投稿日:2007-01-16 Tue
ガルシア・マルケス。「百年の孤独」が代表作の作家で、その内容はとにかく難解で常人には理解できず、挫折するひとが多いと聞く。
この著者の本は今回が初めて。
ガルシア・マルケスが苦手の人でも大丈夫という書評に惹かれて読んでみました。
ガルシア・マルケス著
「わが悲しき娼婦たちの思い出」
の感想でございます。
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あとがきでも書いているけど、出だしの一行が何ともつかむね。それがこの小説の内容を示していて、なおかつ、どうなるのか先を読みたくなってしまう。
「満九十歳の誕生日に、うら若い処女を狂ったように愛して、自分の誕生祝いにしようと考えた」
そうです。このままです。
しかし、渡辺淳一ばりの官能描写はなく、添い寝してその少女の姿や存在そのものを堪能するって感じ。(あったとしてもあんなに安っぽくないか・・・)
枯れた親父のエロティシズムだな。
この小説を書いたとき、マルケスは70代後半だっていうから、男っていくつになってもかわらないんだね。
ただスケベなだけな小説だけじゃなくて、年老いた男が自らの人生を振り返り、そして、少女へと思いを寄せていく様子はやはりいいなと思った。
長く生きていれば、それなりにいろいろあるんだな。
この歳にして初めて感じるときめき。
心からの愛情。
ラストにかけて、ちょっとハラハラさせるところもあるし、ほんとに普通に楽しみました。
ガルシア・マルケスに挫折した人もこれなら大丈夫だとおもいますよ。はい。
それほど長くないし・・・・。
老人の恋愛に切なくなる一冊です。
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