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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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女用心棒、バルサ。  上橋菜穂子著 「精霊の守り人」
上橋菜穂子 著 「精霊の守り人

いやー、まいりました。
前から評判は聞いていましたが、これ程とは・・・。
ちょっと、児童文学だからって馬鹿にしていたかもしれないです。
そんな、自分を心から反省します。


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(2006/11)
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冒頭からいきなりやってくれますね。
一気に駆け抜けますよ。もう、ほんと、一気に。

用心棒のバルサがたまたまとおりかかった川で、橋から転落した皇子のチャグムを助けるところから物語は始まります。
そして、チャグムの母の二ノ妃から、何者かに命を狙われているチャグムをどうか守ってほしいと依頼され、さまざまな追っ手からチャグムをまもり、やがて明らかとなる精霊を目的の場所へと導くというお話。

武術というか、剣術というか戦いの場面が秀逸。
展開が速いから、前半はほんと一気に読みました。(←何度も言うなよ)

それから、この何ともいえないファンタジーとしての物語の世界がしっかりしている感じがよかった。全体的に身近に感じる、東洋的な思想、そして風景。
我が日本にこんなに素晴らしいファンタジーがあるのに、ハリー・ポーターなんか読んでる場合じゃないよ。

ハリー・ポーターの何でもありの魔法の世界と、巻をおうごとに後から後から付け足される勝手な魔法界のルールにうんざりして4巻で投げ出しました。
ダレン・シャンは第3巻までは面白かったですが、惰性で9巻くらいまでは読みましたがどうしても飽きてしまい挫折しました。
どちらも異国の物語で、なんとなく違和感を感じていました。
そんな私の前に登場したのが、この「精霊の守り人」です。
著者が日本人だけあって、物語の世界や背景がすんなりうけいれられました。
この東洋的ってところがいいよ。
ファンタジーとはいいながらやはり実際の日本の歴史が重なってきたりして、いろんな事に考えが及びました。それが、読書の醍醐味でもあるんだけど・・・。

星読み、神話、精霊、それに武術。
それだけでなんとなく読みたくなりませんか?

児童向けだから仕方ないかもしれないけど、個人的には挿絵はやめてほしかった。
せっかく自分の頭の中で雄大に広がった新ヨゴ皇国とか、勇敢で野生的なバルサのイメージなんかが消されてしまうから・・・。

同じ意味で、BSで放送されているアニメにもちょっとがっかり。
まぁ、限られた時間の枠で一話ごとにまとめなきゃいけないのはわかりますが、脚色した部分と割愛した部分のバランスが悪いよ。

第一話で象徴的だったのは、新ヨゴ皇国にきたバルサが通りがかりの親父と会話するところで、


「短槍のメンテナンス・・・」

っていう台詞。驚いたね、「メンテナンス」ですよ、皆さん。
この物語の持つ東洋的で、しかも古の日本のイメージが台無し。
製作者のセンスのなさに唖然としました。
しかもそのシーンは原作にはないシーンだから、なおさら腹が立ちました。
(「メンテナンス」なんていう言葉をつかう世界なら、短槍なんか使わずに拳銃でもレーザービームでもつかって戦えってぇの!メンテナンスってそもそもどこでやるんだよ。オートバックスか?イエローハット?「メンテナンス」って言うなら「超KY」とか「マジでムカツク」とか「キショイ」とかもチャグムに言わせろ)ちょっと興奮しすぎました、失礼。

読みどころはいろいろあるけど、印象が強かったのは食べ物が登場するところ。
うまそうに描写してくれてます。
ちょっと引用します。


・・・からりと油で揚げられ、かむとジュッとうまい肉汁がでる鳥やら、牛の乳からつくられた複雑なうま味のある汁物やら・・・

米と麦を半々にまぜた炊きたての飯に、このあたりでゴシャと呼ぶ白身魚に甘辛いタレをぬって香ばしく焼いたものがのっかり、ちょっとピリッとする香辛料をかけてある。いい色につかった漬け物もついていて、なんともおいしそうだった。



物語は終盤に向けて、バルサの過去や幼馴染のタンダ、呪術師のトロガイなんかが登場して、捻じ曲げられていた歴史の真相が明かされ、盛り上がりますよ。

十分に堪能しましたが、でももっと読みたくなりましたね。
続編もあるみたいですし、またひとつ楽しみなシリーズがふえました。
(ハリー・ポッターよりは面白いと思うんだけどなぁ・・・・。)


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テーマ:ファンタジー小説全般 - ジャンル:小説・文学

ファンタジー | 04:10:00 | Trackback(3) | Comments(6)
父を失ってから・・・  ドラマ 「スーパーナチュラル シーズン2」
 ドラマ  「スーパーナチュラル シーズン2


なんだかんだ言って、前回のラストシーンがいいところで終わるんでまんまと製作側の意図にはまってしまい、シーズン2にそのまま突入です。

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相変わらず、次長課長の井上の吹替えのひどさにはなれないものがありますなぁ。

前半は事故で、重症を負った兄のディーンと父、弟の苦悩から始まります。
結局、悪魔退治には失敗して、しかもディーンが死のうとしている。
そこで、父のジョンは究極の選択をしてディーンを助ける。

その後、父のいなくなったことに落ち込みながらも、その意思を引き継ぎ悪魔や妖怪の退治を続けるウィンチェスター兄弟。

以前から父がよくよっていたというバーの母娘とオタクが兄弟に、手を貸すことになる。
悪魔の意図が少しずつわかってきて、いよいよ決戦の日が迫ってくる。

悪魔はいったい何を狙っているのか。

弟のサムと同じように、生まれたときに悲しい過去を持つ人間の不思議。

後半は、ここまで付き合ったドラマだからもう他人事とは思えませんよ。
二人ともイケメンだから憧れも含めて、もうひとつの人生を生きているようにのめりこみました。

身分を偽って、殺人の嫌疑をかけられて指名手配をされているから今回は悪魔退治をするのも今までどおりは行かなくて窮屈な思いをするんだ。
もう普通の生活はできないよ絶対。
でも、こっちには常人にはわからない悪魔退治の使命があるんだよ。

今回のラストも気になるような感じでおわってしまって、ああ、もう。
次が気になるよ。


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ファンタジー | 03:58:44 | Trackback(0) | Comments(0)