投稿日:2006-06-03 Sat
町に良くあるチェーン店のレストランなんかで、”こだわり”のメニューが最近気にならないですか?
「一晩煮込んだ さばの味噌煮定食」
「紀州産南高梅を使った 特製 梅茶漬け」
たとえ、そのメニューを食べたくても、「えーと、この一晩煮込んださばの味噌煮を・・・」なんて私は恥ずかしくてとてもいえない。
せいぜい、メニューを指して、「これを・・」というのが精一杯。
他の客の中には「一晩煮込んだ・・・」と堂々と言っているひともいて、そういう人はすごくうらやましいと感じると同時に、こっちまで恥ずかしくなる。
「一晩煮込んださばの味噌煮」を注文された店員は、おそらく「フン、こちらの思惑にまんまと引っかかりやがって・・・」と妄想しているに違いない。
「もともとさばの味噌煮が好きなのか?・・えっ?・・・それとも”一晩煮込んだ”で食いたくなったのか?・・どうなんだ・・・この小市民が!・・・」
注文を受けて去っていく店員の背中はそう語っているんだ。
大体、こだわっているのを前面に出す店が多すぎるよ。
どんなにこだわっていても、メニューには普通に「さばの味噌煮」とだけ書いておいてほしい。
そして「さばの味噌煮」を注文した客が、一口食べてそのうまさに感動し、これはどういうわけだとメニューを見ると、みのもんたのフリップの様に、はがすところがついていて、そこをはがすと「当店のさばの味噌煮は一晩じっくりと煮込んであります」と書いてあるとか、もっと奥ゆかしさがほしいよ。
一晩煮込んだからって、そんなにおいしくなるものかね。
「こちらが一晩煮込んだもの、そして、こちらがそうでないものでございます」って同時に出されたらその違いがわかるかも知れないけど・・。
案外、一時間くらい煮込んだものの方がうまかったりするんじゃないの?
それにチェーン店に行く人はそんなに味にはこだわってないよ。
一晩煮込んでいようが、いまいが食いたいやつはさばの味噌煮を食うと思うし、「一晩煮込んだ・・」に惹かれて食うやつは信用できないと思う。
実家が農家だから良くわかるけど、日本で売れる野菜は味の良いものではなく、傷がなく、形が整っているものなんだ。(昔のきゅうりは粉をふいていたが、それだと都会の消費者に売れないということで、味は落ちるが粉がふかないきゅうりに変えると、売り上げが上がったというのは有名な話)
その事実から、日本人は大した味覚はないんじゃないかと思いたくなる。
ラーメンを食いたいときは、うまいラーメン屋に良くというより、人がたくさん並んでいるラーメン屋に行くんだ。
よーし、今度からは「一晩煮込んでいないさばの味噌煮ください」と言ってやる。
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