投稿日:2006-08-02 Wed
最近の映画は、DVDになるのが早いよね。ちょっと前にほとんど同時に公開されていた映画。
「エリザベスタウン」 と「イン・ハー・シューズ」
エリザベスタウンのあまりの出来の悪さに嫌気がさして、みるのをためらっていたが(たしか、テレビのCMでおすぎがいつもの絶叫で絶賛してたけど、監督のキャメロン・クロウ自身も失敗作だと思っているらしいよ)、やっと鑑賞したので今日は、残りの一本の感想を・・。
「イン・ハー・シューズ」
![]() | イン・ハー・シューズ キャメロン・ディアス (2006/04/07) 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン この商品の詳細を見る |
定職につかずに、男と飲み、遊びほうけるマギーと、弁護士としてキャリアを積んでいるローズ。
飲んだくれて、いつものように姉のローズの家に転がり込むマギーだったが、姉の恋人と寝てしまったことで、姉の家をも追い出されてしまう。
行き場を失ったマギーが向かったのは、偶然、手紙を父の机から見つけた、死んだと思っていた祖母のところだった。
老人だけの町にやってきても、相変わらず、何もせずにぶらぶらと過ごしているマギー。
祖母のエラに、箪笥の中を漁っているのを見つかり、たかりにきた事がすっかりばれてしまったマギーは、祖母の勧めで、介護センターで働き始める。
やがて、祖母から、死んだ母の思い出や父との関係を聞かされ、人生を見つめなおすようになる。
姉、妹、そして、長らく会っていなかった祖母。
それぞれが、姉妹の母であり祖母の娘の死の苦しみを心の奥にしまいながら生きて来て、初めて、互いの胸の内をさらけ出す。
そして、お互いのことを許しあい、分かり合う。
現代の女の姿を描きながら、ただそれだけじゃなく、人生の終わりが近づいた人間の後悔や、どんなときでも希望を捨てるなというメッセージも含んでいる。
典型的な物語かと思いきや、もっと深くまでえぐってみせたところに感動した。
読書障害を克服するマギー、本当に自分を見つめてくれていた同僚と恋に落ちるローズ、新たなデートの相手を見つけるエラ。
それぞれの女をしっかりと描いている。
キャメロン・ディアスもまぁ、良かったけど、なんと言っても、トニ・コレットが良かった。(この人、シックス・センスであのガキの母親役をやった人だよ)美人ではないが、母の死の苦しみに耐えつつ、妹を思う女をよくやっていたと思う。
それから、やっぱ、シャーリー・マクレーンが余裕の演技で、しっかり脇を固めていて、それも良かった。
ちょっと、父親を悪く描きすぎているところや、継母のキャラクターが典型的過ぎるところなんかが不満だけど・・・。
でも、いい映画だよ。
ただ若いだけの時期を過ぎた女は、ぜひ、見るべきだと思う。
これまでの人生とこれからの人生をじっくりと考えられるしっとりとした名作だね。
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