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タウム1

Author:タウム1
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「自分の感性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子

この言葉を肝に銘じて、本や映画を鑑賞しています。
やっぱり読書はいいですね。
いつも何かしらの本を読んでいます。
ミステリーから純文学まで・・。
特にノンフィクションはやめられないですね。
知らなかったことがわかる快感、魂の解放って感じで・・・。

オススメ本・・・「おそめ」 伝説のホステスの生涯。何ともいえない思いになりますよ。 「わたしを離さないで」 この気高く、奥深い感じ。小説の魅力に満ち溢れてます。 オススメ映画・・「イン・ザ・ベッドルーム」 二人の女優の演技にホレボレします。  「ザ・コンテンダー」 信念を貫くとはこういうこと。強いメッセージを感じますよ。

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ヴィヴァルディーの手書きの楽譜がたどった運命。 フェデリーコ・マリア・サルデッリ著 「失われた手稿譜 (ヴィヴァルディをめぐる物語)」
「失われた手稿譜 (ヴィヴァルディをめぐる物語)」
フェデリーコ・マリア・サルデッリ著


作曲家・ヴィヴァルディーの手書きの楽譜がたどった運命を描いた小説。
ユーモラスな描き方でとても読み易かった。






タイトル通り、ヴィヴァルディーの手稿譜がたどった運命を史実に基づいて描いた小説。

有名な作曲家というイメージしかなかったヴィヴァルディー。
実際はとても人間的だ、親しみのもてるダメな部分もたくさんあったとは驚き。
とはいいながら、ヴィヴァルディー本人は一切登場しない。

兄弟や債権者が登場し、間接的にヴィヴァルディーが描かれる。
宗教家でありながら、借金の取り立てに苦しんでいたというのは、
本当に驚き。
兄の手稿譜を何とか後世に残そうとする弟の奮闘ぶりがユーモラスに描かれていて、
そこから一気に惹きこまれる。

手稿譜がたどった運命を時代を行きつ、戻りつしながら描かれる。
あとがきによると、史実に基づいて描かれていて、
事件なんかはほとんど実際に起こったしている。
そう言われても、本当か?疑ってしまうような面白い事件も起きていて、
登場人物などとてもユーモラスに描かれていて、
とても読み易かった。

物語に進むにつれて、
手稿譜がばらばらにならないように祈りながら読んでいた。

現代に近い、1920年代、図書館の資料として手稿譜を保存しようと、
奔走した責任者が、時代の風潮で、功績をまったく評価されず、
解任されたというのは、心が痛む。

権力者の横暴や、教会が修復費用の工面に苦労する様子など、
さまざまな時代のイタリアの社会が描かれているのも面白かった。






 



 
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テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

翻訳本 | 10:18:28 | Trackback(0) | Comments(0)
山田五郎さんによる楽しく、読みやすい美術ガイド。 「知識ゼロからの西洋絵画 困った巨匠たち対決」
山田 五郎 著
「知識ゼロからの西洋絵画 困った巨匠たち対決」



テレビでよく見かける山田五郎さんの解説による初心者向けの美術ガイド。
時代や画風で二人の巨匠を対決させている。
比較することでそれぞれの巨匠の個性が際立って、
とてもわかりやすい。






結構砕けた内容もあって、帯にあるように、
巨匠のダメっぷりも解説される。
また性癖や好みのタイプなんかも書かれていて、
巨匠と言えど、
人間的な部分が見えて親しみ湧いてくる。

知っているようなものから、
まったく知らなかったものまで、
美術のトリビアが満載。
たとえば、
ダ・ヴィンチはここぞというときには、
馬を描いたそうで、
対して、
ミケランジェロがここ一番に描いたのは、
男の尻だったそう。

著者の美術に対する深い知識に驚くとともに、
解説の語り口が軽く、とても読みやすかった。
また一つ一つの絵についての解説の分量もコンパクトで、
読んでいて楽しい。

個人的には、冒頭の対決の、
ダ・ヴィンチ VS ミケランジェロ と、
ゴッホ VS ゴーガンが興味深かった。

砕けた内容も書かれてはいるが、
美術の歴史や流行り廃り、
宗教や社会とのつながりなんかも、
随所で解説されていてそれも興味深かった。

シリーズ三作目ということなので、
好評シリーズだと思うが、
それも納得。
巨匠の代表作も多数掲載されているので、
眺めているだけでも興味深かった。






 






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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

| 13:33:53 | Trackback(0) | Comments(0)
鬼才SF作家の傑作短編集  アルフレッド・ベスター 著   中村 融 編訳 「イヴのいないアダム」
鬼才SF作家の傑作短編集。
どの作品も読後、余韻に浸りたくなるようなものばかりでした。







長編と違って短編は、あれやこれや長々と書けない(書かない)。
それだけに、物語をどう語るか。
語り手や登場人物の人生の一部をどう切り取るかが、
作家の腕の見せ所。

鬼才と呼ばれるだけあって、
その点、どの作品も一気に惹きこまれる。

冒頭の作品、「ごきげん目盛り」は、
AIやロボットがもうすぐ人間の能力を追い越すと言われ始めた今、
タイムリーさを感じながら読んだ。
アンドロイドの稼ぎを頼りに生きる男と罪を犯すアンドロイドの逃避行。
完璧なはずのアンドロイドの意外なもろさに背筋が凍るような怖さを感じた。

「昔を今になすよしもがな」
地球に最後に残され、偶然出会った男女のやり取りが描かれる。
一人での生活は自由気ままで、やりたいことをし放題だが、
誰かの手を借りたいこともある。
結構身近で、切実な問題があることを改めて実感。
出会って変化していく人間関係の微妙なバランスに、
ハラハラしてしまった。

「選り好みなし」
原爆後の世界で、なぜか人口が増加していることを、
統計データで発見した男。
真実を探ろうと調べると意外な事実がわかる。
日本人も登場して、とても印象的な作品。
昔はもっといい時代だった・・。
未来はもっと快適な世の中になっているはず・・・。
そんな妄想が空しくなってしまう。

人によって、琴線にふれる作品は違ってくると思う。

SFを読むといつも思うこと。
通常の読書ではなかなかない刺激を受けること。
今回もさまざまな角度からの刺激をうけることができた。





テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

翻訳本 | 22:39:28 | Trackback(0) | Comments(0)
海外で成功した日本人20人の人生    森 美知典 著 「日本を飛び出して世界で見つけた僕らが本当にやりたかったこと」
「日本を飛び出して世界で見つけた僕らが本当にやりたかったこと」
森 美知典 著

海外で成功した20人の日本人。
それぞれの考え方や生き方に刺激を受ける一冊です。




海外で活躍する20人の日本人に話を聞いて、一冊にまとめた本。

冒頭、インディー500で優勝して、
ニュースにもなった佐藤琢磨さんのインタビューが載っていて、
とてもタイムリーで興味深かった。

20人の中では一番、刺激を受ける人でもあった。

高校時代、自転車競技に打ち込んでいた佐藤さん。
通っていた高校に自転車部がないので、先生に頼んで、
部員は自分だけという、自転車部をつくり、
大会に出場できるようにする。

そして、強豪校の自転車部の先生に連絡し、
強化合宿に参加させてもらえるように掛け合って、
さらに強くなろうと努力している。

そしてF1の学校に入学するときも、
戦略を練って、高い倍率の難関を突破して入学する。

何事にも積極的で、戦略を練って目標を達成していく姿勢。
夢をかなえる人は頭の中も違っているんだなぁと感心した。

20人に共通することは、
考えを実行にうつしていること。
海外で働きたいと思う人は結構いると思うが、
実際にやっている人は少ない。
そして、成功している人はもっと少ないだろう。
一歩踏み出す勇気、成功のため戦略と努力。
どの人も、現在の成功までは簡単ではなかったようだ。
そういう意味で、忍耐力も必要だ。

20人の人生はそれぞれとても興味深く、参考になる。
それぞれのこれまでの人生がコンパクトにまとまっているが、
少し物足りない感じもした。
もう少し、一人一人の人生を掘り下げてほしかった。
中には離婚している人もいて、
なぜ離婚したのかを知りたくなった。
単なる興味本位ではなく、海外での生活が夫婦生活にどう影響したのか、
それぞれの考えの向かう先が違ってしまったからなのか。

登場するのは30代、40代の人がほとんど。
働き盛りの人たちの特集だから当然だが、
自慢話ばかりを集めているという印象も抱いた。

海外で生活しているもっと上の年代の人とか、
海外で生活していて、日本に戻った人や、
失敗を経験した人についても知りたくなった。

海外での生活を夢見ながら、
まずは日本での生活や仕事を充実させようと思った。








 






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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

| 12:42:30 | Trackback(0) | Comments(0)
日本文化研究者による、ちょっと刺激的な京都論。 井上 章一 著 「京都ぎらい」
「京都ぎらい」
井上 章一 著

日本文化研究者による京都論。
確立されたゆるぎない京都(洛中)の価値や地位を批判していて、
京都の中のヒエラルキーの存在に驚きまた。




著者は京都府生まれの日本文化や建築の専門家。
京都生まれと言っても、洛外といわれる嵯峨の生まれだそうだ。

まったく違う地方の生まれの人間からすると、
それほどの違いは感じず、
むしろ京都生まれということに少し憧れを感じる。

ところが、京都生まれというと、
京都市の中心部(洛中)の人から
異論が出るそうだ。
つまり、洛中からはずれていれば、京都にあらずということらしい。

歴史ある京都は、一見さんおことわりとか、
独特の文化を持っているとは想像していたが、
これほどエリート意識というか、自負の考えが強かったのかと
改めて驚かされる。

それは縁談においてもそうで、
洛外の人は相手にもされないようだ。
京都市の東、山科(洛外)の人の縁談があった女性の一言は、
驚くと同時にちょっと納得してしまった。

「・・・山科なんかいったら、東山が西のほうに見えてしまうやないの」


嵯峨とか宇治とか山科とか、
教科書なんかで目にした地名を
出身地といえるなんて、
ちょっとうらやましいと思うが、
京都の中ではそうではないらしい。


冒頭から前半は、著者の体験したり、見聞きした、
この洛中の人たちの洛外の人たちに対する差別を、
書き連ねている。
さすがにちょっと飽きてきたなと思ったところで、
京都の歴史や薀蓄が語られていく。

堅苦しくない読み物で、歴史や京都を知ることができるので、
とても面白く読んだ。

芸者が当初は男のことを言っていたとか、
寺が宿泊所を兼ねていたとか・・・。

特に面白いのは、鎮魂の寺についてのところ。
南北朝の争いで敗れた後醍醐天皇の魂を鎮めるために、
足利尊氏は天龍寺という寺を建立している。

そしてその事実が、梅原猛の法隆寺論につながる。
これは権力闘争にかった藤原氏が、
聖徳太子一族の鎮魂のために法隆寺を建立したというもの。

恥ずかしながら、初めてきいた話だったので、
とても興味深かった。

勝負に負けたものは、恨みを募らせ、
怨霊となっていろいろと世の中を混乱させる・・と
当時の人は考えたのかもしれない。
そのあたりを想像すると、
当時の日本人が精神や考え方が垣間見えるようで、
面白かった。

冒頭の洛外出身者の嫌な体験の話は、
ラストでうまくつながっていくのは、
さすがに数々の著作をあらわしているだけあるなと感心してしまった。





 






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テーマ:新書 - ジャンル:本・雑誌

新書 | 10:27:24 | Trackback(0) | Comments(0)
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