投稿日:2006-05-23 Tue
アカデミー賞カンヌ映画祭芸術貢献賞
グラミー賞
ニューヨーク批評家協会賞
これだけの賞を受賞した日本人がいることをあなたはご存知ですか?
その人の名は、石岡瑛子。今日の本「私 デザイン」は、その石岡さんが担当した作品での製作の裏話や苦労、創作活動での葛藤やスタッフとの衝突などを綴った「告白の書」です。
![]() | 私 デザイン 石岡 瑛子 (2005/08/31) 講談社 この商品の詳細を見る |
私もアカデミー賞を取った日本人として知ってはいたのですが、それ以外にも数々の大きな仕事をされていることにびっくり。
マイルス・デイビスのアルバムジャケット。オペラ「ニーベルングの指輪」四部作。シルク・ド・ソレイユ「VAREKAI」。ビョークのミュージックビデオ。ソルトレークオリンピックのコスチューム。
実際の写真でわずかに見るだけでも、なんとも斬新で、こちらの感性を刺激されます。(扉に作品の写真があるので、ぜひ見てみてください)
これだけの作品を、しかも世界をまたにかけて活躍するだけに、彼女は確固たる信念を持っており、作品を制作する職人との間に問題が起きたとしても、自らのデザインを貫きます。
その辺は、華やかな作品とは裏腹に、作品完成までは孤独な戦いを強いられていることが良くわかる。
そして、日本人としての自分よりもデザイナーとしての自分を意識し、創作に意欲を燃やしています。その姿は本当に感動します。
資料を綿密に集め、いかにも実在するかのような世界を忠実に再現するようなデザインではない彼女の作品を、デザイナーの自己陶酔と揶揄する意見もあるようだ。
しかし、イメージ豊かな石岡さんの作品は私には、とても印象に残る。
そこは、実際、ご覧になって判断してください。
あらゆる創作にかかわる日本人にむけた、究極のメッセージ。
必読です。ぜひ・・・。
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