投稿日:2006-08-12 Sat
しばらく前によしりんが連載の「ゴー宣」を3回くらい休載したことがあった。それは、白内障と緑内障で、ほとんど失明状態となり、目の手術をするためだったのだ。
その顛末を描いたのが、今日紹介する本、
小林よしのり著「目の玉日記」であります。
![]() | 小林よしのり 目の玉日記 小林 よしのり (2006/03/07) 小学館 この商品の詳細を見る |
普段、目の事なんか考えていない俺にとって、目や体の健康をあらためて考えさせられる一冊だった。
言っておきますと、この本は、政治や思想などのよしりんの他の本に含まれる内容が一切ない、
だから、よしりんにアレルギーを感じる人も安心して読めると思います。
やっぱ、病気になるとほんと大変なんだね。まぁ、当然だけど・・・。
だって、あれだけ、有名で、お金持ちのよしりんでも医師の前では、ただの患者で、信頼できる病院と医師に出会うまでに、2度も病院を変えている。
その過程の苦労をありのままに描き、病院や今の医療体制、また、患者側の姿勢にある問題を浮かび上がらせる。
西洋的な、患者と医師の“インフォームド・コンセント”などのコミュニケーション。それは、本来、専門家である医師が治療の仕方やその選択の責任を患者にゆだねることでもあるのだ。こちらは、医療にたいしては素人だから、極端な話、成功率のきわめて低い手術を治療法にえらんだとしても、自分で選んだのだから、自分で責任をとらなければならない。
日本的な、専門家を信頼してすべてを託すという考えはもう古いのか。
さらに、病気にかかったときに自分がどうするのか、考えさせられる。これからの生活のスタイルや、もっといえば、生き方までも病気になって初めて考えるということが分かった。
3軒目の病院で、よしりんはやっと希望の手術を受けられることになり、今は、視力も回復して、ご存知ととおりベストセラーを連発している。
視力の悪い人の、世界がこう見えているのか、白内障や緑内障の人の見え方、そして、視力が回復したときの感動の世界は、この本の読みどころでもある。
目のことはもちろん、体の健康や病院や今の医療体制までも考えさせる一冊です。
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