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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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日本文化研究者による、ちょっと刺激的な京都論。 井上 章一 著 「京都ぎらい」
「京都ぎらい」
井上 章一 著

日本文化研究者による京都論。
確立されたゆるぎない京都(洛中)の価値や地位を批判していて、
京都の中のヒエラルキーの存在に驚きまた。




著者は京都府生まれの日本文化や建築の専門家。
京都生まれと言っても、洛外といわれる嵯峨の生まれだそうだ。

まったく違う地方の生まれの人間からすると、
それほどの違いは感じず、
むしろ京都生まれということに少し憧れを感じる。

ところが、京都生まれというと、
京都市の中心部(洛中)の人から
異論が出るそうだ。
つまり、洛中からはずれていれば、京都にあらずということらしい。

歴史ある京都は、一見さんおことわりとか、
独特の文化を持っているとは想像していたが、
これほどエリート意識というか、自負の考えが強かったのかと
改めて驚かされる。

それは縁談においてもそうで、
洛外の人は相手にもされないようだ。
京都市の東、山科(洛外)の人の縁談があった女性の一言は、
驚くと同時にちょっと納得してしまった。

「・・・山科なんかいったら、東山が西のほうに見えてしまうやないの」


嵯峨とか宇治とか山科とか、
教科書なんかで目にした地名を
出身地といえるなんて、
ちょっとうらやましいと思うが、
京都の中ではそうではないらしい。


冒頭から前半は、著者の体験したり、見聞きした、
この洛中の人たちの洛外の人たちに対する差別を、
書き連ねている。
さすがにちょっと飽きてきたなと思ったところで、
京都の歴史や薀蓄が語られていく。

堅苦しくない読み物で、歴史や京都を知ることができるので、
とても面白く読んだ。

芸者が当初は男のことを言っていたとか、
寺が宿泊所を兼ねていたとか・・・。

特に面白いのは、鎮魂の寺についてのところ。
南北朝の争いで敗れた後醍醐天皇の魂を鎮めるために、
足利尊氏は天龍寺という寺を建立している。

そしてその事実が、梅原猛の法隆寺論につながる。
これは権力闘争にかった藤原氏が、
聖徳太子一族の鎮魂のために法隆寺を建立したというもの。

恥ずかしながら、初めてきいた話だったので、
とても興味深かった。

勝負に負けたものは、恨みを募らせ、
怨霊となっていろいろと世の中を混乱させる・・と
当時の人は考えたのかもしれない。
そのあたりを想像すると、
当時の日本人が精神や考え方が垣間見えるようで、
面白かった。

冒頭の洛外出身者の嫌な体験の話は、
ラストでうまくつながっていくのは、
さすがに数々の著作をあらわしているだけあるなと感心してしまった。





 



 
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新書 | 10:27:24 | Trackback(0) | Comments(0)
人気作家・芸人の著者による読書論    又吉 直樹 著 「夜を乗り越える」
「夜を乗り越える」
又吉 直樹 著

お笑い芸人にして、芥川賞作家の又吉さんによる、本が読みたくなる読書論。



著者は言わずと知れた、ベストセラー作家の又吉直樹。


本について書かれた内容だとは知っていましたが、
想像以上の内容で、とても面白かったです。


前半は著者の幼少期からの読書歴がつづられます。
冒頭、父親の実家の沖縄で親戚の前で慣れない踊りを見せたら、
大うけしたことで、父親から「調子のるなよ」と言われるエピソードが
披露されている。

個人的に、いきなりこんなえぐられる実体験を語るなんてすごい・・と
感激して、それから惹きこまれました。
読書歴と同時に著者の半生も語られていてそれも興味深い。
本にハマっていく様子や、
少年時代のその時々でどんな本とどんな風にであったか。
また、特定のキャラクターを演じていた少年時代の胸の裡。
同級生や先生などまわりの人の反応など、
著者のファンにはたまらないエピソードだらけ。
ファンでなくてもとても興味深く読んだ。

さすがに作家になるだけあって、ちょっと変わっているし、
自分の内面を深く見つめて、あれやこれや考えたり、
悩んだりしていることに感動した。

そして、著者が影響を受けた作家や本を紹介し、
著者なりの解説を加えている。

純文学の作品が中心で数々の本が紹介されていて、
この辺は読書ガイドとしても十分楽しめる。

太宰治、芥川龍之介、古井由吉、町田康、西加奈子、中村文則・・・。


著者の好きな作品の味わい方、好きなフレーズ。

いかに自分が薄っぺらな読書しかしてこなかったかを反省してしまう。


そして、ベストセラー「火花」の解説や創作の裏側も書かれていて、
「火花」と合わせて読むと感動もひとしお。


著者の作品は「東京百景」と「火花」を読んだことがある。

エッセイ集の「東京百景」はその文章と内容が素晴らしいので、
今でも印象に残っている。
読解力がないからか、
今のところ、小説よりもエッセイのほうが著者は面白いと感じる。







 



新書 | 20:19:28 | Trackback(0) | Comments(0)
調査報道でスクープを連発した著者の回顧録。  清水 潔 著 「騙されてたまるか 調査報道の裏側」
「騙されてたまるか 調査報道の裏側」
清水 潔 著



多くのスクープ報道をしてきたジャーナリストによる回顧録。
著者のこれまでの仕事が事件ごとにまとめられていてとても面白く読みました。









著者は調査報道を得意とするジャーナリスト。
「桶川ストーカー殺人事件―遺言」では、埼玉県警の怠慢と嘘をあばき、
「殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」では、
足利幼女殺人事件の被告の冤罪の可能性を訴え、
さらには真犯人と思われる人物まで特定している。

警察などの公機関が発表する内容を記事にする報道と一線を画す調査報道。
それは、一から事件や事故を取材し、すべて自分の責任で報道しなくてはならない。

記者の著者が取材を通して感じる違和感。
警察が発表する内容と、取材で得た情報があまりにも違いすぎること。
それらを解消しようと取材に奔走するうちに、
真実に近づく様子は読んでいてぞくぞくする。

各事件の詳細は、各著書を読んでいただくとして、
本書は著者のこれまでの主な仕事が事件ごとに、
コンパクトにまとめられていて、
とても面白かった。


上で書いた二つの事件ももちろん面白いが、
そのほかの事件の取材の裏側も面白かった。


例えば、有名な三億円事件に関与したと名乗り出た男について。
本当に三億円事件に関与したのか調べるうちに、
男が鳩のレースで長距離の記録を作っていたことに突き当たる。
どうもインチキをして記録を作ったようだが、
記録は残っているそうだ。
その後の取材で男は三億円とは無関係であることが分かり、
当時著者が所属していた雑誌ではボツにすることにした。

しかし、後日別の雑誌に同じネタで登場しているのを見かけたそうだ。



それから、北海道で行方不明になった図書館職員の女性の事件。
道警は、家出の可能性が高いと本腰を入れて女性の行方を探さなかった。
しかし取材をすると家出として片づけるには不審な点が多かった。
女性の車が図書館に置かれたままであること。
女性のバッグなどが職場から離れた道で発見されたこと。
そして女性の携帯が職場に置かれたままになっていたこと、などなど。

行方不明になった当日、
図書館は通常通りに閉館し、施錠されている。
図書館から後の足取りがないことから、
図書館で姿を消した可能性が高い。
そうすると自ずと失踪に関与した人物が浮かび上がってくる。
疑わしい図書館を管理していた男を直撃するが、
犯人に違いないとの確信を持つが、追い詰めることはできなかった。
しかし、その後、道警がこの男を逮捕するに至り、
男の供述により女性の遺体が発見される。


多くの場合、犯罪を防ぎ、
犯人を捕まえている警察だが、
場合によっては間違った判断を下し、
自分たちの主張を正当化するために、
嘘の発表をすることもある。

そのことを考えると著者の存在が本当に貴重に思える。
そして、普段、警察の発表の報道で逮捕された人の情報も、
そのままは受け取れなくなってしまう。

報道の意義を大きく感じさせられる一冊です。










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新書 | 19:16:27 | Trackback(0) | Comments(0)
タモリの数奇な半生     近藤正高 著 「タモリと戦後ニッポン」
「タモリと戦後ニッポン」
近藤正高 著



本書はタモリの半生と戦後の日本の、その時々の出来事を振り返っています。




長年、「笑っていいとも」と暮らしてきた人間なので、
番組が終了したときには、「タモロス」で、
仕事もうまくいかなかった。

「いいとも」終了から1年以上たった今、
冷静にタモリの半生を振り返る本書を手に取って、
改めてタモリという人物の特異さと偉大さを実感した。


多くの資料に当っているのがよくわかる。
タモリだけでなく、戦後の人物や出来事のエピソードも豊富。
相当の労作だったに違いない、

一連のタモリ関連本の中でも最後発の本書は、
よくまとまっているし、
タモリの半生をざっと振り返るには最適だと思う
一冊でもタモリを十分理解できるのでは・・・。
また、別の切り口としての戦後史、サブカルチャー史としても楽しめる。


タイトルの通り、
ほぼ、事実を時間をおって綴っている。
ところどころ、タモリとその時代や社会との関わりなんかを考察していて興味深い。

冒頭のタモリと旧満州との関わりも印象的だった。
タモリ自信は終戦直後に日本で生まれたのだが、
祖父や母は満州で暮らしていたそうだ。

戦後の引き揚げの混乱とソ連の国境侵入で、
あまり満州にはいい印象はなかったが、
日本の英知を結集してつくりあげた国家だったようで、
町のつくりや建物の設備なんかは、
最新式のものが使われていたそうだ。
満州から日本に引き揚げてきた人は、
日本の設備の古さに驚いたそうだ。

また五族協和というだけあって、
日本の堅苦しい人付き合いなんかがなく、
とても暮らしやすかったらしい。

そんな旧満州出身者の気風をタモリも、
母や祖父からひきついでいるのではないかと推測している。

また終章でも、
タモリと植草甚一、
タモリと森繁久弥の類似性を考察している。

タモリの人生について断片的に知っていたが、
こんな風に年代順に整理されたものを通して読むと、
なんと数奇な運命なのかと考えてしまう。
特に芸能界のきっかけとなるホテルでの山下洋輔トリオとの出会い。
何度読んでも運命的と思ってしまう。

デビュー当初はかなり特異な存在だったタモリが、
徐々に社会に受け入れられ、
人気者になっていく様子も興味深い。
(本人いわく、デビュー当時は、いまの江頭2:50のような存在だったそうだ)

たしかにいいとも初期のタモリは、
あの髪型といい、サングラスを含めた風貌といい、
脂ぎっていてなんとなくアブノーマルな雰囲気が漂っていた。
それが少しづつアクが抜けていくように、
社会に受け入れられてく。


いいともはほぼリアルタイムで視聴していたが、
「夕刊タモリ」や「今夜は最高」を意識してみていなかったことが悔やまれる。
小学生や中学生にとって、タモリは理解不能な存在だった。

本書を読んでもっとタモリについて知りたくなってしまった。
特にタモリ自身の思想や考えについて。

タモリ語録には今の日本が参考にすべきことが多くあるのではと思う。
たとえば、その年の目標を聞かれると必ずと言っていいほど、
「現状維持」とタモリが答えているのを覚えている。
右肩上がらりの経済を目標をとする資本主義を批判するように・・・。

またネットで一部話題になっているタモリレシピについてもまとめてほしい。
料理のレシピだけでなく、生活のレシピも。
例えば、風呂では「あ」のつくところしか洗わないそうだ。
頭、アソコ・・・。
体は洗いすぎると必要な皮脂まで失ってしまうかららしい。


これからどれだけ、タモリの番組を見られるかわからないが、
噛みしめるよう味わいたいと思う。











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新書 | 15:44:22 | Trackback(0) | Comments(0)
いつの時代も男はつらいよ。  奥田 祥子 著 「男性漂流 男たちは何におびえているか」
「男性漂流 男たちは何におびえているか」
奥田 祥子 著

いつの時代も男はつらいよ。
長年中年男性を取材している女性の著者による、
生きづらい今を生きる中年男性たちの“定点観測ルポ”。



著者は元新聞記者。

職場で男と肩を並べて働くうちに、
一見毅然としている中年の男たちが、
実際はさまざまな悩みや不安を抱えながら生きている姿に興味を覚え、
中年男性を取材するようになったそうだ。

以前ならまったく興味がなかっただろうが、
自分自身が同じ年代になったこともあって、
本書を読み始めた。

結婚・婚活、育児、介護、老い、仕事。

この五つの章に分けて、
多くの男性の人生を数年にわたって追いかけた様子をつづっている。

著者の取材対象者への温かいまなざしが読んでいて心地いい。
(男は基本、女に甘えたい願望があるのだろう・・・)
数年に渡る取材で連絡が途絶えたり、生活が一変したりした男性たちに、
根気強く励ましのメールを送るなどして取材を続けている。
また、取材対象者も著者に対して自分の人生をある程度さらけ出している。


結婚できないのではなく、結婚しないと言い張る婚活中の男性。

専業主夫になり、育児に熱中するあまり子供を虐待してしまう男性。

母の介護のために会社を辞めて、生活が困窮する男性。

更年期障害の治療で性機能が復活し、若い女と浮気し、家庭が崩壊する男性。

成果主義人事制度で出世レースからはずれ、体を壊したり、リストラされる男性。


不謹慎だが、どの方の人生もとても興味深く読んだ。
著者が言っているように、
本書の魅力は数年にわたって取材しているところで、
中年男性の上がったり、下がったりの人生が描かれている。

勝ち組と言われる一流企業に勤める男性は、
結婚相談サイトに登録し、
すぐにでも相手が見つかると考えていたが、
簡単には見つからず、
焦って様々な女性に接触するうちに、
いろいろと衝突して登録を解除することになり。

そして婚活を一休みして趣味のカメラの講座を手伝っているうちに、
一人の女性と親しくなり、結婚する。
相手の女性は、結婚相談サイトで書いていた理想の女性の条件とは
かけ離れていたそうだが、本人をとても幸せそうにしていたそうだ。


自営業の男性は、会社の業績悪化にともない体調を崩し、
男性更年期障害と診断され、ホルモン補充などの治療をうける。
その過程で、性機能も著しく回復して、
長年なかった朝勃ちも経験する。
仕事への意欲も出て、業績も持ち直してくる。
そして、若い女性と浮気に走ってしまうが、
妻の知るところとなり、
妻は息子を連れて家を出ていく。
浮気は会社の従業員にも知れ渡り、
数人の従業員が退職していく。

その後深く反省した男性は妻とよりを戻し、
息子との関係や家族の結びつきも以前より強くなったそうだ。


さまざまな男性の紆余曲折を一気に体験できてしまう。
長年にわたり同じ人の人生を追いかける定点観測のなせる技だ。

当たり前だが、人生は(禍福は)糾える縄の如し。
わかってはいるのだが、生きている本人は一喜一憂して、
なかなかそれを考えられないものだ。
(自分も含めて)


さまざまな男性が登場するのだが、
総じて言えるのは男は仕事に対する比重がとても大きく、
仕事を通して社会とつながっていると感じた。

また、だいぶ薄れてきたとはいえ、
「弱音を吐かない」
「勝負に勝たなければならない」
「女性を引っ張っていかねばならない」
という価値観にいまだとらわれているのも事実だ。


漂流男性が立ち直る家庭で、
そばで優しく見守る女性(妻)の存在も印象に残った。

つらいことが多い毎日だけれど、
それでも生きていかねばならない。
前に進まなければならない。


あとがきの著者の一言が印象にのこる。

男たちが生きづらいのは、
それだけ彼らの男としてのこだわりが強いからでもあり、
私はその姿に心動かされたのでした。

現実から目を背けず、男であることから逃げないで、
一歩ずつでも前進していってくださることを願ってやみません。











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