■プロフィール

タウム1

Author:タウム1
FC2ブログへようこそ!

「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

■広  告


■最近の記事
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリー
■ポチっとお願いします。
■あし@

■ブロとも申請フォーム
■ポチッとな・・・

にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 本ブログへ

■ブロとも一覧
■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■FC2カウンター

■広   告

師と仰ぐ作家の秘められた恋と恋人の失踪事件を調べるうちに・・・。 ジョエル・ディケール 著  橘 明美 訳 「ハリー・クバート事件」
「ハリー・クバート事件」
ジョエル・ディケール 著
橘 明美 訳


二作目の壁にぶち当たったベストセラー作家が、
師と仰ぐかつてのベストセラー作家の秘められた恋と恋人の失踪事件を調べるうちに、
意外な事実が明らかになっていく。





2014年に刊行された評判のミステリー、待望の文庫化です。
上下2冊、年末年始でかじりつくようにして読みました。

評判になっただけあって、冒頭から惹きこまれました。

1975年、アメリカ。
少女が男から追いかけられ、森に逃げていくのを見たと通報する女の様子が語られる。
そして、場面は変わり、2008年。
作家デビューし、1作目がベストセラーとなったが、
2作目がなかなか書けずに出版社から催促されているマーカス。
セレブ生活を謳歌しすぎて、1作目から時間がたちすぎ世間からも忘れられかけている。
困り果てて、最後に頼ったのは、作家になるきっかけをつくってくれた、
大学での恩師でベストセラー作家のハリー・クバート。

久々にハリーの元を訪れ、悩みを相談するマーカス。
ハリーから創作のヒントをもらおうと本棚を漁っていると、
75年に失踪した少女の新聞記事と、少女とやり取りした若き日のハリーの手紙を見てしまう。
その後、自宅に戻ったマーカスに、
ハリーから、行方不明になった少女・ノラの殺人の容疑で逮捕されたと連絡がある。
ハリーにかぎって殺人なんかするはずないと、
2作目の執筆を放って、ハリーの自宅へと駆けつけ、
ハリーの無実を証明しようと失踪した少女ノラについて調べ始めるマーカス。



一気に惹きこまれたが、途中長さをたびたび感じた。
手紙や小説や録音など、
さまざまな記述で75年当時のオーロラの町と
そこに住む住民の人間関係を浮かび上がらせていくのだが、
さすがに細かすぎてちょっと飽きてしまう。
それでも最後まで読んでしまったので、
単純につまらないとは言い切れない。

読んでいるといろいろと突っ込みたくなるところもでてくる。
後半ノラが警察署長に対してやったこととか、
「そんなことするわけないだろ、15の娘が・・・」と突っ込んでしまった。

ノラの人物像も前半と後半では大きく違ってくる。
純粋無垢な少女だと思いきや、計算高い面もあって、取引を持ち掛けたり・・・。
読み終わっても、ハリーが恋愛感情を持つほど魅力的とは思えなかった。
さらに言えば、オーロラの町でモテモテの当時のクバートも、
まったく魅力を感じない。
優柔不断で、虚像の大作家のイメージにしがみついているばかり。

読み終わった物語を振り返ると、
かなり瑕や欠点が多いと感じる。
話が一つに定まらずにあっちに行ったり、こっちにいったり。
ノラの母親のサプライズに関してはさすがに都合がよすぎる。

おそらく、書きながらどんどんアイディアが湧いてきて付け足していったんじゃないか。
大まかな構成はできていたんだろうけど・・。
あとから付け足し付け足しで書いていったがために、
人物像がいい加減になったと想像する。

唯一、キャラクターが立っていて、読んでいて楽しかったのは、
マーカスとその母親の会話。
日本人でもこういう母親いるいると、
うなずける典型的な母親像。
読んでいてホッとするし、母親の登場が楽しみだった。


難ありの小説だけれども、
最後まで読ませるからにはそれなりの面白さがあるのだと思う。





いつも食べてるあのお菓子の地方限定の味≪プリッツ ずんだ味≫ 
 

ダイズまるごと炭酸飲料≪SOYSH≫ 
 

本・CD・ゲーム・DVD「お売りください」イーブックオフ

livedoor RECYCLE



古本漫画を買うならこちら!【全巻読破.com】






スポンサーサイト

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

翻訳本 | 21:40:44 | Trackback(0) | Comments(0)
砂浜に生き埋めにされて、溺れ死んだ女性の事件の意外な真相  シッラ&ロルフ・ボリリンド 著  久山葉子 訳  「満潮」

「満潮」

シッラ&ロルフ・ボリリンド 著
久山葉子 訳 
 


スウェーデンが舞台のミステリー。
海岸で生き埋めのまま満ち潮で溺れ死んだ女の事件が、
発展した企業の闇を暴き出して、意外な真相が明らかとなる。






スウェーデン、ストックホルム。
警察大学に通うオリヴィア。
夏休みの課題で、死んだ父がかつて捜査を担当した未解決事件を調べ始める。
その事件とは、砂浜で生き埋めにされて、満ち潮で溺れ死んだ外国人の女性の事件。
当時父とともに事件を捜査していた元刑事・スティルトンの行方を捜すと、
ホームレスとなっていた・・・。

物語は、オリヴィアの事件を調べる様子と、
スティルトンのホームレスの生活が中心に描かれる。

そのほか、強引なやり口が批判されている大企業の社長のマグヌソンや
ホームレスを襲撃して、その映像をネットにアップするグループ、
スティルトンの元の同僚の警察の人間の様子も描かれる。

多視点で描かれるので事件を中心に現在と過去を幅広く描いている
のかもしれないが、
ちょっと物語が散漫になってしまっているように感じた。

若くて怖いもの知らずのオリヴィアが、
当時だれも解明できなかった事件の真相に突き当たる・・・・
という展開を期待していたが、
思ったほどオリヴィアは活躍しない。
殺人現場となった島まで行って調査するも、
それ以降は突っ込んで調べる様子は感じられなかった。

夏休みの課題で調べ始めるというのも、
捜査の動機としてはちょっと弱いと、途中で感じしまった。

なぜ彼女が・・・という疑問はラストのサプライズで明かされるのだが、
すべてがそのために仕組まれているので、
物語がちょっと強引な感じもした。
(島でヴェントと会う場面とか唐突に感じた)

ホームレスまで落ちぶれた元警官のスティルトンの描き方も、
中途半端に感じた。
落ちぶれた様をもっと強調してもよかったし、
なぜ刑事をやめることになったかもメンタル的なダメージがあったと書かれているが、
はっきりとはわからず釈然としなかった。
(その辺は次作以降で明かされるのか)

好感をもったのは、スティルトンの元の同僚の警視、メッテ。
肝っ玉母さん的な雰囲気が伝わって、
悲惨な事件の物語の中でちょっとほっとする。

事件の真相がほぼ語られたあとにサプライズが待ち受けているが、
さすがに出来すぎに感じてしまった。


訳者あとがきによると、
オリヴィアとスティルトンの物語はシリーズ化され、
4作目まで発売されているそうだ。

そう聞くと、この後、どう物語が展開されていくのか、
楽しみになってしまう。

個性的な登場人物が、どんな風に活躍するのか。

不満は残るが、
物語の始まりに立ち会えたのはすごくよかった。
少し大きい文字







いつも食べてるあのお菓子の地方限定の味≪プリッツ ずんだ味≫ 
 

ダイズまるごと炭酸飲料≪SOYSH≫ 
 

本・CD・ゲーム・DVD「お売りください」イーブックオフ

livedoor RECYCLE



古本漫画を買うならこちら!【全巻読破.com】





翻訳本 | 22:38:28 | Trackback(0) | Comments(0)
警察署で働く禁酒法時代のタイピスト     スーザン・リンデル 著  吉澤康子 訳 「もうひとりのタイピスト」
「もうひとりのタイピスト」
スーザン・リンデル 著
吉澤康子 訳





禁酒法があった頃のアメリカ、ニューヨーク。
警察署でタイピストとして働く地味なローズの前に新しいタイピストのオダリーが現れて
ローズの生活は一変する・・・。
グレートギャツビーの雰囲気をまとったミステリー作品。







禁酒法時代のアメリカ・ニューヨーク。

警察署でタイピストとして働く地味な女、ローズ。
両親を亡くして孤児院で育ち、規律正しい毎日を送っていた。
そこにあらたなタイピストとしてオダリーがやってくる。
可憐でおしゃれで誰もが思わず見とれてしまう魅力にローズも惹かれてしまう。

豪華なホテルで暮らしているオダリー。
夜な夜なもぐりの酒場に出かけて(禁酒法時代に)いて、
これまでの人生は謎に包まれている。

当初はオダリーを毛嫌いしていたローズは、ジョジョにオダリーに惹かれて
ホテルで共に暮らしはじめ、オダリーの世界にハマっていく。
(レズビアン的な箇所もある)

単純な娯楽作のミステリーだと勝手に想像して読み始めて、
予想を裏切られた。

かなり、文学的な作品だった。
はじめはとまどったものの、読み進むと惹きこまれた。

まずはその語り。
ローズの語りが縦横無尽に続き、
まさに人間の頭の中をのぞいているような、
脈絡ない経験談を聞いているような感覚だった。
この整理されていない語りが何とも文学的で、
慣れる頃にはハマっていた。

それからもう一つは比喩。
~のようなという比喩が次々と出てきて、
そのひとつひとつが印象的だった。

全体的な雰囲気は、著者が恋したというグレートギャツビーを思い出させた。
表現も適格で印象的なフレーズがいくつもあった。
例えばこんな感じ。

ものすごい金持ちとものすごい貧乏人だけが気取らないあけっぴろげなセックスを楽しめる。



結末は読者を煙に巻くような感じで、
いろいろとローズやオダリーについて振り返って考えてしまった。
一体何が真実で、何が虚構だったのか。

それにしても、
いまはもうないと言っていい、
タイピストという職業にもいろいろと考えを巡らせてしまう。

禁酒法時代のもぐりの酒場。
そこで飲む酒は背徳感も加わってさぞやうまかったことだろう。












いつも食べてるあのお菓子の地方限定の味≪プリッツ ずんだ味≫


ダイズまるごと炭酸飲料≪SOYSH≫


本・CD・ゲーム・DVD「お売りください」イーブックオフ

livedoor RECYCLE


古本漫画を買うならこちら!【全巻読破.com】





テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

翻訳本 | 22:28:44 | Trackback(0) | Comments(0)
20年前の忘れたい出来事が、本に書かれていたら・・・。  ルネ・ナイト 著  古賀弥生 訳 「夏の沈黙」
「夏の沈黙」
ルネ・ナイト 著
古賀 弥生 訳



20年前の忘れたい出来事が、自宅に届けられた本に書かれていた。
デビュー作とは思えない上質のミステリーを十分に堪能しました。





著者は本作がデビュー作だそうだ。
とてもそうは思えない出来で、
最後まで楽しませてもらった。

語り手は、夫と息子がいるドキュメンタリー制作者のキャサリン。
家で見つかった見覚えのない本。
そこに書かれていたのは、20年前、
家族で旅行したスペインでの忘れてしまいたい出来事。
それは明らかにキャサリンのことだ。

一体誰が。一体何のために。

物語はもう一人の語り手の視点と交互に描かれる。
もう一人は、70過ぎの元教師の老人、スティーヴン。

徐々に語られていく、20年前の出来事と、
本が書かれたいきさつ。
キャサリンの家族とスティーヴンの家族との関わり。

旅行先での些細な出来事だと思われていた出来事の、
隠された真相が明かされる。

切ない話だ。
良かれと思って隠した出来事が思わぬ形で家族を壊していく。
家族の絆が危機を迎え、そしてそれを乗り越えていく様子。
ただし、家族の関係が再生されるわけではなく、
キャサリンが新たに歩みだしていく様子を示唆して話は終わる。

十分に楽しませてくれる作品ではあるものの、
やや不満も残る。

緊迫感が増していく前半に比べて、
終盤、物語のペースがダウンして、
モノローグ的な記述が増えて、
必死にまとめようとしている感じに違和感があった。

メディア関係で働くやり手のキャリアウーマン的なキャサリンが、
後半は反撃にでるのかと思いきや、
なんだか、しんみりとして、しっとりと終わろうとする感じは、
ちょっと物足りなさを感じてしまう。

ラストでもうひとひねりあるのかと期待してしまった。
もっとヒリヒリするような、別の結末でもよかったのではと思った。


印象に残ったのは次の箇所。


子供や犬を助けようとして溺死するのはいつも女ではなく男だ。
母親ではなく父親だ。
奇妙なことだが、
溺れかけた子供を助けるために水に飛び込んだ女の話など聞いたことがない。


確かにそうだな。
妙に納得してしまった。


読後にじっくりと余韻に浸りたくなる一冊です。









いつも食べてるあのお菓子の地方限定の味≪プリッツ ずんだ味≫


ダイズまるごと炭酸飲料≪SOYSH≫


本・CD・ゲーム・DVD「お売りください」イーブックオフ

livedoor RECYCLE


古本漫画を買うならこちら!【全巻読破.com】





テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

翻訳本 | 23:42:12 | Trackback(0) | Comments(0)
NO.1テニスプレーヤーの理想の食事論  ノバク・ジョコビッチ 著 タカ大丸訳 「ジョコビッチの生まれ変わる食事」
「ジョコビッチの生まれ変わる食事」

ノバク・ジョコビッチ 著
タカ大丸 訳



言わずと知れた、世界NO.1テニスプレーヤーによる理想の食事論。
半自伝的内容も含まれていてとても興味深かった。





タイトルだけなら、とても読みたいと思わないかもしれないが、
実際読んでみると、なかなかこれが面白かった。

タイトルの通り、著者の食事に対する考えが語られているのだが、
なぜ食事に気を付けるようになったかも描かれていて、
その辺も面白かった。

著者のジョコビッチ。
今やテニス界にその名をとどろかせる、
不動のランキング1位のプレーヤー。

1位になってからのジョコビッチしか知らなかったので、
その前のナダルやフェデラーを追いかけている時期のエピソードは
とても面白かった。
いつもいいところまではいくものの、
試合が長くなると後半で必ず体に不調があらわれ、
休憩をとることが多かったそうだ。
トップクラスの選手ではあるものの、
世界最高の選手にはまだ到達していなかった。

さまざまな試行錯誤を経て、偶然ジョコビッチの試合をテレビで見ていた医師のアドバイスで、
食事の内容を見直した結果、
これまでとは明らかに違うからだになったということだ。

端的に言うと、その食事法の核は、
小麦断ち。
欧米では今や結構知られている食事法らしいが、
日本では一部の小麦アレルギーの人くらいしか知られていないのではないか。

著者は小麦に対する耐性がない体質で、
小麦を断ったことでみるみる体調がよくなり、
テニスでもランキングをあげることに成功し、
ウィンブルドンをはじめ多くの大会で優勝することができた。

アレルギーや耐性のない人でも、
小麦を断つと体調がよくなると書かれているので、
どの程度科学的に証明されているかはわからないが、
とにかく2週間試してみる価値はあると思った。

実家がピザ屋で子供のころからピザをよく食べていたというのも
なんだか切ない。

著者の食事を中心に書かれているのはもちろんだが、
半自伝的な内容のところも興味深い。

著者はセルビア出身。
旧ユーゴスラビアの民族紛争で、
セルビアがNATOから空爆に遭い、
身近な人の死を幼くして経験していた様子。
シェルターで、断続的に続く空爆の騒音におびえていた日々
についても書かれている。
とてもテニスをするような環境ではなかったが、
それでもトッププレイヤーになるという強烈な目的意識で
トップにまで上り詰める。

複雑な旧ユーゴスラビアについてもっと知りたいと思ったし、
セルビアが欧米から嫌われているというのも初めて知った。
(著者が日本のユニクロとスポンサー契約を結んだこともその辺に理由があるのか?)

世界NO.1のアスリートのライフスタイルや考え方に触れられるのは、
とても貴重だと感じた。

巻末にはおすすめ食材のリストや料理レシピも載っているので、
実践の参考になると思う。

個人的には全部は無理でも少しは実践したいと思ったが、
読み終わって、腹が減ってのあんぱんを食べてしまったので、
道のりは険しいと思う。












いつも食べてるあのお菓子の地方限定の味≪プリッツ ずんだ味≫


ダイズまるごと炭酸飲料≪SOYSH≫


本・CD・ゲーム・DVD「お売りください」イーブックオフ

livedoor RECYCLE


古本漫画を買うならこちら!【全巻読破.com】





テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

翻訳本 | 13:32:25 | Trackback(0) | Comments(0)
次のページ

FC2Ad