旦那は、俳優のウィリアム・H・メイシーなんだって。知ってた?
今回、初めて知りましたよ。
この映画では、プロデュサーとして名を連ねています。

フェリシティー・ホフマンが本物の女ってことは、あの放尿シーンのちんちんは特殊メイクかなにかかな。
誰かの吹き替えか?


性別、親子、家族について深く考えさせられ、現代社会の生きにくさを実感させられる一作です。


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テーマ:DVD - ジャンル:映画

DVD | 12:53:50 | Trackback(5) | Comments(8)