投稿日:2006-12-08 Fri
吉田豪この人を皆さん知っていますか。
おそらくご存知ないと思われます。
ご存知の方はかなりのプロレス通じゃないですか。
彼こそは日本を代表するプロのインタビュアー。
取材する人物のあらゆる情報をインプットしてからのインタビューはその人物さえも驚くほど・・。
「そんなことまで知っているの・・・」
忘れられたタレント
消えていったアイドル
そんな人たちのタレント本を漁り、誰も知らなかったタレントの真の姿を浮かび上がらせる。
その著者が得意分野のプロレス関係者にインタビューしたものをまとめたのが、今日紹介する本です。
とにかく、すっごいよー。
というわけで、今日は、吉田豪著
「吉田豪の
セメント スーパースター列伝パート1」
です。
![]() | 吉田豪のセメント!!スーパースター列伝 パート1 吉田 豪 (2006/04/01) エンターブレイン この商品の詳細を見る |
いやー、すごかった。
でてくる人たちの話の面白いこと。また、プロレスに魅せられたがために歩んだ破天荒な人生がすごいよ。
出てくる人たちの半分以上は知らない人なんだけど・・・。
それでも、結構楽しめました。正直、プロレスは好きじゃないんだけど・・・・。
やっぱり、真剣勝負じゃないってところが人気低迷の原因だと思うんだけよね。
最近は、K−1やプライドの格闘技が盛り上がってるし・・・。
しかしながら、この本を読むとちょっとはプロレスの見方、楽しみ方をわかった気がする。つまりは、レスラーの人格や人生を含めて、戦いだけでなく裏のドラマも楽しむということ・・・・。
うーん、なかなか奥が深い。
プロレスを称して、「肉体を使った演劇」と言った人もいるが、決して馬鹿にして言っているわけではない。
むしろ、鍛えあげた肉体でなければできない演劇というものが存在するとたたえているのだ。
実際、リングの上に立ったとしても、誰もがあの戦いをできるはずがないのはみんな認めるんじゃない。
とある書評では、興行という昔ながらの産業形態が、魅力的であくの強い人間を惹きつけるのでは・・とあったが、不思議と納得。
体を壊しても、会社をつぶしても、仲間や先輩と決別しても、それでもプロレスを愛してやまない人達に心よりの敬意を表したい。
プロレスがまだ多くの人を熱狂させていた頃の話は、懐かしくもあるが、いまはもう失われた世界という気がして寂しくもあった。
また、自分が生まれる前のプロレスの話は、ぜひ、リアルタイムでその試合を観たかったと思った。
ちょっと、プロレスについて見直しました。
著者のプロレスに対する愛情と知識に脱帽。
プロレスの魅力にあふれている一冊です。
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