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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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映画では語れなかったこと 周防正行著 「それでもボクはやってない  日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!」
それでもボクはやってない

日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!



それでもボクはやってない―日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり! それでもボクはやってない―日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!
周防 正行 (2007/01)
幻冬舎
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同名の映画も公開されましたが、映画では描けなかったこと、製作時に感じた裁判制度に対する疑問をまとめた本です。

3部構成になっていて、1部は映画のシナリオの完全収録。

2部は、監督自身がカットしたシーンなどについて解説を加えている。

そして読みどころはやっぱり、3部の元裁判官と周防監督との対談となっている。


さすがに何十回、何百回と裁判傍聴しただけあって、監督の裁判制度に対する、“これは、おかしいぞ”という熱意と研究熱心な姿が見えるようだった。


裁判や弁護士などの映画やドラマで描かれえいるのは、真実を求めて奮闘する弁護士や検事などの対立の姿が多いが実際はそんな白熱の裁判は、ほとんど皆無だということ。

何せ、起訴された事件はほとんどが有罪になっているのだから。
ほかの国と比べてもこの有罪率は突出している。

対談で周防さんは、裁判だけではなく取り調べや、逮捕、そのほか裁判にいたるまでのさまざまな手続きが、いかに被疑者に過酷なものとなっているかを訴えている。

あらゆる面から素人として感じた違和感を専門家にぶつけている。
その細かさといったら、対談相手の元裁判官も目を見張るほど。


検事と弁護士の対決といった今までのあらゆるお気楽な法廷ドラマに
終止符をうつ映画と本だと思いますね。

それくらい日本の裁判は、ドラマが起きないようにできている。

裁判や司法制度に対する、周防さんの率直な疑問と熱意に頭がさがりました。


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対談 | 20:15:09 | Trackback(32) | Comments(8)
目からウロコ?の人気映画対談、第三弾 町山智浩 柳下毅一郎著 「ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判 3」
人気対談の第三弾。
しかも今回で最終回です。

一度でこの二人の対談を読んだことのある人なら、その魅力をもう知っているはず。
もっと続いてほしかったな。
他にこんなにあけすけで、映画業界とか映画批評の裏事情をあけすけに語っている対談ってないでしょ。

というわけで、

町山智浩柳下毅一郎

ファビュラス・バーカー・ボーイズ

映画欠席裁判 3


の感想です。

ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判 3 ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判 3
町山 智浩、柳下 毅一郎 他 (2007/02/26)
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マニア向け映画雑誌「映画秘宝」で連載されていた対談をまとめたものです。

今回で最終回なんてホントに残念。
それだけに、あじわって読みましよ。
でもそんなにありがたい話ばかりじゃないんでけど・・・。

いつも驚くのは二人のマニア度。
知らない映画をたくさん観ていること。

この映画のストーリーはこの映画に似ていて、この映画を意識してパクっているとか、この映画のこのシーンの元ネタはこの映画だとか・・・。

そんな知らないことのオンパレードだから、ただただ「へぇー」の連発。しかし、カタイ話題だけじゃないのが、このコンビの面目躍如。

いろんな映画のあらゆる部分に今回も突っ込みまくってます。
それから、映画監督の素顔とか、映画スターの裏の姿なんかも暴露してめすよ。

テレビに出ている映画評論家なんかが絶対言わないようなことばかり。
ほとんど悪口が多いんだけど・・。
それだけに映画の見方とか本質が勉強になるんだ。

今回、特にそうかと思ったのは、北野武監督について。
「TAKESHI’S」についてかたっているんだけど、作家の特徴を良く見抜いているって感じました。

褒めている作品もあって、見てない映画は絶対観たくなるよ。
「ココシリ」とか「スキャナー・ダークリー」とか・・。

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その他、たくさんの映画が語られているから、何かしらの映画が引っかかってくるはず。


復活を祈りつつ最後まで、笑わせていただきました。


映画の裏に隠された知らなかった事に気づかされる一冊です。

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対談 | 09:52:43 | Trackback(0) | Comments(0)
迷コンビの対談ラジオ本  三谷幸喜 清水ミチコ著 「むかつく二人」
結構話題になって、ベストセラーにもなっています。

二人とも、話が面白い独特のキャラクターですのでどんなトークが展開されるか、とても期待して読みました。

三谷幸喜清水ミチコ

むかつく二人

の感想です。
むかつく二人 むかつく二人
三谷 幸喜、清水 ミチコ 他 (2007/01)
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この本はFMラジオ局のJ−WAVEの番組をまとめたものです。

いきなりのっけからつかみますよ。
第一回の放送分だと思われる冒頭。
年齢の話になり、二人は生まれた年は一年の違いで同世代だというミッチャンに、三谷さんは、学年はミッチャンのほうが二つも上だと、こういいます。

三谷「でも学年っていうのは生涯を左右するものですからね。   『同学年』っていうだけでか心開いた感じしますけど、   清水さんは二つ上だからもう閉じまくってます。」

清水「(笑)閉じないで!これから番組が始まるってところ    じゃないですか。」

話題が唐突だったり、つながりがわからないところもありましたが、全体的には、面白かったです。
くすくす笑うところが数え切れないほどありました。

この凸凹のコンビがやはり絶妙ですね。
友達がいっぱいいて流行に敏感なミッチャンと、家に閉じこもり、脚本をかきまくっている三谷さん。

価値観も、考え方もまったく逆なのに、なぜこの二人が交流を持つに至ったのか。不思議に思いました。
それだけ正反対の二人でした。

男と女
都会育ちと田舎育ち
金持ちの家庭と庶民の家庭
 
ほんとにことごとく意見とか好みがちがうんですよ。

例えば、ブランコ。
ミッチャンは子供のころ、ブランコのゆれてる下にもぐりこんでスリルを味わうという“悪い”遊びをはやらせる。
しかし、三谷さんは、ブランコは苦手で、向かい合ってゆっくりとゆれるブランコのほうが好きだという。

意見が対立ばかりはしてなくて、お互いに盛り上がるところもある。
それは、やはりこどもの頃の話題。
大阪万博のときの話とか、カップラーメンが世に出始めたときの話とか練乳の話とか・・・。

対談でそれぞれのキャラクターや出自がわかるのも楽しかった。

ミッチャンは、流行にとにかく敏感。
土を使ったソースの料理をだすレストランの話とか、岩下志麻に無理してウィンナーコーヒーを出した話とか、カップラーメンを高校でブームにしてしまった話など・・。

三谷さんは、まず家が裕福ということがにじみ出ている。
何せ、お手伝いさんがいたというのが驚き。
それから、映画や歴史についてものすごく詳しい。
映画は、テレビ東京で午後にやっているような映画をおそらく子供のころずっとみていたようで、吹き替えの人のことも良く覚えている。誰がどの俳優の吹き替えをしたかとか・・。

面白かったのは、平井堅とか椎名林檎なんかとカラオケでもりあがった話は意外な交友関係がわかって面白かった。
三谷さんが支払いで、金が足りなくなって・・・。

裕福な育ちなのに、意外なけちぶりをみせている三谷さん。週刊誌は買わずにコンビニで必ず立ち読みしているそうです。
あと、ものごとに対してあまりこだわらないのかも・・。
テーブルに落ちた食べ物を何も気にせずに食べて、奥さんの小林聡美さんに驚かれたりしている。

イチローが古畑にでた話とか、奥さんのフィンランドの話とかちょっと話題が古い。
2005年の話をなぜ今本にまとめたのかちょっと不思議。もっと早く出せば、話題にのめりこめたかも知れない。

でも、さらっと読めるし、どうでもいいことについてわかって、ちょっとした薀蓄とか、三谷さんの描いたドラマの裏話も聞けるんで楽しかったですよ。

独特の二人のキャラクターに魅了される一冊です。

むかつく二人 むかつく二人
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対談 | 10:57:06 | Trackback(0) | Comments(0)
人気作家の考えが垣間見える 小川洋子著 「小川洋子対話集」
好きな作家の一人である小川洋子

彼女の対談本が出ていたので、とりあえず手に取りました。

小川洋子

小川洋子対話集

の感想です。

小川洋子対話集 小川洋子対話集
小川 洋子 (2007/01)
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総勢、7人と2組との対談が収録されている。
作品だけではわからなかった著者の考えや、作品の裏話がわかるのが何より興味深い。
また、この作家の趣味や趣向がわかるのも、作品を味わうためのいいスパイスになりそう。

例えば、最初に収録されているのは田辺聖子。
この作家が田辺聖子の作品を熱心に読んでいたとは意外や意外。
何作も話題にのぼっています。

それから、江夏豊佐野元春の二人は著者の趣味。
根っからの阪神ファンであり、佐野元春ファン。

この二つは、著者が二人を褒め倒していて、特に佐野元春は自慢話ばかりで、対談としては失敗の部類。

レベッカ・ブラウン柴田元幸、そして、五木寛之、岸本佐知子の3つは楽しめた。

文学談義、人生談義、日常やエッセイについて。
それぞれが著者と対談相手の意見がでて面白かった。
岸本さんのエッセイは、結構笑えるのでオススメです。
何気ない忘れてしまいそうなことを書き綴って、何となく、くすくすと笑い出してしまう。

ベスト・セラーの「博士の愛した数式」の誕生秘話みたいなものも語られているし、ファンにはたまらない一冊だと思う。

著者の豊かな感性に触れられる一冊です。

小川洋子対話集 小川洋子対話集
小川 洋子 (2007/01)
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対談 | 12:30:50 | Trackback(3) | Comments(2)
外務省に嵌められた二人の対談 鈴木宗男 佐藤優著「北方領土『特命交渉』」
鈴木宗男

北方領土の利権を貪り、逮捕された人。

そんなイメージしかありません。まぁ、世間一般の人も何となく悪いイメージを持つ人が多いかも・・・。

しかーし、この本を読むと自分の考えを改めようと思ったね。

今日の本は、

鈴木宗男佐藤優 著

北方領土『特命交渉』」

の感想です。


北方領土「特命交渉」 北方領土「特命交渉」
鈴木 宗男、佐藤 優 他 (2006/09)
講談社
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ついこの間まで、バッシングを受け、逮捕までされた著者二人。
この本はこの注目の二人が、橋本政権から現在に至るまでのロシアとの北方領土返還の交渉の内幕を語った本です。

まず、感想は外交って人対人だから、政治家が変わると交渉も一からやり直すってこと。
そのときの外務大臣、総理大臣、有能な参謀や外交官の能力と人柄が如実に外交成果に現れるんだと、改めて実感させられた。

北海道選出の宗男さんは、まぁ、地元ってこともあって北方領土の担当を自然とすることになる。
秘書時代から、サケマス交渉なんかでソ連と関わってきたこともあって、領土問題の専門家でもあり、ソ連・ロシアに親しくなった政治家、外交官も多い。
それだけに、この二人の対談はそうだったのかと、感心することが多い。

鈴木宗男さんは、昔ながらの怒鳴って威張るだけの政治家像をイメージしてたから、結構、論理的な思考や戦力的な行動には驚きました。
(マスコミの流したイメージにすっかり騙されていたと、深く反省しました。)

いち早く情報を入手して、分析して、戦略を立てる。
相手の出方をとことん考えて、裏の裏まで見抜く。
そうでありながら、交渉の場でものを言うのは、誠実な人柄だったりするのだ。
ほんとに外交って難しい。

橋本政権や森政権のときの交渉の流れ、そのときの自分たちの果たした役割。そして、当事者であった政治家や役人の評価。

新聞やテレビが流すイメージがホントくずれるよ。
だって、橋龍や小渕さんや森さんが少なくてもロシア外交ではすごく有能だって書かれてるんだもん。
橋龍は、中国人の女スパイに騙されて、ODAを騙し取られたスケベって思ってたし、小渕さんは、とりあえずなってしまった総理で周りの意見を聞きすぎの凡人って思ってたし、森さんは密室で誕生した総理で、あまり有能でなさそうって思ってた。

やはり、何年も政治家としてキャリアを積んだ人だから、すごいよ。
一般人よりは頭が切れるし、キモも座ってる。
今、巷でもてはやされているポッと出の話題の政治家より、政治の世界で生きてきた人は何かと心得ているだな。
まぁ、政治家にもいろいろいると思うけど・・・。

対ロ外交の内幕が分かるのも面白いけど、この二人の、政治家や役人の評価のほうが面白かった。
無能な人も実名で書いてるよ。

例えば、田中真紀子

外務大臣になって、外務省の人事異動を凍結させ、外務省の人事の秩序を壊し、大混乱に陥れた張本人。
まったく、外交的なセンスもない。留学していたからか、英語は流暢だけど、政治家としてはどうかと思った。
この人の考えを表現するために、文中の外務高官の言葉を以下にご紹介。

「真紀子の頭づくりは、ふたつだけだ。究極的には『お父ちゃんは偉い』ということに尽きるのだが、要するに、『尊敬するお父ちゃんが作った田中派を壊した竹下派経世会は、絶対に許さない』・・・・」

世の中のおばさん連中がこんな人に熱狂していたとは・・・あきれてしまう。ほんとイメージだけだったんだよ。
そのほか、無能な外務官僚なんかも実名で批判している。

それから、国内には北方領土の利権に与っている人たちがいる。
北方領土が解決すれば、仕事がなくなるからなるべく解決しないように願っているそうだ。
評論家や学者。
これも、実名で非難している。

味方同士の対談だから、都合のいいことばかり言っているかも知れないけど、それを差し引いて考えても、二人がバッシングされ、逮捕されたのは本当に理不尽としか思えない。


日本一のロシア通の政治家と頭の切れる外交官。

ラストは、二人がなぜ逮捕にいたったかについて語られている。
結論は、外務省、当時の幹部が、宗男さんと意見が違い、自分達より顔が広く、ロシア事情に詳しいということで、共産党に資料をわたし、国会で追及させ、マスコミに情報を漏らしたからということだ。

確かに、当時何度も取り上げられた「ムネオハウス」。
追及したのは、共産党の佐々木憲昭議員だった。

あれは、外務省が提供した資料でありもしない「ムネオハウス」という呼び名を教えたのだ。
役人が、政治家を嵌めるために、なんと共産党と組むとは恐ろしい。

当時の著者の心情を察するに、切なくなってくる。
国家のために、良かれと全力で外交をやってきて、この仕打ちかとやりきれない気持ちでいっぱいだっただろう。
四面楚歌は正に当時の宗男さんのことだよ。

新聞やテレビの伝えることがいかに、一面的なことなのか。
ほんと、実感した。
これからは気をつけようって思うけど、あまり自信ないよ。
納豆ダイエットもすっかり騙されたし・・・・。


外交交渉の難しさを実感し、熱意ある政治家の志に感動する一冊です。



  • 著:鈴木 宗男 著:佐藤 優
  • 出版社:講談社
  • 定価:1680円(税込み)
北方領土「特命交渉」
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書評データ



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対談 | 01:43:25 | Trackback(1) | Comments(2)
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