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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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さばの水煮缶以外を探せ! 安部司著「食品の裏側 みんな大好きな食品添加物」
テレビなんかで紹介されて、ベストセラーランキングにも登場した本書。

ひとり身で、日ごろから加工食品ばかり食べているんで、ちょっとは食生活を見直そうかと読んでみました。

安部司著

食品裏側 みんな大好きな食品添加物

の感想です。


食品の裏側―みんな大好きな食品添加物 食品の裏側―みんな大好きな食品添加物
安部 司 (2005/10)
東洋経済新報社
この商品の詳細を見る


皆さん、まず質問です。
コーヒーショップなんかで自由に取っていいように置いてある、小さなパックに入っているコーヒーようのあのミルク。(「コーヒーフレッシュ」ってよばれていたりする)
何からできていると思いますか。

牛乳?生クリーム?

とんでもない。コーヒーフレッシュに乳製品は少しも入っていません。
あれは、植物油と水を混ぜて、添加物で白い色をつけて、とろみをつけて、それっぽい匂いをつけているんだそうです。
牛乳は一滴も入ってないんですよ。
要するに、「ミルク風のサラダ油」をいつもコーヒーに入れていたんですよ、奥さん!
そりゃ、取り放題なはずだよ。

いやー、驚くよ。
添加物についてちょっとは知っていたけど、これほどまでとは・・・。

著者は、食品添加物食品加工業者に売り込む仕事を長らくしていた元セールスマン。
それだから、添加物が実際の食品の加工にどう使われているか熟知している。
その現状を知ったら、誰もがいまの食生活を改めようと考えるよ。絶対。

添加物を大量に使っている食品の代表に著者は、三つを上げている。

「明太子」

「漬物」

「練り物、ハム・ソーセージ」


不自然なほど、鮮やかなあの明太子。
安いたらこに、色や味や食感や風味をつけるために10種くらいの添加物が使われている。

それから、同じようにあざやかな黄色い沢庵。
野菜だから健康によさそうなものだが、実際は、添加物をたべているような物。
健康ブームで、減塩がもてはやされ、味もしょっぱくないものが好まれる志向にあわせて、保存料や甘味料を大量につかっている。
驚いたのは、梅干。
本来の梅干は、保存食のため、しっかり塩を効かせなければならない。
しょっぱくて、すっぱい。それが、梅干なのだが、やはり減塩の影響で塩を控えてつくる。その代償として、保存料を使い、色を鮮やかにするため着色料をいれ、しょっぱさを感じないように甘味料をプラスする。
最近では、塩分5%の常温では保存できない梅干もあって、もう梅干の本来の味はしないらしい。著者に言わせるともうそれは、「梅風味の添加物」あるいは「梅干の形をした添加物」としか思えないとのこと。

100グラム100円で売られているハム。
なぜあんなに安いのか。
それは、豚肉に添加物の肉用ゼリー液を注射して、量をふやしているのだ。ただそれだけでは、おいしくないので味を補うための添加物もしっかり入っている。

どうですか、そんなことまで知らなかったでしょ。

でもいくらなんでも極端なことばかり書いているんじゃないの。

そう思って、スーパーで確かめてみました。
そしたらもう驚くね。

梅干。
著者のいうとおり、裏の表示を確かめると、分からないようなカタカナの添加物が書かれている物ばかり・・。
確かに値段も安い。たちの悪いことに、いかにも味にこだわっているような表示をしている商品でも、しっかり添加物を使っているんだよ、これが・・・。
梅と塩だけの梅干を探したら、10種類くらいの商品のなかで、たった1種だけだった。
しかも、他のものより、色が鈍い赤で、値段も高い。6粒くらい入っていて、500円だった。
梅干ももう日本の伝統の味じゃなくなってきているんだよ。

それからハムも調べたよ。
これは、次々と商品をひっくり返したけど、無添加のハムは一つもなかった。
カタカナの添加物は、書いてないものもあったけど、調味料が添加されていた。
怖いのは、今まで安いハムをまずいとも感じないで食べていたこと。
もう、現代の日本人は添加物のどぎつい味になれてしまって、本来の食品の味や風味じゃ満足できなくなっているんだよ。

そのほか、この本では手軽に食品を業者の都合に合わせたり、消費者の好みに合わせたりするため、添加物を使う例をいろいろ紹介している。

塩がなぜ安いものから、高いものまであるのか。
米だけの酒とそれ以外の酒の作り方。しょうゆ、みりんなどの加工の秘密なんかにもちょっと驚き。
粉末のだし、インスタントやカップのラーメン、スナック菓子、焼肉のたれ、サラダドレッシング、カット野菜なんかも取り上げている。

一体、一つの食品に何種類の添加物が使用されているか。
それは食品の表示だけでは分からない。
なぜなら、同じような用途で使っている添加物は何種類使っていようと、一括表示が認められている。
それから、キャリーオーバーといって、もともと添加物を使って作られた原料を加工に使用した場合は、表示の義務はないのだ。

ちょっと、不安になりましたか。中には怒りを感じた人もいるかも・・・。
でも、悪いのは業者だけじゃないんですよ。
なぜなら、消費者は味や安全性を考えている食品より、特売なんかでとにかく安い食品を買っているから・・・。
(主婦向け雑誌なんかでは、一円でも安い買い物をする主婦が賢い主婦とされている)
色があざやかじゃないと鮮度が悪いと思って買わないでしょ。
消費者にも、責任はあるんだよ。

著者は、単純に日本から食品添加物を駆逐しようとして主張しているわけではない。
食品添加物のおかげで、食品の保存が容易になり、コンビニでいつでも食べ物を買って食べられるようになった。
時間がないときは、家族で加工食品を食べれば時間の節約にもなる。
それから、長い歴史の中で使われ続けている添加物もある。
例えば、豆腐を固めるときに使うにがり、羊羹をつくる寒天、ゼリーをつくるゼラチン、饅頭を膨らませる重曹など・・・。

大事なのは、物を食べるということをもっと考えなおすことだといっている。
現代は、簡単に食べ物が手に入るため、子供達は食べ物を食べること、食べられることに感謝の気持ちを持ったりしない。
加工食品をつかうこともいいだろう。
しかし、時間があるときにはしっかりと手作りのものをつくり、その手間を子供に見せ、時にはその手伝いをしてもらうようにすることだと言っている。

まさにおっしゃる通り。
そのとおりだよ。野菜も、形や色だけで判断して買う人ばかりだから、農家は味のいいものより、形を整え、色をあざやかにしようと農薬をつかうんだから・・・。

食べ物をしっかりみんなで考えることだけでも、よりよい社会になるような気がする。
これだけ健康をみんなが意識しているのに、食べ物をしっかり理解して食べていないのは、おかしいよ。
消費者が意識して、無添加のものを買うようにすればメーカーだって添加物を使わない加工食品を研究開発するでしょ。
食品表示だけでも、もっとしっかりしてほしいね。一括表示とかやめて・・。

ちなみに、スーパーで食品表示を確認しまくって無添加の加工食品を探しました。

まずは、昔ながらの塩と梅だけの梅干がありました。
それ以外はいろいろ商品を裏返して見ましたがなかなか見つからない。
あきらめかけたとき、一つだけ見つけました。
それは・・・・

さばの水煮缶

です。(味噌煮には添加物がはいっていました)

他に無添加の加工食品があったらぜひ教えてください。
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テーマ:ノンフィクション - ジャンル:本・雑誌

ノンフィクション | 22:46:41 | Trackback(3) | Comments(10)