投稿日:2006-06-12 Mon
おーい、金が出たぞー・・・・。もとい、ウッドハウスの新刊が出たぞー・・・。
というわけで、今回は待ちに待った「ウースター家の掟」をご紹介。
![]() | ウースター家の掟 (ウッドハウス・コレクション) (2006/03) P.G. ウッドハウス 商品詳細を見る |
有閑青年のバーティーとその執事ジーブス。
それはホームズとワトソン、ポワロとヘイスティングスと並び称される名コンビ。今回もやってくれます。笑わせてくれます。
さぁ、ウッドハウスの魅惑のドタバタの世界へ出発しましょう。
今回は、おなじみの登場者、バーティーの叔母、ダリアからミッションが下されます。それは、トム叔父さんが手に入れようとしていて、他の人の手に渡った”ウシ型クリーマー”を盗みだすということ。
ところがその獲物を手に入れたのが、以前にバーティーに有罪判決を下した元判事、サー・ワトキン・バセット。
しかも、このサー・ワトキンは、バーティーの学友、イモリ研究に人生の大半の情熱を注ぐ、ガッシーの婚約者のマデラインの実の父。
ああ、もう、話がこんがらがっていく・・・。
どんなに困難なミッションであっても、ダリア叔母さんのいつものやり方に降参し、渋々、敵陣へと乗り込んでいくバーティーなのだが、そこで、さまざまな人の思惑や魂胆に翻弄され、もう、いつも以上に大変です。絡まり、縺れた人間関係はそう簡単には解けません。
アーー。なんとも愛らしい世界。この人畜無害な感じよ。
何の足しにもならないようなやり取りと会話。それが良いんだよなぁ。
ガッシーとマデラインは仲違いするわ、マデラインのいとこのスティっフィーは自分の婚約を伯父に認めてもらうのに、バーティーを利用するわ、バーティーを犯罪者としか見ないロデリック・スポードは登場するわでもう、収拾がつかなくなるんじゃ・・・・と思いきや・・・・。
大丈夫、こちらには稀にみる天才的頭脳の持ち主、ジーブスがついている。最後は、やっぱりジーブスがうまくまとめてくれて、すべてうまくいく。
いつもは、バーティーを馬鹿な甥としか扱わないダリア叔母さんが今回は甥への愛情を証明して見せて、感動的。
あああ、いつまでも、この心地いい世界に浸っていたい。
もう、新刊が待ちどうしい。
それにしても、”ウシ型クリーマー”ってどんなものかいまいちわからなかった。どなたかご教授ください。
ぜひ一度、この馬鹿馬鹿しい、豊かなユーモアの世界を体験あれ・・。
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