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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

■広  告


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■広   告

山田五郎さんによる楽しく、読みやすい美術ガイド。 「知識ゼロからの西洋絵画 困った巨匠たち対決」
山田 五郎 著
「知識ゼロからの西洋絵画 困った巨匠たち対決」



テレビでよく見かける山田五郎さんの解説による初心者向けの美術ガイド。
時代や画風で二人の巨匠を対決させている。
比較することでそれぞれの巨匠の個性が際立って、
とてもわかりやすい。






結構砕けた内容もあって、帯にあるように、
巨匠のダメっぷりも解説される。
また性癖や好みのタイプなんかも書かれていて、
巨匠と言えど、
人間的な部分が見えて親しみ湧いてくる。

知っているようなものから、
まったく知らなかったものまで、
美術のトリビアが満載。
たとえば、
ダ・ヴィンチはここぞというときには、
馬を描いたそうで、
対して、
ミケランジェロがここ一番に描いたのは、
男の尻だったそう。

著者の美術に対する深い知識に驚くとともに、
解説の語り口が軽く、とても読みやすかった。
また一つ一つの絵についての解説の分量もコンパクトで、
読んでいて楽しい。

個人的には、冒頭の対決の、
ダ・ヴィンチ VS ミケランジェロ と、
ゴッホ VS ゴーガンが興味深かった。

砕けた内容も書かれてはいるが、
美術の歴史や流行り廃り、
宗教や社会とのつながりなんかも、
随所で解説されていてそれも興味深かった。

シリーズ三作目ということなので、
好評シリーズだと思うが、
それも納得。
巨匠の代表作も多数掲載されているので、
眺めているだけでも興味深かった。






 



 
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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

| 13:33:53 | Trackback(0) | Comments(0)
海外で成功した日本人20人の人生    森 美知典 著 「日本を飛び出して世界で見つけた僕らが本当にやりたかったこと」
「日本を飛び出して世界で見つけた僕らが本当にやりたかったこと」
森 美知典 著

海外で成功した20人の日本人。
それぞれの考え方や生き方に刺激を受ける一冊です。




海外で活躍する20人の日本人に話を聞いて、一冊にまとめた本。

冒頭、インディー500で優勝して、
ニュースにもなった佐藤琢磨さんのインタビューが載っていて、
とてもタイムリーで興味深かった。

20人の中では一番、刺激を受ける人でもあった。

高校時代、自転車競技に打ち込んでいた佐藤さん。
通っていた高校に自転車部がないので、先生に頼んで、
部員は自分だけという、自転車部をつくり、
大会に出場できるようにする。

そして、強豪校の自転車部の先生に連絡し、
強化合宿に参加させてもらえるように掛け合って、
さらに強くなろうと努力している。

そしてF1の学校に入学するときも、
戦略を練って、高い倍率の難関を突破して入学する。

何事にも積極的で、戦略を練って目標を達成していく姿勢。
夢をかなえる人は頭の中も違っているんだなぁと感心した。

20人に共通することは、
考えを実行にうつしていること。
海外で働きたいと思う人は結構いると思うが、
実際にやっている人は少ない。
そして、成功している人はもっと少ないだろう。
一歩踏み出す勇気、成功のため戦略と努力。
どの人も、現在の成功までは簡単ではなかったようだ。
そういう意味で、忍耐力も必要だ。

20人の人生はそれぞれとても興味深く、参考になる。
それぞれのこれまでの人生がコンパクトにまとまっているが、
少し物足りない感じもした。
もう少し、一人一人の人生を掘り下げてほしかった。
中には離婚している人もいて、
なぜ離婚したのかを知りたくなった。
単なる興味本位ではなく、海外での生活が夫婦生活にどう影響したのか、
それぞれの考えの向かう先が違ってしまったからなのか。

登場するのは30代、40代の人がほとんど。
働き盛りの人たちの特集だから当然だが、
自慢話ばかりを集めているという印象も抱いた。

海外で生活しているもっと上の年代の人とか、
海外で生活していて、日本に戻った人や、
失敗を経験した人についても知りたくなった。

海外での生活を夢見ながら、
まずは日本での生活や仕事を充実させようと思った。








 






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| 12:42:30 | Trackback(0) | Comments(0)
犯行はプロの仕業か?   一橋文哉 著 「餃子の王将社長射殺事件」
「餃子の王将射殺事件」
一橋文哉 著

4発の銃弾をあびて死亡した、餃子の王将社長。
その事件と犯人像を追ったノンフィクションです。
裏社会の闇や陰謀にぞくぞくしました。




4発の銃弾をあびて死亡した、餃子の王将社長。その事件と犯人像を追ったノンフィクションです。裏社会の闇や陰謀にぞくぞくしました。
餃子の王将の社長が射殺された事件。
メディアで大々的に取り上げられて、
鮮烈な印象が残っている。

早朝に誰よりも早く会社に出社した社長が、
銃で射殺されるというショッキングな事件。

いまだ犯人につながる有力な情報はなく、
迷宮入りまでささやかれているそうだ。

この事件を忘れかけていた時に、
偶然この本を見つけて、
むさぼるように読みました。


餃子の王将や射殺された社長の人となり、
また創業者とその家族について、
あまり語られていない内容に、
ぞくぞくしながら読み進んだ。


たびたびメディアに登場し、
倒産しかかっていた王将の業績を、
みるみるうちに回復させた辣腕ぶりが紹介されていた。
日課として実際の店舗を毎日のように訪れ、
店員とともに店ではたらいていた姿が印象的だった。

精力的に店舗をまわり、
ともに汗を流して働き、
店長や店員を叱咤激励してまわる社長は、
社員からの人望もあつかったようだ。

その一方、熱烈な労働を要求する社風と、
精神論が横行する環境に嫌気がさしてやめたり、
体を壊したりした社員もいるという。

警察はあらゆる面から犯人像を組み立て、
社長への個人的な恨みや、
餃子の王将への企業テロ的な犯行まで、
さまざまな可能性を捜査している。

犯行につかわれた拳銃と口径から、
中国のヒットマンの可能性もあるいう。
犯行に使われたのはオートマチックの拳銃。
日本のやくざでは、相手を確実に殺すために、
オートマチックの銃はまず使わないそうだ。
いざというときに、
弾丸につまることがあり、
その場合、目的を達成できないからだという。

また犯行に使われた25口径は、
殺傷能力が低く、確実に相手をころすには、
もっと大きい口径のものを使うらしい。
ただ、25口径では、
発砲した時の反動が小さく、
非力な人間でも扱える利点があるらしい。

また、社長は体に4発の銃弾を受けていたが、
簡単に死に至らしめるなら、
普通はあたまを狙うらしい。
そこから考えると、
死への苦しみを与えようとしていたのではないかとのこと。

それに加え、
事件の前日に日本に入国し、
事件の翌日に出国した中国人の女が確認されていることから、
実行犯は中国の女ヒットマンではないかと推理している。

早朝に社長の出勤を見計らって、
餃子の王将の敷地内の駐輪場に身を隠して、
その時を待ち、社長の体に4発の銃弾を発射して、
隠していたバイクで逃走する。

一つの推理だが、
取材をもとに作り上げる犯人像には
読んでいてぞくぞくした。


中国人のヒットマンだとすると、
なぜ社長が狙われることになったのかも、
とても興味深かった。
餃子の王将が中国進出でのいざこざ、
現地での裏の有力者から恨みをかったのではないか、
とのことだった。

また、創業者一族についての記述も興味深かった。
創業者2代目の社長は、バブル期に不動産に投資し、
それが本業まで影響を及ぼし、
多額の負債を抱えることになった。
また、その2代目の息子、
創業者の孫についても書かれている。
ロシア人と結婚し、子供をつくるが、
その後いろいろともめた末に離婚している。
この人物もいろいろといわくつきで、
ここも読んでいて面白かった。

まったく何も考えずに食べていた王将の餃子。
その裏にこれほどの事情があるとは想像していなかった。

大きな陰謀や闇の深さを感じずにはいられなかったが、
意外と些細なことで逆恨みした元社員の犯行だったのかも知れない。




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| 13:11:06 | Trackback(0) | Comments(0)
著者の生い立ちと、文化的巨人、武智鉄二と思い出  松井今朝子 著 「師父の遺言」
「師父の遺言」
松井今朝子 著


「吉原手引草」の松井今朝子さんが師匠と慕った、
武智鉄二さんとの思い出と自身の生い立ちをつづった一冊です。


師父の遺言師父の遺言
(2014/03/19)
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武智鉄二という人物が一体何者なのかを知りたくて、
この本を読み始めたわけですが、
松井さんの生い立ちや、家庭環境もとても興味深く、
とても面白く読みました。

後半は武智鉄二さんについて書かれているが、
前半は松井さんの生い立ちから、
武智さんに出会うまでを回想している。

京都の祇園で割烹料理店を営んでいた松井さんの両親。
店には歌舞伎俳優や有名な作家が顧客として
やってきていたそうだ。
そんなこともあって、松井さんは子供のころから、
当時の流行作家の作品に触れることになり、
さまざまなお芝居を観て育っている。

何とももうらやましい限りと思うが、
実際はいろいろと大変だったようだ。
夜遅くまで店は営業して、
人の出入りが多い家は、
いろいろと騒がしかったらしい。

店にやってくるのは、
活躍している歌舞伎俳優や、
人気の作家などの文化人。
両親は客について知ろうと、
歌舞伎のほか多くの舞台を見に行っていて、
家には多くの作家の本があったそうだ。

一般人にはとても会えないような有名人が、
普通に店にやって来て、
人物とその仕事ぶりを
肌で感じていた少女時代。
それが後の松井さんの人生に
大きく影響を与えたのは間違いないと思う。

学校に行く前の松井さんは、
店の仕事で忙しい両親の代わりに、
養母に育てられている。
この養母に実の娘のようにかわいがって
もらっている。
いまではあまりない、この関係も、
松井さんの人生の蓄積になっているのではと勝手に想像する。

小学校時代の松井さんはあまりしゃべらず、
友達もすくなく、まわりが心配するほどだったそうだ。

それが少しずつ友達とつながり、
演劇の世界にのめりこんでいくことになる。

歌舞伎の研究を専攻して、
松竹に入社して本格的に歌舞伎と関わることになる。

そして、師父と呼ぶ武智さん出会うことになり、
武智さんが演出する歌舞伎の舞台を助手として、
手伝うことになる。

その世界で名前を知られている存在の武智さんに
振り回されながら歌舞伎の演出に奮闘する松井さん。
演出の助手として演出家の指示と裏方のスタッフとの間で、
板ばさみになり大変な苦労を強いられる。

それまで冷静に、客観的に、
自分や周りを見ることができて、
傍観者のような印象だった松井さんが、
感情をあらわにして泣いてしまう。

生まれ変わりといっても良いほどの、
率直に自分をさらけ出した瞬間。
武智さんとの出会いで、
人生を大きく一段踏み出したんだと思う。

武智鉄二という文化的な巨人を知るには、
最高の一冊だと思う。
松井さんの目を通した武智鉄二。

歌舞伎や演劇の世界についてのトリビアも満載で、
とても満足できる一冊でした。




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| 23:02:28 | Trackback(0) | Comments(1)
日本代表フォワード、岡崎選手の著書。  岡崎慎司 著  「鈍足バンザイ!」
「鈍足バンザイ!」
岡崎慎司 著

ブラジルW杯で活躍が期待される、
日本代表のレギュラーフォワードの著書。
親しみやすい人柄がよくわかる一冊です。



鈍足バンザイ!  僕は足が遅かったからこそ、今がある。鈍足バンザイ! 僕は足が遅かったからこそ、今がある。
(2014/04/24)
岡崎 慎司

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有名人の本を読むのはかなり久しぶり。
はじめはこの種の本のノリになかなか慣れなかった。
本人が語ったことを、
別の人間が文章におこした感じ・・。

内容やテーマによって、
章には分かれているが、
脈絡なく岡崎選手の雑談を聞いているようだった。

とはいいながら、
注目のサッカー選手の人となりがわかって、
興味深かったし、
今さらながら、プロスポーツ選手の厳しさを思い知らされた。

岡崎選手は順調にサッカー人生を歩んでいたのかと、
勝手に想像していたが、
プロとして初めて所属した清水エスパルスでは、
なかなか試合に出られなかったそうだ。
タイトルにもあるとおり、
プロとしては足も遅かったとのこと。

それでもあきらめずにコーチや先輩のアドバイスを参考に、
練習を重ねた結果、試合に出られるようになる。
本にも何度も出てきて、本人も自覚しているのだが、
岡崎選手は「後輩」キャラのようだ。
多くの先輩にかわいがられ、
さまざまなことを教わって成長している。
読んでいてすごくうらやましく思った。
常に自分を向上させようと、
意見やアドバイスを取り入れる姿勢はそう簡単ではないと思う。

性格がネガティブというのには驚いた。
常に悪い方に物事を考えているとのこと。
そうすれば、最悪のことが起こっても落ち込まずにすむそうだ。
いいことがあっても、悪いことがあっても、
あまり感情を表に出さないとも言っている。

熾烈な競争にさらされるプロ選手にしては、
とても穏やかで、よく活躍できていうなと思ってしまうが、
同じ感想を同じ日本代表の本田選手も発言している。

見た目や言動など、
本田選手とはまったく対照的な岡崎選手。
迷わずに岡崎選手の方を応援したいと思った人は、
少なくないのではないか。

ブラジルW杯がますます楽しみになった。
できれば岡崎選手がゴールをたくさん決めて、
決勝トーナメントに進出できたら最高だ。







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| 19:33:21 | Trackback(0) | Comments(0)
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