投稿日:2006-04-30 Sun
気鋭のゲームクリエイターの三人が近代文学の名作から、最近のベストセラーまで、勝手気ままに語り倒し、最後にゲーム化の構想を練るという対談本、それが、「日本文学ふいんき語り」
![]() | 日本文学ふいんき語り 麻野 一哉、飯田 和敏 他 (2005/11/30) 双葉社 この商品の詳細を見る |
であります。(「ふいんき」は2ちゃんねる発のネット用語で、間違いではありません。念のため・・・)
著者は、麻野一哉、飯田和敏、米光一成の三人。
ゲームに詳しい人には、おなじみの人なのかも知れませんが、ゲームをほとんどやらない私はまったく存じ上げない方々でした。
ゲーム、漫画、ネットのオタク的なのりで一冊の本を語るため、引用やたとえがマニアック。(ちなみに私は漫画もほとんど読まないので・・・)
しかし、何よりもいいのは堅苦しくない。三人の掛け合いが楽しく最後まで飽きません。(わからない言葉は註もあるし・・)
取り上げているのは、
「こころ」「羅生門」「痴人の愛」「人間失格」「金閣寺」
「世界の中心で、愛を叫ぶ」「電車男」等など
三人の個性とゲームクリエイターの視点が興味深く、各章のラストのゲーム化のところは、悪ノリが加速していき、悪ガキ三人に変身します。
太宰の「人間失格」に「ゲラゲラ笑った」
「乱歩がいなかったら、『リング』も『らせん』も『ドラクエ』もなかった。
江戸川乱歩賞もない」
最終的に三人に共通するのは、文豪の作品は、面白いということ。
ゲームに夢中の人も、文学ファンの人もこの本で、近代日本文学の新たな魅力を発見してください。
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