投稿日:2006-07-22 Sat
ジェーン・オースティン。といえば、18世紀から19世紀のイギリスの中流社会を描いた作家で本国では、大切に読み継がれている作家の一人。
当時の社会情勢や恋愛事情、女性の立場など鋭い人間観察をもとに小説を書いています。いまでは考えられないような女性の弱い立場におどろくが、そこで繰り広げられている人間たちのやり取りの数々は現代とさほど変わらない。
だから、今でも人気の作家のひとりで居られるのだろう。
その代表作、「高慢と偏見」を映画化した作品を見たので今日はその感想です。
その名も
「プライドと偏見」 です。
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原作が「高慢と偏見」のタイトルだというのに、映画のタイトルは「プライドと偏見」。
高慢という言葉が、引っかかったのかね。
自分としては原作のほうが好きだけど・・・。
女性が相続を許されていなかった当時のイギリス。
年頃の女とその家族の関心はもっぱら、いい男を見つけるということ。
五人姉妹を持つベネット家も、関心は娘の嫁ぎ先。
近くの屋敷に金持ちの男が滞在しているとか、パーティーでダンスにさそわれたとかが娘たちと母親の話題の中心。
ドナルド・サザーランド演じる父親は、どっしりと構えてその様子を静観している。(それが、結構よかった)
次女のエリザベスと資産家のダーシーが話の核。
二人の出会いと心の移り変わりを描いている。
「高慢と偏見」
つまり高慢な男と偏見を持つ女ということ。
二人の出会いは最悪。
エリザベスは、この人だけは絶対いやと思うほどダーシーの高慢さに
嫌悪感を覚える。
姉の恋愛を邪魔するし、ダーシーの父が面倒を見ていた男につらくあたるし・・。
「なんていやな奴」
しかし、物語が進むにつれダーシーの本当の姿が分かってくる。
そして、二人はお互いに惹かれ始め、互いの気持ちを理解し始める。
現在の恋愛漫画にあるような展開なのだが、最後まで飽きずに見られました。
実は、この作品は、BBCで完全に映像化(高慢と偏見 / コリン・ファース)されており、自分もNHKでそれを見てなんと面白いのかと感激したのを覚えています。
その感動があるもんだから、どんなもんかねとちょっと斜に構えていたがこれがまた、なかなかよかった。
エリザベスを演じるキーラ・ナイトレイが、物怖じせず誰にでも自分の考えをはっきりしゃべる頑固な娘をうまく演じていたと思う。
娘の幸せを願う、両親。
姉妹それぞれの個性の表現。
一家の土地・建物を相続することになった牧師の変さ加減。
イギリスが自国の作家や文化、あるいは伝統をいかに大切にして、後世に伝えようとしているかがにじみ出ている。
出てくる立派なお屋敷やお城はすべて現存するもの。
300年くらい前からのものをちゃんと保存しているって事。
それから、景色のきれいなこと。
羨ましいね。
女性なら、必ず満足できる作品だとと思いますよ。
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