投稿日:2006-12-29 Fri
最近は、洋画ばっかりを見ている。やはり、邦画であまり面白いと感じる作品が少ないから・・。
身近だから、作っている人の息遣いが聞こえるようで、純粋に楽しめないって事もある。
でも、たまには邦画をってことで観てきました。
浅田次郎原作の小説の映画化作品。
篠原哲雄監督作
映画
「地下鉄に乗って」
の感想です。

新宿ジョイシネマで観ましたが・・・。
いやー、実に快適な映画館でした。
シネコンの椅子もなかなか快適だけど、この映画館の椅子には叶わないな。
シートのクッションがしっかりしていて、映画が終わるまで心地よく体を支えてくれる。それから、背もたれのサイズがいい。高すぎず、低すぎす。日本人のためのシートって感じ。
最後まで、尻の違和感を感じなかったのははじめてかも知れない。
大好きだよ、新宿ジョイシネマ!
さて・・・。
内容ですが・・・。
まぁ、予告編で観て想像できるような内容でした。
予想を裏切らなかったけど、それ以上のおもしろさはなった。
決して、「金かえせ!」と叫ぶくらいにつまらなかったわけではないが、すっきりと感動させてくれるような整然としたストーリーじゃないのが残念だった。
成金で偏屈な親父に反発し、決別した男が地下鉄でなぜかその親父の若かりし日にタイムスリップするという話。
まぁ、いまはやりの昭和を懐かしむブームを当て込んだ感じがみえみえなのだが・・・。
それでも、当時の街並はやはりいい雰囲気をかもし出していた。
なぜ、タイムスリップ。なぜ、地下鉄?という中途半端な気持ちを抱きつつ、途中ジーンとしたりするのだが・・・。
ラストの岡本綾の行動には、「????」となってしまいました。
不倫の相手を思いやるつくす女ということか。
私生活を地でいくような不倫をしている幸薄そうな女は、ピッタリだった。
戦後すぐの日本の惨状は、信じられない。
実際、この映画にでてくるような生活環境だったのだろう。
それを考えると今の日本に心から感謝したくなる。
誰もが生きるのに精一杯だった時代。
でも、そのほうが実は幸せなのかも知れないのかなぁ。
いまの、行き詰った社会を考えると・・。
でも、飢え死にすることはまずないけど・・・。
豊かさの後ろにはこんな時代があっただなぁと実感できる一作です。
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