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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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■広   告

「日本文学ふいんき語り」
気鋭のゲームクリエイターの三人が近代文学の名作から、最近のベストセラーまで、勝手気ままに語り倒し、最後にゲーム化の構想を練るという対談本、それが、

日本文学ふいんき語り

日本文学ふいんき語り 日本文学ふいんき語り
麻野 一哉、飯田 和敏 他 (2005/11/30)
双葉社
この商品の詳細を見る


であります。(「ふいんき」は2ちゃんねる発のネット用語で、間違いではありません。念のため・・・)

著者は、麻野一哉、飯田和敏、米光一成の三人。
ゲームに詳しい人には、おなじみの人なのかも知れませんが、ゲームをほとんどやらない私はまったく存じ上げない方々でした。

ゲーム、漫画、ネットのオタク的なのりで一冊の本を語るため、引用やたとえがマニアック。(ちなみに私は漫画もほとんど読まないので・・・)

しかし、何よりもいいのは堅苦しくない。三人の掛け合いが楽しく最後まで飽きません。(わからない言葉は註もあるし・・)

取り上げているのは、
「こころ」「羅生門」「痴人の愛」「人間失格」「金閣寺」
「世界の中心で、愛を叫ぶ」「電車男」等など

三人の個性とゲームクリエイターの視点が興味深く、各章のラストのゲーム化のところは、悪ノリが加速していき、悪ガキ三人に変身します。

太宰の「人間失格」に「ゲラゲラ笑った

乱歩がいなかったら、『リング』も『らせん』も『ドラクエ』もなかった。

江戸川乱歩賞もない

最終的に三人に共通するのは、文豪の作品は、面白いということ。

ゲームに夢中の人も、文学ファンの人もこの本で、近代日本文学の新たな魅力を発見してください。

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対談 | 13:03:42 | Trackback(0) | Comments(0)
いまだ貧しいアジアの姿 石井光太著「物乞う仏陀」
猿岩石を覚えていますか。
もうお忘れですか?
テレビ番組、「電波少年」の企画でユーラシア大陸横断をヒッチハイクで達成したお笑い2人組みで、番組が放送されていたときは本は売れるわ、CDは売れるわ、映画に主演するわで社会現象になったように思います。

物乞う仏陀 物乞う仏陀
石井 光太 (2005/10/13)
文藝春秋
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著者の石井さんは、まさにこの猿岩石に触発されて、アジアを訪れます。
そこで目にしたのは、日本では考えられないような貧困や障害に喘ぐ人々の姿でした。
それ以来、著者の乞食や障害者と出会う旅が始まります。

カンボジア・ラオス・タイ・ベトナム・ミャンマー・スリランカ・ネパール・インド

貧困でやむにやまれず物乞いになる者。地雷や戦争の被害で手足を失う者。
それぞれの国で、社会の底辺の人々がどう暮らし、どう扱われているか。その様子が、静かに描かれます。

日本人として何かできることはないのか。手を差し伸べてあげたい。ずっとそう思って読みました。しかし、どうすることもできない。
著者は、よそ者という自分の立場をわきまえて、筆を走らせています。

あとがきで著者は書いています。
この本の中で、私は一つの論をでっち上げるよりも多くの人々の生き様をそのまま描写しようとつとめた。正義と理屈を述べるよりも個人の心情を書き綴った。それは彼らの姿がそれを求めているように思えてならなかったからである。」

だからこそ、この本は読者に訴えかけます。
アジアの真の姿を。

読者は、どう感じ、どう反応すべきなのか。試されているように感じました。

最終章のインドは、あまりに悲惨な状況に胸が締め付けられます。しかしながら、どんな場所でも笑顔があり、周囲の人々は何事もなかったように生活します。

ちょっとほっとするのは、行く先々で現地の人に、日本の援助やボランティアの活躍を著者が感謝されるということ。
真っ当な日本人に感心しました。


この本で、アジアのもう一つの姿に出会ってください。

石井さんのHPはここをクリック

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ノンフィクション | 19:09:10 | Trackback(0) | Comments(0)
V フォー ヴェンデッタ
「マットリクス」シリーズを製作したウォシャウスキー兄弟をご存知だろうか。このシリーズで二人は億万長者になったが、その後、兄のラリーはなんと性転換をしていました。
このことは、映画ファンの間では、有名な話らしいです。詳しくは町山智浩さんのブログをご覧ください。

Vフォー・ヴェンデッタ 特別版 Vフォー・ヴェンデッタ 特別版
ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィーヴィング 他 (2007/06/08)
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そのウォシャウスキー兄弟がプロデューサーに名を連ねた作品「V フォー ヴェンデッタ」が公開され、早速、見に行って来ました。

仮面の男が全体主義の世の中を変えようと政府要人を次々と暗殺していき、一年後に決起するようにテレビを通じて呼びかけます。(仮面の男は、マットリクスでエイジェントスミスを演じていた俳優がやってます)

おそらくは、アメリカの現政権に対する批判がこめられていると考えられ、単純なアクションよりも政治的なメッセージ色が強かったように思いました。(当然か・・)
後半は、何かしゃべりまくってばかりであまり印象に残りませんでした。というよりも、眠ってしまいました。
もっと痛快なアクションを期待していたので、期待はずれでラストもまぁこんな感じか・・・という終わり方。
二時間仮面をつけっぱなしというのもどういうもんですかねぇ・・・。それで、感情や表情がわからない分、なんか物足りなかったように感じました。

映画の掲示板などでは、絶賛している人も結構いましたので、興味がでた方はぜひ映画館へ。

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映画 | 20:46:47 | Trackback(2) | Comments(2)
初めてのブログ  ウッドハウスに夢中
イヤー、始めてしまいましたよ。
かねてからブログに興味はありましたが、こんなに簡単にできるとは・・。

記念すべき最初の日記は、今ハマッテいる作家についてです。
その名も「P.G ウッドハウス

イギリスのユーモア小説の大家で、本国ではもちろん諸外国では結構有名な作家らしかったのですが・・・・。

私、タウムはまったく知らない作家で、とある書評で興味を持ち、読んだのですが・・・・

面白い

ユーモア小説と聞いて眉をひそめたそこの御仁。
本当に面白いんですよ。本を読んで久しぶりに声を上げて笑ってしまいました。
そのほか、くすくす笑いは数え切れないほど。

現在、日本ではウッドハウス翻訳ブームが到来して、国書刊行会と文藝春秋社から次々と出版されています。

特にオススメは、「エムズワース卿の受難録

エムズワース卿の受難録―P.G.ウッドハウス選集〈2〉 (P・G・ウッドハウス選集 (2)) エムズワース卿の受難録―P.G.ウッドハウス選集〈2〉 (P・G・ウッドハウス選集 (2))
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主人公のエムズワース卿が様々な問題にあい、右往左往する様子が描かれている短編集ですが、中でも「豚よほほおぉぉぉい」が絶品。

詳しくは語りません。

生活に潤いを求めているすべての方、ぜひご一読を。

一服、服用すればたちまちお悩みの症状が緩和され、人生に張り合いがでる特効薬であるとわかるはず。(ちょっと、言い過ぎかも・・)

ほかにも、ジーブス物、マリナー氏物などのシリーズがあり、まだまだお楽しみはあります。

しばらくの間、タウムはウッドハウスに夢中になりそうです。

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ウッドハウス | 20:08:33 | Trackback(3) | Comments(3)